履きこなせると履きたいは違う【ワークマン アスレシューズ ドリブンソールをレビューしてみて】

UberEatsの配達をすると1時間ごとに10kmくらい自転車を漕ぎます。エリアと時間帯によって違いはあるかもしれませんが、稼ぐことを考えたとき、この移動距離を少しでも短くすることが重要で、なおかつ回数を多く配達するのが理想です。

私もその工夫はしてて、拠点となるエリアを固定して、そこからあまりにも離れた場所ではピックアップしないようにしています。すべてを受けていたら、どこに飛ばされるか分からないので。ドコモのレンタサイクルがあったときは、どこでも返せたので気にしませんでしたが、自分の自転車だとそうもいきません。

ちなみに外国人配達員の多くが、まだドコモのレンタサイクルを借りています。1日1500円を払っているのか、月額2000円で連続30分まで乗り放題のプランにしているのかは知りません。お互い関与しないのがUberEatsの配達員。外国人ともなると、言葉の壁もあるので余計に話をすることもなく。

それはともかく1日60〜80kmくらい自転車を漕ぐのですが、消費カロリーでいえばフルマラソンよりは少し少ないレベルです。ところが、毎日の疲労感が思いのほか高いので、自分なりに何がおかしいのかを考えてみました。そしてたどり着いた答えが、自転車だとランニングでいうジョグの状態にできていないということです。

ランニングでは力を抜いてゆっくり走れるのに、自転車だとそれができていません。技術が足りないのか、筋力が足りないのか、そもそも自転車にそういう考え方があるのかもわかりません。でも自転車でも何百キロも走る人たちがいます。本能のまま漕いでいるわけがありません。

これができるようになると、配達がずいぶんと楽になるような気がします。逆に、これができないといつまでも、毎日疲労困憊で帰宅することになり、5日連続の配達などできないわけです。ただ、自転車はゆっくり漕いだからといって楽なわけではなく、おそらく最適なギアや回転数などがあるのでしょう。

道具を使うというのはそういうことです。ランニングシューズも同じで、最適な走り方というものがあります。ワークマンの新作ランニングシューズ「アスレシューズ ドリブンソール」について、RUNNING STREET 365でレビューを書きましたが、これもなかなか履きこなすのは大変でした。設計意図を深読みしすぎて、無理な走り方をした結果、ちょっと膝を痛めました。

実は履くまでもなく、ワークマンの新作シューズの特性はわかっていました。外観を見ればどんな走り方が適したシューズなのかくらい大体わかります。でも、それだけを書いても面白くないわけです。ランニングシューズのポテンシャルを最大限に引き出すのが私の仕事ですから。だから、見た目からは想像もつかない走り方をしたら……

こういう失敗はよくあります。失敗の中にも発見があるし、痛めたとしても無理はしないので1週間安静にしてそのあと裸足ランニングをして整えればすぐに治ります。だから、ランニングシューズを履くときにいろいろと試すわけです。ワークマンの新作「アスレシューズ ドリブンソール」もスピードを出してみたり、長い距離を走ってみたりしましたが、結局ファーストインプレッション通りでした。

RUNNING STREET 365に詳しく書いていますが、踵着地で足裏を転がして体重移動させるシューズ。個人的にはあまり好きではないタイプです。シューズの良し悪しではなく、自分の嗜好と相性、方向性の問題です。私は裸足ランニングを基本としているので、走らされる系のシューズは苦手で、やはり薄くて軽いシューズが好きです。

だから楽して走れるシューズに魅力を感じません。Adizero Adios Proを2足も玄関に置いている人間が言っても説得力がないのですが、1番好んで履いているのはワークマンの980円シューズで、次にメディフォームのレーシングシューズです。どちらも軽量で片足200gもありません。反発も少なく迷うことなく走れます。

ただ自分に合うことと、他の人に会うかどうかは別問題。基本的には面白いシューズだと思います。初心者向けで売り出すと思いますが、ウルトラマラソンへの適性があり100kmくらいは問題なくこなせます。願わくばあと50g軽ければとは思いますが。「アスレシューズ ドリブンソール」の発売は2月中旬とのことなので、RUNNING STREET 365の記事を読んで気になる人は楽しみにしていてください。

RUNNING STREET 365
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