ランニングシューズの使い分けで毎日追い込める説【どこを鍛えるか】

2日前のジョグでふくらはぎをかなり追い込んだので、昨日はノーランにしようと思ったのですが、今日の夕方に雨か雪になる予報だったので、少し走っておこうと10kmのジョグを敢行。ただ2日前と同じように走るわけにはいきません(走れません)。

そこでソールがロッカー構造になっているランニングシューズを選んでみました。2日前に行ったジョグは、ほとんど踵を地面に付けないので、ふくらはぎが強く圧縮されます。ロッカー構造は踵着地で足裏を転がすように走るのでふくらはぎへの負担を最小限に抑えられます。

ただ足裏を転がすだけではダラダラとしたジョグになるので、前足部をリリースするときに、きちんと地面を押すように意識しました。いま身につけたいのは、地面との摩擦で走るのではなく、地面を押して走る方。それは踵着地でもフォアフットでも同じです。

大事なのは地面を押すタイミング。ただ押せばいいというのではなく、カラダの筋肉をすべて連動させて推進力に変えるので、この走りをすると上半身も筋肉痛になります。ただ、今日はそんな技術的なことはどうでもよくて、走り終えたときの疲労感の話。

フォアフットで地面を押す走り方をすると、ふくらはぎがパンパンになります。ところがロッカー構造のシューズを履いて、踵着地をした場合、同じように地面を押しているのに、張っているのはお尻の筋肉(背中が張っているのはどちらも同じ)。

あたり前といえばあたり前なんですけどね。走り方が違うわけですから。でも、これまで地面を押す感覚をここまでしっかりと持って走っていなかったので、走り方の違いで負荷がかかる場所が違うなんてことを考えたことがありませんでした。

そして、走り方の違いを生み出したのはランニングシューズ。フォアフットで走ったときのシューズでは足裏を回すような走り方はできませんし、反対にロッカー構造のシューズでフォアフットはムリです。いや、できなくはないのですが、地面を押すタイミングがかなりピーキーになります。

大事な気付きは、ランニングシューズを履き分けることで違う筋肉を追い込めるということ。これってランニングトレーニングにおいては、なかなか画期的な考え方のような気がします。筋トレをする人たちからすれば常識のことではありますが。

筋トレは基本的に中2日の休みが必要で、それだとトレーニング不足になるので、日によって鍛える箇所を分けるのが一般的。1日目に上半身をやったら、2日目は下半身、3日目は体幹まわりという感じです。脚を鍛えるランニングの場合は、1日ポイント練習をしたら2日ジョグが基本的な考え方に。

でも同じ足のトレーニングでも、シューズを変えれば負荷の与え方を変えられるから、3日中2日のポイント練習ができる計算になります。そうなると成長速度は2倍です。もちろんそんな単純な話ではないのですが、ポイント練習以外の2日にシューズを履き分けることで、ジョグプラスアルファの効果を期待できます。

すべては机上の空論ではありますが、マラソントレーニングは理屈があっての練習です。理論的に正しくなければ絶対に上手くいくことはなく、反対に理論的に正しければやり方さえ間違えなかったら絶対にいい結果につながります。

というわけでお尻が痛いのですが、今日は雪が降る前にジャンプ練習をしてこようかな。そうやって調子に乗って、骨折の回復が遅れないように気をつけなくてはいけませんが。でもまぁもう指を押しても痛くないので大丈夫でしょう。きっと。

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