思うように走れていないとき私の部屋が荒れていく【ランニングで心を整える】

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昨日の夕方は雨でランニングなし。前日は撮影のためにトレイルを軽く走ったものの、トータルで1kmも走っていません(そこそこ歩きましたが)。2日連続で走っていないとソワソワするものです。それは走力が落ちるからというのではなく、自分の中にどんよりとしたものが溜まっているような状態で、どことなくすっきりしない感覚があります。

そういうのを感じると、自分にとって走るとは何なのかを考えてしまいます。今のトレーニングはコロナ禍前の状態にまで体を戻すことを目的に行っています。そのためのカラダづくりをしている段階で、別に走りに行けなくてもサボリ筋トレーニングもできますし、普通の筋トレもできるので別に数日走れなくても問題ありません。

むしろカラダづくりということだけを考えれば、恵みの雨とも言えます。走りに行けるとなるとサボリ筋トレーニングや筋トレを休みがちになってしまうので。でもその目的とは違った次元で体が走ることを求めています。速くなりたい、強くなりたいというのとは違う軸が私の中にあるようです。

それはきっと「整えたい」という感覚。体と心を整えるために走りたい。逆に言えば走れていないと、体と心が乱れていきます。「健全な精神は健全な肉体に宿る」と言ったのは、古代ローマ時代の風刺詩人ユウェナリス。走って体が整っていないと、心も整いません。

私の場合は心が整っていないのはすぐにわかります。それは自分の内側ではなく部屋の散らかり具合に現れるので。心が整っていないときの部屋の荒れ具合はとてもひどく、今がまさにそんな状態です。間違ってもいきなり我が家に押しかけてこないようにしてください。部屋を見せられないので門前払いします。

それは冗談としても、迷いがあったり仕事でいっぱいいっぱいになっていると、見事なくらいに部屋が荒れます。荒れるといってもそもそも物が多くないので30分あれば片付くのですが、その30分で片付くことですらやらなくなります。そして心が落ち着いてて片付けられる状態になるのをひたすら待ちます。

思うように走れていないと部屋が荒れやすい。こういうときは仕事もやや雑になって失敗したりします。そうならないためにはやっぱり走るしかありません。筋トレではどうにもなりません。走ることで整う感覚は筋トレでは得られません。むしろ筋トレは整うというよりは乱すトレーニングのように感じています。

筋トレをすると思考が荒々しくなってしまうのですが、それはきっとテストステロンなどのホルモンとか脳波などが影響しているのでしょう。私は筋トレがあまり好きではないのですが、精神的に高ぶってしまうところが好きになれない要因のひとつだと思っています(好きではないのですが、必要だからしています)。

そう考えると、自分を高めるためのランニングというのは私との相性が良くないのかもしれません。できるだけ穏やかでいたい私にとって、向上心というのはある意味ストレスであり、気持ちが高ぶってしまう筋トレなんてしたくないわけです。でも、これはやると決めたことなので今は継続しますが。

でもランニングをしているのは人生を充実させたいためで、生き方にマイナスな影響を与えるなら、それは見直す必要があるかもしれません。自分を解放するためだけに走る。インターバルとか距離走とかテクニカルなことをすべて捨てて、本能のままに走る自分を目指す。

そうすれば部屋が荒れることもなく、仕事も順調に進められる気がします。でも、まだその領域には入れません。やっぱり自分の限界を知りたいですし、どこまでも追い込むような練習をしている自分が好き。それと穏やかでいることは両立できないのですから、今は部屋が荒れているのもある程度許容するとします。

ただ、度が過ぎてきたなと感じたら息抜きも必要。追い込むだけでなく、ただ純粋に走るのを楽しむ期間を作ること。愛媛マラソンまでまだまだ時間は十分にあります。ずっと緊張の糸を張り続けるなんてできませんので、時には部屋がきれいになるまで緩めてみようかと思います。

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