感覚派のわたしが知識やデータを重視する理由

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1日2合の玄米を2日で2合の玄米に変えたところ、あっという間に体重が2kg落ちていきました。脂肪が落ちたのではなく、体内の水分量が減ったのでしょう。

体内に蓄えられているグリコーゲン1000kcalは、約1kgの水分を保有しています。体内に蓄えられるグリコーゲンが2000kcal程度とされていますので、お米を減らしてグリコーゲンの貯蔵がなくなったから2kg軽くなる。

もちろん、グリコーゲンの貯蔵が0ということもないでしょうから、脂肪も減ったのだと思います。これを減量と呼ぶかどうかは難しいところです。お米を食べればまた太るわけですから。

しかも、体内のグリコーゲン貯蔵量が少ないなら、マラソンは圧倒的に不利です。できるだけ早い段階で脂肪をエネルギーに変える走り方にシフトできないと、あっという間にガス欠です。

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実際に、ここ最近は練習中にガス欠に近い状態になることがよくあります。急いで缶コーヒーやエナジードリンクで糖分を摂取するのですが、面白いものでそれらを摂るとすぐに走れるようになります。

半分はプラシーボなのでしょうが、やはり脂肪をエネルギーにするには着火剤としての糖が必要です。

おそらくレース前に糖を摂取するよりも、ある程度体が温まったところで摂るほうが、脂肪は燃えやすいのではないかと思っています。これは感覚でしかないので、なんとも言えませんが。

ただ、レース後半でジェルなどでエネルギーを摂って、最後まで走りきれたという話をよく聞きますので、実際にそれほど間違っていないのだとは思います。

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体というのはとても分かりやすくできています。体の仕組みが分かってくると、自分の体がどうなっているかをイメージできるようになります。イメージができると、トラブルが発生したときに対処するのも簡単になります。

いきなり走れなくなっても、自分の体内に糖分が少ないのが分かっているなら、急いで摂取すればいいだけのことです。自分の体のことを知っていないいと、深刻なハンガーノックになることもあります。

大事なのは知識と感覚のいずれも軽視しないということです。

わたしは感覚派の人間なので、どうしても自分の感覚を重視してしまいます。でも、自分の感覚が研ぎ澄まされているときはいいのですが、疲労困憊で体の声が聞き取れなくなったときに危険な状態になります。

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もっとも、そうなるまえに立ち止まれるから感覚派なのですが。感覚を重視しながらもそのベースに正しい知識があるというのがわたしにとっての理想です。そもそも知識がなければ「存在」を確認することができません。

わたしたちが「犬」を「犬」だと認識できるのは、その存在を知識として知っているからです。知識がなければ不用意に近づいて咬まれるかもしれません。犬は遊びたがっているのに、その存在を知らなければ怯えてしまうかもしれません。

知識がないと正しく感じることができない。この表現は違和感があるかもしれませんが、わたしの中では真理だと思っています。だからわたしは知識やデータを重視します。

知識がなくそこにある道の存在に気付かなければ、間違った道を選んでしまう確率がとても高くなります。

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知識がきちんと付いていれば、間違ったダイエットをすることもなくなります。糖質制限をしている人も多いので、あれを否定すると角が立ちますが、バカバカしいダイエット方法だと思います。

糖質を押さえれば、体内に貯まる水分量は減ります。糖質なんて摂らなくても問題ないと主張する人もいて、その人の理屈からすれば糖質を抑えて2kg軽くなるのが正解です。

でも、体内の水分量が減るということは、肌の潤いなども失われてしまいます。少なくともわたしは、それが健康な状態だとは思えません。もちろん価値観は人それぞれですが、極端なことをするとどこかバランスが崩れるものです。

健康を無視してでも痩せなくてはいけない人もいるので、どうするのかは自由だと思います。でも、自分の体の声を聞けない状態、無視した状態で極端なことをするのは止めておくべきです。

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お前のグルテンフリーはどうなのだ?と言われそうですが、わたしのグルテンフリーはかなり緩いもので、主食に小麦粉を摂らないようにしている程度です。麺類は食べませんが揚げ物は食べます。

そしてわたしのグルテンフリーを続けている理由は財布に優しいから。という理由だけです。カフェでケーキやパンを注文しなくなったので、お財布にはかなり優しい状態にあります。

わたしは確かにグルテンフリーをしていますが、人に勧めることはありませんし、小麦粉アレルギーでないならする必要はないとは思っています。ジョコビッチが成功したのは、彼が小麦粉アレルギーだったからに過ぎません。

大事なのは、自分の体で試してみて、自分の体がどう反応するかを確認すること。その中で必要だと思ったものを残していくことです。その判断の中で知識はとても重要で、それを学ぶ姿勢を持ち続けることが大切だと、わたしは思っています。


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著者:安藤 寿康
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