自分の体と対話することの大切さ【最初は聞こえなくても継続が大事】

  • 2021.09.26
  • (更新日:2021.09.25)
  • RUNNING
自分の体と対話することの大切さ【最初は聞こえなくても継続が大事】

たった1日のことなので、たまたまなのかもしれませんが、朝ごはんのチキンサラダを蒸したさつまいもに変えた日のこと。UberEatsの配達で久しく味わったことのない太ももの張りと、いつも以上の疲労感がやってきました。走った距離はいつもと変わらないのに。ただ前日にインターバルをしていますし、当日はランウェイの練習会なので筋トレ中心。グリコーゲンが枯渇していたのは間違いありません。

ただ似たようなことはこれまでもしてきましたが、これまでは「体が重いけど、動き出したらなんとかなる」でしたが、今回はその真逆で「体はいけそうなのに、坂道を登ろうとすると半端ない疲労感がある」状態でした。たった1日の変化で、そこまで大きく変わるとは思えないので、たまたま説に1票入れたいところですが、たまたまと決めつけるのも早計。これからしばらく変化を追うとします。

間違いないのはグリコーゲンの不足が起きていたということ。おにぎりやパンを食べて少ししたら問題なく坂道を上れていたので、糖質が足りていなかったのでしょう。マラソンに限らず、旅ランでも後半は足が重くなります。それを「疲労」と呼ぶわけですが、簡単に「疲労」という言葉だけで片付けてはいけないような気もします。以前も話しましたが、疲労ではなく「疲労感」である可能性もあるので。

少し乱暴な説明になりますが、体内に活性酸素が溜まると、私たちの脳は「疲労している」と感じます。筋肉を使うことで活性酸素が出るわけですが、足はまだ筋力的な余裕があっても、活性酸素が過剰に生成され、走れなくなることもあります。いずれにしても、疲労感は体を休めるための信号です。これ以上はやってはいけないという警告のようなもの。だから本来はそこが止めどき。

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みんなこの止めどきを軽視するから、あちこちケガをするわけです。オーバートレーニングですね。時々、やりすぎと最適の境界線を知りたいという人がいますが、その境界線は自分自身の体が知っています。むしろ自分自身の体しか知りません。なぜなら、止めどきは人によって違うから。スクワットをするのに50回が適量な人もいれば、100回が適量な人もいます。同じ人でも、その日のコンディションによって「最適値」は違います。

だから体と相談しながらトレーニングする必要があるのですが、大抵の人は体の声が聞こえてないから、負荷不足やオーバートレーニングになります。どちらになるかは人によって違います。傾向としては、努力は裏切らないという強い信念のある人ほどオーバートレーニングになりやすく、自主的にはトレーニングできない人ほど負荷不足になりがちです。ただ、どちらも不正解であることには違いありません。

きちんと体と向き合って、自分の最適値を探す。ただ、疲れている気になっているだけなのか、それとも本当に疲労状態にあるのかきちんと見極めること。その日に食べたもの、かけた負荷の量、睡眠状態など総合的に判断して、さらに負荷をかけるか引き上げるかを見極めること。ちなみに迷ったら切り上げることです。ランナーに限らず、アスリートに1番良くないのがケガです。

負荷が足りないのは成長速度を緩めますが、それでもプラスにはなります。でも、ケガはマイナスにしかなりません。人によってはスポーツができない体になることもあります。だから、疲労を感じたら「休む」がリスク回避のポイントです。自分の体の声がきちんと聞けるようになったら、休むかトレーニングを継続するかを決めればいいんです。

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厄介なのは体が本当に声を出してくれるわけではなく、体の声を聞けるようになるには、普段からそれを意識しておく必要があります。自分の体がいまどのような状態にあるのかを、できるだけ正しくイメージすること。その繰り返しが、体との対話につながります。体との対話が上手くできるようになると、ケガをすることも自然となくなります。

そして体との対話ができるようになると、何を食べるべきか、どのようなトレーニングをすればいいのか興味が湧いてきます。自分自身の体を使った壮大な人体実験。この域になると、もはや自分のマラソンのタイムなどどうでも良くなります。トライアンドエラーを繰り返しながら、自分なりの答えを見つけて、それをさらにブラッシュアップしていく。どんどんと体との対話が上手くなっていきます。

すべての人がそのような状態になるといいのですが、誰にでもできることではないのかもしれません。そもそもそれをできるようになりたい人も少数派かと思います。体の声を聞けるようにすると選手寿命が伸びるよと言っても、それに対するエビデンスがあるわけでもないので、私は積極的に誰かにそれを教えたりもしません(練習会は別として)。でも自分なりに確信はしています。このやり方でいいのだと。

きちんと体と対話して、目指すべき自分の姿に少しずつ近づいていく。この先に自分の追い求めていたものかあるはずです。とりあえずは筋肉を落として走れる体に作り替えること。その過程で想定外のトラブルも起きるでしょうが、冷静に対応して体をマラソン仕様に戻していきます。推測どおり体重が落ちるといいな……いや、落ちないと困ります。愛媛マラソンまであと4ヶ月しかないのですから。

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