体幹を整えるということを理解するのに10年かかった

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ピラティスを習い始めたのは10年前。月に1〜2回程度のペースでほとんど同じ先生に教わってきました。いろいろあって、しばらくきちんとしたレッスンを受けれていませんが、ここにきてようやく「体幹」の意味が分かってきました。

ここまで来るのに10年。これが長いのか短いのかは分かりません。でも、ここまで何も分かっていなかったわけです。その自覚がなかったわけではありません。

体幹を整えても走りにはそれほど影響しない。これまではそう思っていたところがありました。ピラティスを習ったことで得られたのは、体の声を聞けるようになったのと、自分のイメージ通りの動きができるようになったくらい。

少し前に「背筋を使って走る」という考え方に気づいたときに、「これが体幹を使うということか」となったものの、いま思えばただの勘違いでした。

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でも、その先に今があるわけですから、まったくの見当違いというわけでもありません。

体幹を整えるときに、やっぱり重要になってくるのは背筋です。背中を軽く反るようにして、その状態で腹筋を軽く持ち上げる。これが体幹が整った状態のような気がします。

ものすごく安定感がありますし、「整った」感覚があります。走るときにも無理な力が入っていないので、思った以上にスピードが出ます。ジョグで走っているのに、5分20秒/kmくらいが簡単に出ています。

ただし、まだこの姿勢を維持するための筋肉が鍛えられていないので、本格的に走りに活きてくるのはこれからでしょう。

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いつも言っていることではありますが、これを他の人が真似てもわたしと同じ感覚が得られるわけではありません。おそらくほとんどの人が「走りにくい」を感じることでしょう。

わたしも、背筋を使って走るようになってから、まだそれほど長くありませんが、今回気づいたのは背筋も一定量ないと思うどおりには動かせないということです。

無い袖は振れないと言いますが、無い筋肉は使えないわけです。

そして、この筋肉を手に入れるまでかなり時間がかかりました。マラソンで走れる体を作るのに3年かかると言われていますが、まさに3年かかって、ようやく理想とする筋肉を手に入れたわけです。

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ランナーは手っ取り早く、速く走れるようになる方法を欲します。だから、フォアフットがいいと聞けばフォアフットの走りを取り入れたりしますが、そんなうまい話はありません。

マラソンは足し算のスポーツです。一つひとつ積み重ねることで成長できます。そのベースになる部分をコロコロと取り替えていたのでは、いつまで経っても成長できません。

効率のいい走り方というのはもちろんあります。でも、それを自分のものにするのにも時間がかかります。

自分が「これでいい」と思えたものをどこまで突き詰めていけるか。ランナーにとって、本当に大切な部分はそこにあるような気がします。何もマラソンに限ったことではありませんが。

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最近は何でも効率化とスピードが求められるようになりましたが、人間はそんな簡単に変わることはできません。精神的にも肉体的にも変化には時間がかかります。

体幹が整った状態がどういうものなのか理解するのに10年もかかるわけです。それはわたしが鈍いだけかもしれませんが、わたしなりには手順を踏んでいますし、かかるべくしてかかったのだと思います。

もしかしたら、ここがゴールではない可能性もあります。10年後に「あのときはまだ分かっていなかった」と言っている可能性もあります。体幹を理解できたのはスタートラインに立っただけですから。

大事なのはここから結果に繋げるということ。どうなれば結果が出たと言えるのかは分かりませんが、とりあえず週末の1人裸足24時間マラソンでどこまで走れるのか試してみようとは思います。

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もちろんすぐに結果が出るわけではないので、今回のタイムがベースとなり1年後、2年後に違いとなって現れる。そういうものだというのは理解しています。ただ、今回はかなり自分自身に期待しています。

過去の自分を軽く超えていける。根拠はありませんが。


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