長崎平和マラソンエントリー宣言!【30年ぶり2回目の長崎へ】

明日、長崎平和マラソンのエントリーが開始します。ライバルを1人でも減らすためにエントリー時間は伏せておきます。嫌な予感がしてるんです。久しぶりのクリック合戦になるのではないかと。県民枠が1時間で売り切れた注目の大会ですから。

言い忘れました。長崎平和マラソンにエントリーします。11月開催とはいえ、まだ新型コロナウイルスが収束するかどうかもわからないのに。正直走れなくて、返金がなくてもいいかなとは思っています。お金が返ってこない可能性に怯えて、長崎を走るチャンスを逃すほうが人生において痛手です。

目次

中学時代の修学旅行で訪れた長崎

長崎はあまり縁がなく(マラソン大会がなく)、中学時代の修学旅行で行ったのが最初で最後です。30年も前の話ですので、もはや記憶もほとんど残っていません。そもそも昨日の晩ご飯も思い出せないほどの記憶容量しかありませんので。

平和教育の一環ですね。小学校の修学旅行は広島でした。いま思えばあの年齢で原爆資料館を見れて良かったなと。大人になってから広島の原爆資料館に1回だけ行きましたが、ちょっと耐えられませんでした。たぶんいくつかの「死」を経験した今は建物の中に入ることすらできないでしょう。

それはともかく長崎です。長崎も平和教育の流れですが、あまり原爆のイメージがありません。いったい修学旅行で何を学んだのか……今は長崎と聞くと、なぜか佐世保が思い浮かびます。

村上龍さんの出身地であり、小説「69 sixty nine」の舞台でもある佐世保。映画「坂道のアポロン」も佐世保が舞台でした。映画といえば「解夏」は長崎が舞台です。長崎平和マラソンにエントリーできたら、アマゾンプライムでレンタルしてフライト中に観るとしましょう。

長崎はいつの間にかわたしの中で虚構の世界、ブラウン管の向こう側の世界になっていました。たぶん、あれから30年経過した今だから行く意味があるのでしょう。運命論者ではありませんが、すべてのことには意味があると思っているので、長崎で何かを手にするんだと思います。

マラソンが中止になっても長崎に行くきっかけになる

100歩譲って長崎平和マラソンが新型コロナウイルスの影響で開催されなくても、長崎には行くことはできます。外出禁止とかにまでなっていなければ……ですが、それを言い出すと何もできなくなります。

マラソンが中止になるくらいわたしにとっては大したことではなく、むしろ長崎に行けるということが大きなことで、この機会を逃してはいけないと、自分の中のリトル河童が申しています。なぜそう思うのかはわかりません。世の中には理屈では説明できないことがいくつもあります。

わたしはきっと長崎に行かなくてはいけません。もうそれは必然のようなもので、行くというよりも引き付けられるというほうが正しいかもしれません。その道しか目の前にはありません。それくらい強いエネルギーが作用しています。

そこまで言っておいてクリック合戦に負けたら笑えませんが、それもきっと大丈夫でしょう。根拠はありませんが、わたしが長崎に行くのが必然なら、クリック合戦に負ける理由はどこにもありません。長崎に行くことで何かが変わるという確信があるので。

でも、それはわたしの話であって、みんながどうなのかは分かりません。むしろ、みんなはきっと関係ないので、クリック合戦には加わらずに……と言いたいところですが、それはきっと焼け石に水。せっかくなら、気になる人はみんなエントリーしましょう。

長崎でどんちゃん騒ぎしましょう。

自分のためではなく平和のために走る

長崎平和マラソンは11月開催ですので、おそらく裸足で走るはずです。でも、できるだけ控えめに走りたいなと。だから河童を被るかどうかはわかりません。平和のために走ることと河童が相容れることができるなら、いつもどおりの正装をしますが、そうでないなら普通に走ります。

このマラソンを走る意味は「祈り」にあるんだと思います。原爆投下という悲劇を繰り返さないための祈り。祈りのために走るわけですから、おちゃらけた感じはふさわしくありません。不真面目なわたしだってTPOはわきまえています。

自分だけの祈りは決して大きな流れを生み出しませんが、1万人が祈ればそれはパワーになります。スピリチュアルなんて信じていませんが、祈りにエネルギーがあることくらいはわかります。笑顔にエネルギーがあるのと同じで、祈りは何かを動かすエネルギーになります。

だからきっと走ることになっても、裸足で粛々と42.195kmを走るのでしょう。「悼む人」として。

なんだかこうやって書いていると、自分の過去がどんどん繋がっていくのを感じます。やっぱりこのタイミングで長崎に行くべきなのでしょう。マラソンを走れようとも走れなかろうとも。

長崎平和マラソン一緒に走りませんか?

別にわたしは長崎平和マラソンの関係者ではありませんし、利害関係もまったくありません。でも言わせてください。長崎平和マラソンを一緒に走りませんか?実際に会えるかどうかはわかりませんが、同じスタートラインに立ちましょう。

そして祈りのために走ってみませんか?記録なんて気にせずに、42.195kmに想いを込めて走りましょう。

先が見えないのにエントリーはしづらいかもしれませんが、未来は自分たちで切り拓いていくものです。誰かが世界を変えてくれるのを待っていても何も変わりません。この閉塞感を突き抜けるために未来にひとつマイルストーンを置いてみましょう。

目標が定まればモチベーションも上がります。

蓋を開けてみたら、数日間エントリーできたなんてことになるかもしれません。他のマラソン大会もかなり苦戦しているようです。そんな中で長崎平和マラソンだけが上手く集客できる根拠はありません。

でも直感が教えてくれます。これは無理してでも走ったほうが良い大会だと。そしてクリック合戦になる可能性がかなり高いと感じています。だからみんながエントリーするとわたしが苦しくなりますが、それもまた縁というもの。

走れなかったら沿道から精一杯の声援を送ります。前日に長崎の街で酔いつぶれていなければ。

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