ランニングなら1ヶ月で見た目が変わる【ただし焦らず慌てずゆっくりと】

ランニングなら1ヶ月で見た目が変わる【ただし焦らず慌てずゆっくりと】

1ヶ月前のピラティスで大きな気づきがあり、肩の位置を変えたところ、これまでにはないほどの直進性を得られるようになりました。走りそのものが大きく変わった感覚がありましたが、1ヶ月経過したところで足の見た目そのものが変わってきました。

これまで使っていなかった筋肉が肥大し、使わなくなった筋肉が小さくなったことで、ランナーっぽい足になってきたのを感じています。足が太いのが悩みでしたが、ランニングフォームを変えたことで、こんな結果が待っているとは思いませんでした。

とはいえ、ランニングフォームを変えるというのは、体を作り直すことですので、当然といえば当然の結果です。そこで、今回は1ヶ月のランニングによって体の見た目がどのように変わるのかについてご紹介していきます。

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1ヶ月走れば筋肉が大きく変わる

骨折などで、運動ができなくなった経験のある人ならわかると思いますが、1ヶ月も運動ができないと筋力が一気に落ちてしまいます。これまで使ってきた筋肉が落ちるわけですから、頼りないくらい細くなります。

反対に、これまでランニングをしたことのない人で、比較的細身の人なら、1ヶ月で足が少しだけたくましくなります。足に凹凸ができて、スポーツをしている人の足のような見た目に変わります。

一方で、体脂肪率が高い人の場合には、思ったほど見た目は変わりません。足の筋力はアップしていても脂肪に埋もれているので、「1ヶ月もがんばったのに変化が見られない」となるわけです。そうなるとモチベーションを保てずにランニングをやめてしまいがちですが、実際には筋肉はきちんとついています。

筋肉の変化は、原則として超回復理論によって起こります。高負荷をかけて筋肉を傷つけると、筋肉が回復するときに以前よりも強くなります。そこでまた高負荷をかけるというのを繰り返すと、効率よく筋力アップできます。

このサイクルは1日トレーニングして2〜3日休むというのが基本ですので、1ヶ月のあいだに効果のあるトレーニングができるのは10日がいいところ。でも、10回もあれば筋力は大きく変わります。

見た目を実感したいときにやるべき3つのこと

もしはっきりとした見た目の変化を1ヶ月で実感したいなら、下記の3つを意識的に取り組んでください

  • タンパク質を多めに摂取する
  • 間食をやめる
  • しっかりと眠る

もう何度も言い続けていることなので、耳にタコができているかもしれませんが、体の見た目を変えるには食事と休養が全てです。筋肉アップのためにタンパク質を多めに摂取して、体脂肪を落とすために摂取カロリーを抑える。そして回復を促すために眠ることです。

特に体脂肪率が高い人が取り組むときにポイントになるのが、カロリー制限も合わせて行うということです。体脂肪が落ちないことには、ランニングで見た目の変化を感じることは困難です。

気をつけてもらいたいのは、このときに糖質制限などの極端なダイエットをしないことです。糖質制限をすれば体内の水分が抜けるので、最初の1ヶ月は簡単に体重が落ちますが、本質的ではありません。

これを守りながら3〜4日に1回のトレーニングを行えば、必ず結果がついてきます。ランニングフォームを変えるときも考え方は同じです。これまで使っていない筋肉を使うわけですので、この3点を強く意識しなくてはいけません。

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見た目が変わるまではランニングでの負荷をかけすぎないこと

ランニングをこれから始めるという人も、ランニングフォームを変えるという人も注意してもらいたいのは、見た目に変化があるまでは、トレーニングの負荷を高くしすぎないということです。

走った距離は嘘をつかないと言いますが、走れる体ができていないのに距離を伸ばせば当然ケガをします。実際にわたしは、この1ヶ月意図的に体をいじめてきましたが、想定したとおりに膝に違和感が発生しています。

これまでランニングをしてきた人は、距離に不安もないし、フォームを変えて走りが変わった場合には走るのが楽しくなり、いつも以上にスピードを出したり距離を踏んだりしがちです。でも、足は初心者のそれとほとんど変わりません。

特に関節周りは、これまでの走りのクセが残っているので、かなり無理をさせることになります。だから、焦らず慌てずゆっくりと。おそらく、これからわたしは、この言葉を何度も言っていくことになると思います。

もちろんランニングに限らず、何をするにおいてもです。

1ヶ月の継続で、変化を感じられるようになると、とにかくがむしゃらにがんばりがちですが、努力の方向性を間違えないことが大切。休むも練習。休むのはサボりじゃないので、ほどよく足を休ませていきましょう。

見た目を変えるためには、実はそれが1番の近道です。

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