知識を武器にする【才能のないランナーが結果を出す方法】

  • 2021.05.26
  • (更新日:2021.05.25)
  • RUNNING
知識を武器にする【才能のないランナーが結果を出す方法】

2日前に大山トレイルを走ってきました。久しぶりの単独走でそこそこいいペースで走れるかなと思っていたら、山頂手前で急にガス欠に近い状態になってしまい、そこからはほぼハイキング。下りも走れず、ただの苦行にしかなりませんでした。ガス欠の理由は簡単で、6日連続でUberEatsの配達をした後だったから。

もしかしたらという想定はしていましたが、100km毎日走れることを目標としている身としては、グリコーゲン不足がどれくらい影響するのかを知りたかったのもあって、おにぎりを2個だけ持って走りました。完全に足りていなかったようです。ロードならなんとか誤魔化せたかもしれませんが、トレランは無酸素運動も行うので、グリコーゲンも糖も必要。

のんびりと山を降りながら感じたのは「フルマラソンで失速した時や、ウルトラマン後半に近い感覚」だということ。フルマラソンもウルトラマラソンも、一般的には「有酸素運動」で脂肪を燃焼させて走るとされています。でも、実際にはそれなりのスピードで走ると糖もグリコーゲンも枯渇します。だから、補給が必要になるわけです。

フルマラソンでも裸足でテクテク走るなら、レースが終わって糖やグリコーゲンが枯渇した感じにはなりません。要するにマラソンは有酸素運動と無酸素運動の両方が行われていて、出力が高くなると無酸素運動の比率が高くなって、糖やグリコーゲンを多めに使います。

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もちろん有酸素運動であっても、グリコーゲンは脂肪をエネルギーに変えるために使います。いずれにしてもグリコーゲンは長い時間走っていると不足します。マラソンでは30kmくらいで枯渇するから、よく「30kmの壁」なんて言われます。枯渇したらどうなるか?筋肉を分解してエネルギーにします。追い込んだフルマラソンで翌日筋肉痛で歩くのも困難になるのは、このためだと私は考えています。

筋肉を分解するわけですから、筋肉の繊維がブツブツ切れていくわけです。だから、枯渇状態が長く続く万里の長城マラソンのようなレースでは、1週間くらい歩き方がおかしくなります。筋肉が再生するのにそれくらいの時間がかかるのでしょう。だとすれば、ロングランをする場合は、絶対に糖やグリコーゲンが不足しないように心がける必要があります。

そのためにどうすればいいかと言うと「食べ続ける」しかありません。走りながら常に糖を摂取する。合わせて水分も。そんなことができるのか分かりませんが、少なくとも理論的に破綻しないかどうかの検証をしてみる価値はあります。消費される糖やグリコーゲン、水分を補いながら運動を続けることは可能かどうか。机上の空論であっても、まず理屈が通っていないといけません。

理論的に成立するなら、後は自分の体で試すだけです。またUberEatsの配達を6日連続で行い、その状態で大山を走る。そのときに理論的に正しいとされる補給を実行して、最後まで走れるかどうか。これはかなり楽しそうですが、まず理論の部分を固めるのにまとまった時間が必要かもしれません。こういうのは大学時代とかにしておくべきことですよね。

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ただ、今はインターネットで様々な論文を無料でチェックできる時代です。独学でもかなりのレベルの知識を身に付けられます。私のように走る才能に恵まれていないランナーも、理論武装して自分のポテンシャルを引き出せる時代なのです。それを活かさないのはもったいないことです。まぁ楽しく走れればいい人には、どうでもいいことでしょうけどね。

糖やグリコーゲンが枯渇しない補給を理解できたら、白龍走にも活かせるのではないかと思っています。白龍走は3kmちょっとのコースなのに、2/3が階段なのでトップランナーでも30分前後かかります。最初は走れても階段を進むにつれて、糖もグリコーゲンも枯渇して筋肉が動かなくなる。ならば、走りながら補給したらどうなるか。スタート直前まで補給することで走り続けられるのではないだろうか。

もし可能ならランニングの概念が変わります。ただ、結局は出力とのバランスになるとは思います。補給が間に合うレベルのスピードを見つけること。それはきっと歩くよりも、ほんの少しだけ速いくらいのペースになるはずです。それでも白龍走で戦うことはできます。ただの取材ランになるかなと思いましたが、検証の場としては面白そうです。

これはきっとフルマラソンにも活かすことができる知識です(理論的に可能なら)。練習して走力を高めるのも大事ですが、勉強して知識をつけることで速く走れるとしたら、それが私の個性になります。だからなんだという話ですが、シンプルに速く走りたいだけです。ただがむしゃらに走るのではなく、理論的に正しく走る。それがハダシストスタイルになればいいなと。

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