早くも250kmに挑戦することが決まった話【東西対抗東海道53次ウルトラマラソンは終わらない】

2日前からUberEatsの配達をしています。250kmを走った疲労感はあるものの1月16日に東海道の再チャレンジをする予定で、休んでばかりもいられません。コンディション的にも懐事情的にも。何の再チャレンジかというと、2日間で250kmを走るというもの。

個人的には今の実力では無理だと分かっているのですが、今回の参加者に煽られる形で再び東京日本橋のスタートラインに立つことになりました。無理ならやめておけばいいと思うかもしれませんが、男には無理だと分かっていても逃げてはいけないときがあります。今回がそのときなのかどうかは知りませんが。

ただ、今回は次に繋げるという意味があります。これまでのように「なるようになる」とがむしゃらに走るのではなく、きちんとペースを計算して、それができなかったときには、何がダメだったのか考察していこうかなと。そのために、摂取カロリーや通過タイムなどを書き出して、それに従って走ります。

1日目に三島まで行けないようなら、そこで終了。三島に到達できれば、次の日の足の状態次第。予定通りのペースで沼津まで走ることができれば、行けるところまで走りますが、まったく足が動かないようならそこで終了。2年前は藤枝の手前まで行けましたが、1日目の箱根越えで足裏を痛めてしまい、ほぼ歩き状態。そう考えると「走れる」なら2日目に天竜川まで行ける可能性もあります。

ただ、それは単なる皮算用で理想と現実は違います。そもそも、初日に箱根越えできるだけの走力を備えていないという自覚があり、それは筋力不足が原因であり、これから10日程度で解決する問題ではありません。ただ、今回250kmを走ったことを体が覚えています。これがプラスに作用すれば……250kmは無理でも箱根越えくらいは出来そうな気がします。

もちろん天候にもよりますし、自分がコンディションを取り戻せなかったらアウトです。期待値抜きで考えれば、初日に箱根越えまでできる可能性は10%、天竜川まで走れる可能性は0%です。そもそも日本代表クラスでも達成していないわけです。凡人がなんとかできる問題ではありません。

おそらくウルトラマラソンを知っている人なら250kmを2日なら難しくないと思うかもしれませんが、東西対抗東海道53次ウルトラマラソンの難しさは、23時から5時まで走ってはいけないことにあります。6時間も体を休めると、体はレースが終わったと思ってリカバリーモードに入ります。そうなると、体が思うように動かなくなります。

24時間で250kmを走れる人は、多くはないもののそれなりにいます。東西対抗東海道53次ウルトラマラソンは33時間もあります。33時間で250kmを走れる人となると、さらに多くなるでしょう。100kmのウルトラマラソンを10時間以内で走れるなら、きっと問題なくクリアするはずです。でも6時間の休憩がすべてを難しくします。

ではなぜそんなルールにしたのか。答えはシンプルです。「危険だから」これだけです。冬の夜中に走るのはかなり危険です。それも眠気と戦いながらとなると、何が起きてもおかしくありません。大会の運営者として、それだけは回避したいという思いがあり、夜間のランニングに制限を設けました。

これにより、どこに泊まるかという計画性も求められるようになりました。例えば東軍は箱根を越えるかどうか。それ以前に小田原まで行くか、それとも平塚でやめておくかなど、様々なシミュレーションが必要になり、それを実行するための走力も求められます。ただ速ければ勝てるというわけではないのが、東西対抗東海道53次ウルトラマラソンなのです。

いや、そもそも個人の勝利に何の意味もありません。チームの勝利のために走るのがこの大会の特徴です。今回、西軍は全員をゴールに連れて行くというミッションを掲げて、エースがあえてペースを落として全体を引っ張りました。結果的に東軍の勝利になりましたが、この作戦もやり方次第では間違いではないことを示してくれました。

ただ、彼も本気で挑戦したらどうなのかを知りたいという宿題を残した形になったので、再チャレンジとなったわけです。そして私がそれに巻き込まれた形ですが、やるからにはベストを尽くすのが私のやり方。成功しなくても、爪痕は残します。そして、いつか誰かが2日で走り切るためのノウハウになればと考えています。

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