良工は先ず其の刀を利くし、 能書家は必ず好筆を用う

  • 2019.09.26
  • (更新日:2019.09.25)
  • RUNNING
良工は先ず其の刀を利くし、 能書家は必ず好筆を用う

今週の土曜日はクリールのシューズトライアルに参加します。これでもう何年目でしょう。ランニングシューズ好きとしては、何時間もシューズを試すことができるこの上なく楽しいイベントです。

運良くポイント練習の日に重なっていたので、インターバル……はしませんが、約4時間あるので25kmくらいを走れたらいいなと。できれば30kmくらいは走りたいのですが、いかんせん履き替える必要もあるので。

何よりも疲労が出てきたら、シューズを正しく評価できません。そういう意味では今回は補給もしっかり考えようと思います。毎回おにぎりなどを買って持っていきますが、今回はエネルギー系のジェルなども使いながら。

あとはできるだけ多くのシューズを履きたいところですが、今回は全部試そうなんてことはせずに、気になるシューズに絞って少し長めに走ってみようと思います。それぞれにレビューを書けるレベルで走り込みたい。

RUNNING STREET 365の記事にするのがメインですが、自分に最適な1足を見つけ出したいという思いもあります。実はまだ、愛媛マラソンで履くシューズが決まっていません。

例年どおりadiZERO Japan BOOSTを履くのもいいのですが、自分に合ったシューズを選ぶことで、最後まで走り抜くことができるのではないかと。アディダスもナイキも足に合わないことはないのですが、GOODであってBESTではありません。

MEDIFOAMも足型が合いません。MERRELLのシューズは比較的足に合いますが、キロ4分15秒で走るためのシューズがありません。わたしの知っている範囲では一長一短といったところ。

市販品を選ぶというのはそういうことで、仕方のないことかもしれませんが「良工は先ず其の刀を利くし、 能書家は必ず好筆を用う」という弘法大師の言葉がありますように、良いシューズを選ぶというのはとても需要です。

「弘法筆を選ばず」なんてことも言いますが、上の言葉からも分かるように、弘法大師は筆を選んでいたわけです。

980円のランニングシューズを好んで履いていながら、何をいうのだと言いたいのは分かります。でも良いもの悪いものは値段では決まりません。値段というのは売りたい側が自分の利益を考えて付けるもの。

大体、大手メーカーのシューズが高いのは、世界中のクラブチームに何十億円ものスポンサー料を払っているからです。ランニングシューズ代金の半分は広告費みたいなものです。それはスポーツ業界に必要なものなので否定はしませんが。

「値段が高い=良いシューズ」ではないことだけ知っておいてもらえれば。

いまひとつだけ試していることがあります。ワークマンのアンバサダーになったわけですから、自分なりにワークマンのシューズを改良してみようかなと。そしてそれを提案して商品化に繋げてもらう。

そのために3足目のワークマン・ランニングシューズを購入しましたが、まだ片足しか改良していないものの、そこそこいい感じです。実際に走ってみないと分かりませんが、ベースが走れるシューズなので、まず問題ないでしょう。

それはひとつの案ではありますが、それとは別にやはり自分に合ったシューズを探すというのは永遠の課題です。MYROAD×ititexの和紙布シューズも好んで履いていますが、レース用というよりもリカバリー用です。

レース用で自分の足型に合っていて、さらにキロ4分〜4分15秒で最も効率良く走れるシューズ。どこかで妥協は必要ですが、最適解を見つける努力も必要です。完走するだけが目的ではなく、今回は1秒にこだわりたい。

そのために最高の1足を選び出す作業をしようかなと。リミットは年内でしょうか。選んだシューズに最適な走り方の微調整をするとなると、いくら適応力の高いわたしでも1ヶ月は必要です。

見つからなければ、MEDIFOAMとJapan BOOST、ペガサスターボのいずれかから選ぶことになりますが、いずれも理想のシューズではないだけに、やや不安が残ります。もちろんいい走りができなくても、シューズのせいにすることはありませんが。

いずれにしても、そのチャンスのひとつがクリールのシューズトライアルです。20足近く試し履きできるわけですから、そこで見つからなければ自分に適した1足というのは難しいかなとは思います。

これほどまでに魅力的なイベントなのに、人がそれほど集まらないのは、きっとランニングシューズ選びの楽しさを、わたしが伝えきれていないからなんだろうなとは思います。もしくは誰もシューズに興味がないか。

もしそうなら絶望的ですが、それでもシューズ選びの面白さや重要性を伝えるのもわたしの役割。これからも継続していくので、しつこいなと思わずについてきてください。

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