第31回ぐんまマラソンを走ってきました!【1年半ぶりのフルマラソン】

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あれ?サブ3.5を愛媛マラソンでクリアするためのトレーニングの一環としてのぐんまマラソンだったのですが、なぜかサブ3.5を達成してしまいました。事前に伝えていた通り、30キロまでのペース走のイメージで走り、30キロ以降は無理のないペースで走ったのに。逆にペースを落としたから、大失速を防げて棚ボタしたのかもしれません。

いずれにしてもぐんまマラソンで達成したので、愛媛マラソンの目標を変更しなくてはいけません。それはまた別の機会に話すとして、今回はぐんまマラソンの振り返り。RUNNING STREET 365の記事を書いたばかりで頭の切り替えができていませんが、内容が重ならないよう。自分のことを中心に書いていきます。大会そのものが気になる人はRUNNING STREET 365の記事をチェックしてください。

目次

コンディションはやや悪い感じ

今回は前橋に前泊でした。流石に始発でも間に合わない感じでしたので。前泊するなら街ブラしますよね。なぜ前橋が県庁所在地なのかとか、いろいろ気になっていたので。そのあたりの歴史も学んで、後はちょっと仕事もして、飲みにも行ったら寝る時間がいつもより遅いという……欲張りなんです。なのでマラソン当日の朝のコンディションはいまいち。

あと1時間寝れたら……いえ、自業自得なので仕方ありません。結果的にはホテル選びを間違えました。ホテルそのものに問題があるのではなく立地が。安さ重視で駅から1キロ離れたホテルを選んだので、シャトルバスに乗るために15分歩く必要が。ぐんまマラソンを走る人は、数千円をケチらずに、駅前のホテルに泊まるのがおすすめ。東横インがベストです。ただ繁華街が遠いので、前夜祭したい人にはお勧めしませんが。

荷物が重たいのも失敗。ホテルが駅前ならホテルに預けるとかできたんですけどね。前日はノーラン、前々日は軽めにしたので、コンディションはそこそこ上がることを期待していましたが、どこかで久しぶりのマラソンということに舞い上がっていたのでしょう。まぁそれも含めての愛媛マラソンのシミュレーションみたいなもの。本番では失敗しないように気をつけます。

実際にアップで少しだけ走りましたが、心拍数の上がり方が良くありません。マスクをしていましたが、それとは関係なく心拍数が高め。スタートする前から不安要素しかなかったのですが、今さら逃げ出すわけにもいかず。少なくとも30kmは追い込んで走ることが最低限の課題。ここでも書いたことなので。そうそう、今回もこのブログの読者さんが声をかけてくれました。思うように走れなくて難しそうな顔してなかったかな……

いきなりキロ4分30秒が出ない

調子がイマイチ感が強かったので、アップはそこそこにして体力温存作戦。完走するイメージもできないままスタートブロックに整列しました。こういう時は走り出してしまうのが1番です。ところがスタートのときにやるべきことがいっぱいあって、スタートで大失敗。写真を撮らなきゃと思ってそこに集中していたらランニングウォッチをスタートさせるのを忘れて、なおかつマスクを外そうとしたら、イヤフォンに引っかかり……

これはまずいと思って、歩道に上がって仕切り直し。そうこうしていたら、あっという間にBブロックの最後尾。踏んだり蹴ったりのスタートでしたが、逆に割り切ることができました。最後尾なら周りに流されることもありません。自分のペースで走り出すことができます。そこから1人ずつ抜いていくわけですが、やはり思ったよりもペースが上がりません。

軽い上りだったのも影響しているのですが、そこそこスピードを出しているつもりだったときのペースが4分30秒。本来なら余裕を持って4分30秒でなくてはいけません。なので早い段階で見切りをつけました。この日のペースは4分40秒だと。それを維持して30kmまでが目標。ただしアップダウンしかないコースなので、ペースは厳密にせずに感覚任せです。時計を見ると萎えてしまいそうだったのもあります。

もちろんこれは想定内。そもそも気温が20℃以上あるので心拍数は普段の5〜10は高くなります。こうなるとペースは落ちて当然。むしろ慌ててペースを上げると、後半にガス欠して終わるということくらい、流石にもうわかります。大事なのは30kmまで負荷をかけて走り続けることです。そこまでは潰れるわけにはいきません。

24キロで走り方を従来のタイプに戻す

スタートしたときは、いま取り入れている走り方を採用しました。腰を高くして、しっかりと足に体重を乗せて重心移動する。これで20km以上走ったことがないのですが、筋肉に負担を掛けにくいので、リカバリーが早まるという利点があります。ただまだしっくりきていないのもあって、20km手前から疲労感が出てきたので、24km過ぎに従来の走り方に変更。

こちらは重心を落として地面をグイグイ押すように走るスタイル。新しく取り組んでいる走りとは、メインで使っている筋肉が違うのでとりあえず、落ち掛けたペースを回復。これでなんとか30kmまで繋ぎました。ここまでくればあとは流しながら走るだけ。向かい風がきつかったので、前の人を風よけに使いながら、なんとかキロ5分を維持します。小判鮫走法ですね。

本当なら私が前に出て引く必要があるのですが、私が前に出ても付いてきてくれないので、結果的に利用するだけになってしまいました。本当に申し訳ない。侍だったら島流しものです。他にも何度か引っ張ろうとしたのですが、坂道で離してしまったりして。そういえば今回は、ずっと抜く側だった気がします。ペースが落ちても抜く側だったということは、周りはもっと失速していたことになります。

やはり久しぶりのフルマラソンということで、全体的にオーバーペースだったのかもしれません。気温も高くて給食もエネルギー系が少なかったのも影響したのでしょう。そういう意味で私も30kmで、ペースを落としていなかったらどうなっていたことか。そこに関しては、運が良かったということで。ただ30km以降の1kmが長かったこと。GPSも、なぜか上手く計測できておらず、実際の距離よりも短く計測するので、ランニングウォッチのアラートと距離表示が最終的に500メートルくらいずれていました。

3時間24分57秒

向かい風が強すぎて河童が飛んでいきそうだったので、残り4kmできちんと固定。かなり走りやすくなったのですが、こんなことなら最初からやっておけばよかったです。群馬の風を舐めていました。ペースをややアップさせて、いい感じに最後の坂を駆け上がります。そして競技場に飛び込んで残り40mのところで、ゴールの時計を見ると3時間29分40秒の表示。めっちゃ焦りました。自分の中では余裕のサブ3.5のつもりだったのに。

何が起こったのかは分かりませんでしたが、とりあえずそこから全力ダッシュ。ゴール前の写真を撮るつもりが、感動のフィニッシュにするつもりが超ドタバタ。せめて写真をと思ってカメラを起動させたらインカメラになっていて、焦っている自分の顔が写るというおまけ付き。でもゴールして気付きました。表示タイムは5分前にスタートしたSブロックとAブロックのもの。私は5分の余裕があったわけです。

というわけで、グロスタイムは3時間24分57秒、ネットタイムは3時間23分54秒で、まさかのサブ3.5達成です。残り12キロで大幅にペースダウンさせたのに、かつて苦しんだサブ3.5の壁をいとも簡単に。だからあえて言わせてもらいます。マラソンは筋力だと。この歳になると筋トレ大事です。筋トレしないと走力は簡単に落ちてしまいます。もっとも今回は筋力を付けすぎるという失敗をしていますが。

コロナ禍前の状態にはまだまだ程遠いのですが、とりあえず今シーズンの最低限のノルマは達成しました。そこはひと安心です。あとはここからどう仕上げていくか。材料が揃ったから、ここからは調理をどうするかですが、やるべきことは基本的な変わりません。ペース走中心で、ジョグも長い距離を走ること。そして体重を落とすこと。あと3ヶ月を切りましたので、集中して取り組んでいこうと思います。

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