応援されないマラソンほど虚しいものはない【大阪マラソンはどうなるか】

  • 2022.02.15
  • (更新日:2022.02.14)
  • RUNNING
応援されないマラソンほど虚しいものはない【大阪マラソンはどうなるか】

大阪が緊急事態宣言を見送ったことで、大阪マラソンがちょっと槍玉に挙げられている感じがあります。「こんな状況で緊急事態宣言を出さないのは大阪マラソンをやりたいだけでしょ?」という声や、電通がどうたらとか、スポンサーがどうとか。

さらに医療が圧迫しているのに、マラソン大会を走る人がPCR検査を受けないといけないのはどうだとか。何にでも反対する人はいるものなので、話半分くらいに考えておく必要がありますが、なぜ大都市マラソンは混沌とするのでしょう。

あたり前のことをあたり前に積み重ねていくだけでいいはずなのに、組織が大きくなりすぎると忖度だったり、偉い人の思惑だったりが混ざりあって、どうも得体のしれないものができあがってしまうようです。それが日本特有なのか、世界的に同じなのかちょと興味はありますが、今はどうでもいい話。

問題は思った以上に歓迎されていないということ。歓迎されていないどころか、政治を叩く道具にしようという流れもあって気持ちよくありません。私の感覚では興味がない人が大半で、何でも騒ぎたい人が騒ぐくらいのことだと思ってましたが、騒いでいる範囲が予想よりも大きく感じます。

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出場権を持っている人も、きれいに辞退する方法を模索している人もいるようで、それは胸張って「走ってきます」と言えないからだろうなと。これまで「大阪マラソンを走ります」と言うと「すごいなぁ、がんばってや」と声をかけてもらえたのに、今は「え?開催するん?走るの?大丈夫?」みたいな雰囲気なのは容易に想像つきます。

出場権を持っているランナーが1番、歓迎されていないことを感じているのでしょう。それってマラソン大会を走るモチベーションを粉々に崩す要因のひとつ。応援されるからがんばれるのが人間(私はちょっと違いますが)。批判されてまで42.195kmを走るモチベーションを保つのは簡単ではありません。

走っている途中に生卵でも飛んできそうな感じ。そしてそれは間違いなく東京マラソンにも引き継がれます。そしてそのダメージを受けるのはランナーだけでなくボランティアスタッフも同じ。嫌な思いをさせられてまで大会を支える理由を見つけられず、ボランティアが辞退ということも考えられます。

そういうことは大阪マラソンや東京マラソンではとっくに議論されているはずですし、わかったうえで今の形。だからなんらかの狙いがあるのでしょう。ただ、こういうときはやっぱりトップダウンであるべきだなと。1人の責任者が即断即決していくほうがスマートでスムーズです。

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ちなみに大阪マラソンは24日以降にPCR検査を受けて、26日の受付時に結果を持ってくるか、26日に抗原定性検査を会場で受けるかのどちらか。このスケジュールも今の大阪の状況だと難しそうなのですが、それは何か手があるのでしょう。

深読みすれば「最初から開催する気がない」という可能性もあるのですが、根拠もないのでただの妄想ということで。ただ、空気は読むんだろうなとは思います。大勢の反対を押し切って開催して、批判されて支持率が落ちるのは嫌でしょうから。

ただ陸連がどうしてもやりたいというのは伝わってきます。びわ湖毎日マラソンとの統合大会ですから。少なくともアスリートだけでもやらせたいのが本音。そういう意味では自治体と陸連のそれぞれに司令塔がいるわけです。これに現場の司令塔がいて……まぁ混乱しますよね。

良いとか悪いとかではなく、それが組織というものですから。応援されない雰囲気で走る。それはこれまでのマラソン大会ではなかったこと。それに向かっているランナーがどのような気持ちなのか、そして走り終えて何を感じるのか、個人的にとても興味があります。

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