スカイツリーまで行ってかき氷を食べるRUN

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夏は気温のせいもあってマラソンの練習の走行距離をなかなか伸ばせなかったりする。こういうとき1人だったら練習をサボってしまったり、練習が軽くなったりしがちでだけれどもランニングイベンなら楽しみながら距離も伸ばせる。昨日は梅雨明けか?と思うような快晴の空の下、有楽町から東京スカイツリーに走り、その後隅田川の川沿いを走りながら月島までランニング。最後は月島から有楽町まで。走行距離は16キロ程度なのでたいしたことはないけど、とにかく走るのは楽しいということを再確認できた時間でした。

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走りながら、子どものころにこういうことしても絶対に楽しくなかっただろうなぁという考えが浮かんできました。子ども時代には走ることだけのために走るなんて考えられなかったような気がします。走るのはサッカーとか野球とかがうまくなるためで、そのための手段でしかなかったのに、大人になったいまは走ることが目的になっています。大人になると野菜とか魚が美味しく感じられるように、大人になるとただ走ることが楽しくなるのだろうか。

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有楽町をスタートしたのが13時。ちょうど気温が上がり始める時間。ここからが大変と思ったけれども、意外と陰は涼しい感じ。実は最高気温はそれほどでもなかったのかもしれない。さすがに7月の直射日光はきついものがあるけど、まだ夏本番のそれとはどこか違う感じがする。うだるような暑さを期待していたわたしたちはちょっと肩透かし。

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1時間半ぐらいかけて東京スカイツリーに到着です。本来なら40分もあれば着ける距離なんだけど、東京はむやみに信号が多い。事あるごとに信号に引っかかります。車で走っていても東京都心は燃費が悪そうです。ゆっくり走ったのもあるし信号につかまったのもあって、スタートからかなりののんびりペースジョギング。LSDっていうのはこういう感じなんだろうか。あわてないランニングは気持ちいい。

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ただ、5月以降ゆっくりペースでしか走っていなかったので、ちょっとペースを上げようとしても体がついてこない。毎年この時期はこのスピードが上がらないことがすごく不安になる。夏の終わりからスピード練習を入れるので、いま遅いのは仕方がないのだけれども、ここから1キロ4分以下にまで持っていく作業を思うと憂鬱にならざるを得ない。これだけは楽しさよりも苦しさが上回る練習になりますから。

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東京スカイツリーでは栃木からやってきた氷で出来たかき氷でひと休み。720円の値段はダテじゃない。こんな美味しいかき氷をわたしは食べたことがありません。ふわふわで濃厚。まず氷が美味しい。そしてシロップというよりもほぼいちごジャム。こういうのって自分ひとりだと知らないまま過ごしているのだと思うと、仲間で走ることは世界が広がることなんだと実感できる。

東京スカイツリーからは隅田川を眺めながらのランニング。隅田川は名前は知っているけど、その川沿いを走ることなんて考えたこともなかったけど、実際に走っている不思議。まるで東京の人にでもなったかのような気分です。

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たどりついた月島は草市開催中。もともとはホオズキなんかのお盆用品を売る市だったとか。いまでは地元の人たちが露店を出しています。地元の人たちのお店だからすべてが安い。かき氷100円って…さっき食べた720円のは何だったんだとは思わないけど、こういう庶民の味方の市ってすばらしい。ついつい生ビール2杯も飲んでしまい、そこでランニング終了…にはならないアホランナーですがなにか?

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残り2キロ弱。飲んだあとに走るとどんなことになるのか人体実験。いや、絶対に真似しちゃダメです。飲んでから走るのはちょっと危険です。汗のかき方が尋常じゃない。月島まではうっすらと汗をかく程度だったのに、月島からは汗がだらだら流れ出します。人間の生理反応はかなりおもしろい。

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と、そんな感じで5時間近くかけて16キロを走ってきました。こういうのすごくいいと思います。これを電車で移動したらそれはそれで楽しいのかもしれないけど、自分の足で繋ぐっていうのがいいじゃないですか。走らない人が見れば無駄に思えるかもしれないけど、無駄じゃないんです。自分の足だから感じられるものがあり、決して速くないスピードだから見えるものがある。ランナーでよかったと心からそう思える時間でした。

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