「もう開催しないで欲しい」なんて思われる行動は慎むこと

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国宝松江城マラソンを走りながら感じたのは、かなり多くの人に迷惑をかけながらマラソン大会を開催しているのということです。松江は島根で最大の都市ですが、公共の交通機関はそれほど豊富ではありません。

マラソン大会中には、道路を曲がれなくて往生している車を何台も見かけました。か観光バスがどうしても曲がりたかったのか、そこからかなり長い渋滞が発生していました。

周知が徹底されていないといえばそれまでですが、マラソンに興味がない人がわざわざどの道が塞がれているかなんて確認するわけがありません。「調べておけ」というのはランナー側、運営側のエゴです。

とはいえ、レースが始まってしまえば、文句をどれだけ言っても道が開かれるわけではありません。このため大会のコースというのはきちんと迂回路を用意しているものですが、それができるのも道路の数が多い都市部だからです。

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国宝松江城マラソンのように湖をぐるっと1周する設定になっていると、円の内側と外側が完全に分断されてしまいます。

それを改善すべきと言っているのではなく、そうやって迷惑をかけならがマラソン大会は開催されているのだということをわたしたちランナーは忘れてはいけません。

いくらお金を払って参加しているといっても、その地域のすべての人に歓迎されているわけではありません。

同じようなことを以前も記事にしていますが、こういうことはしつこいくらい言い続ける必要があります。少なくとも、コース外で立ちションをしたり、コース上にたんを吐くランナーがいなくなるまで。

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何も、地元の人たちの声援にすべて応えるべきなんて言っているわけではなく、追加で迷惑をかけたり、嫌な気分にさせたりしないために自分を律することが必要だと言っているだけです。

心に余裕を持って42kmを走り続ける。

心を失った状態でいくら速く走れたとしても、わたしはその人をすごいとは思いません。いや、そもそもマラソンで速く走れることと、人間的な素晴らしさはまったく関係ありません。

速く走れるから偉いなんてことはまったくなく、速く走れるというのは適正の問題であり、そういう体に生んでくれた親に感謝することはあっても、タイムが速いことを誇るのは恥ずかしいことです。

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もちろん、速くなるための努力を否定するつもりはありません。でも、努力は人に誇るようなことではありません。少なくともいい年した大人が、やるのはみっともない行為です。

成熟した大人なら、努力はしてあたり前であることを知っています。だから努力を怠ったと反省することはあっても、どれだけ頑張ってもそれを自慢するようなことはありません。

若いうちは別に、結果を追い求めてもいいとは思います。偉そうにしたらどういうことになるのかを身をもって経験し、そこから立ち直ればいいだけのことです。それも含めて人生経験です。

速く走ることではなく、きちんと準備をしてスタートラインに立ち、狙い通りのレース展開を行えたことは誇ってもいいかと思います。ただ、それも自分の中で小さくガッツポーズをするくらいで。

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それよりも、1日道を開けてくれた地元の人たちに感謝し、大会を運営してくれる事務局やボランティアさんに「ありがとう」と感謝の気持ちを声に出して伝える。それくらいの心のゆとりは欲しいところです。

まぁランナーにもいろいろな人がいると思います。それでも、地元の人たちに「もう開催しないで欲しい」なんて思われる行動は慎みましょう。それだけは全てのランナーに同意してもらえるとは思います。

今日の一枚

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国宝松江城マラソン翌日の出雲大社にて 縁は結ばれたかな


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著者:木下 斉
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