雨が降ったなら傘をさして走ればいいじゃないか【天候を言い訳にしない】

昨日は少し長めに走ろうと思って、いつもより30分早くランニングを始めました。天気予報は30分後に雨の予報で、雨雲レーダーもしっかり降るとのこと。だったら傘を持って行けばいいじゃないかと、傘を片手にランニングスタート。案の定30分後から雨脚が強くなって本格的な雨に。

ただ数日まともに走れていなかったので、そのまま帰るのも嫌だなと思ってそのまま傘ラン。旅ランでは傘ランはよくやります。昨年の東西対抗東海道53次ウルトラマラソンでもスタートが雨で、傘をさして走りました。私はあまり腕を振らないタイプなので傘をさして走るくらいは別にどうということはありません。

フルマラソンを走るのに、片手に500g以上あるデジカメを持って走っているわけですから、折り畳み傘くらいなんてことありません。ちなみに私の傘は無印良品の軽量折り畳み傘で160g。どうやら最新モデルは120gなんだとか。軽ければいいという話ではありませんが、今の傘が壊れたら買い替えるとしましょう。

傘なんかささずに濡れてしまえばいいと思うかもしれませんが、さすがに気温20℃くらいの中でのシャワーランをするのは風邪を引くリスクがあるのでやりません。レインウェアを着るというのもありですが、私が最も嫌なのが顔が濡れること。眼鏡をかけているというのもありますが、本能的に顔が濡れるのが嫌。きっと前世は猫だったのでしょう。

いずれにしても練習で傘をさすのは初めてのこと。これまでは雨が降ったなら筋トレか練習は休みにしていましたが、なぜ気づかなかったのでしょう。傘をさして走ればいいだけどいうことに。それもこれまでやってきたことなのに。さすがにポイント練習はできませんが、ジョグならまったく問題ありません。

そして雨でも走れることを知ってしまったら、もう雨を言い訳にすることができなくなります。雨でもジョグならいつもどおりできますし、ポイント練習の予定日なら筋トレを入れる。まるでランニングを生業にしている人のようですが、ランニングを生業にしている人はきっと傘をさして走らないので……

傘をさして走るというと、けっこう驚かれます。そこそこ走れる人も「それは真似できない」と言います。きっと真似しようとしたことがないだけだと思うのですが、腕振りをするタイプの人からすると、傘をさして片腕の動きを封じられると、どうやって走っていいのかわからなくなるのかもしれません。

それも片腕だけ使えないというのがアンバランスで、走りにくくなるというのも考えられます。そもそも私がいつから傘をさして走れるようになったのかもわかりません。ただ、カメラを片手に走った初期の頃から、違和感はほとんどありませんでした。バランスが気になって、片手にパンダのぬいぐるみを持っていた時期もありましたが。

傘をさして走るのに重要なのは言うまでもなく体幹。でも個人的には「体幹」と表現するのは好きじゃないです。とても抽象的で本質が見えなくなるから。とはいえ他に表現がないので体幹と呼びますが、おそらく体幹が安定してないと傘をさして走ることはできません。確信を持てないのは体幹が不安定だった時代に試したことがないから。

ピラティスのレッスンで腕と体幹を切り離す動きをするのですが、これをするには身体の軸、体幹がしっかりとしている必要があります。それでいて脱力も必要で言うは易く行うは難しの典型かもしれません。きっとこれを読んで真似をしようとしても、できる人は限られています。時間を掛けて習得していくタイプの身体の動き方ですので。

ただできるようになっておいたほうがいいような気はします。身体を意識的に連動させたり、連動を断ち切ったりできるというのは自分の体をコントロールするうえでとても大切なこと。そのための入口として傘ランというのはありなんじゃないかなと思います。私は身体をコントロールできるようになったから傘ランができますが、反対に傘ランをして身体をコントロールできるようにする。

もっともそれが走力にどれくらい影響するかはわかりませんけどね。ただ身体を上手にコントロールできるようになると、そこそこ長い距離を走れるようにはなります。走りに無駄がなくなるイメージです。まぁ世の中のランナーのほとんどが100km以上走ることを想定していないので、無駄なスキルかもしれませんが。

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