もう少しでランニングをしやすい雰囲気が戻ってくる……はず

コロナ初期にランニングしたことを公開しづらい雰囲気になり、これまで共感を得られることが走り続けるモチベーションだった人が、走る目的を見失ってしまった。これによりランニング人気は大きく失速したように感じています。

今でも多少なりとも「こんなときに走っていいのか」そんな空気感があって、多くの人がSNSに走った記録を上げなくなりました。マラソン大会などの、公開したくなるようなラン体験をしていないという可能性もありますが、走ったことを誇れない状態にあるわけです。

私は比較的自由に国内のあちこちを走り、それをSNSにアップしてきましたが、1年くらい前までは投稿に対する「いいね」が少なかったように感じていました。ただ、ここ最近は少し流れが変わりつつあって、「いいね」の数もコメントをしてくれる人も増えています。

みんなそろそろ走りに出かけることに否定的でなくなっているのかもしれません。「自分も旅ランをしたい」と考えているのであれば嬉しいのですが、それはさすがに期待しすぎか……でも、ランナーもそうでない人も、思考がゆっくりと戻りつつあるような気がします。

昨日は彩湖リレーマラソンが開催されました。今回は出展者としての参加。やっぱりこのタイミングだと人を集めにくいんだろうなというのが率直な感想。当たり前のことですが、この大会の申し込み時点では、大会に参加するのはネガティブな行為だったわけで、そんな状況の中、よく開催できたなと思います。

彩湖リレーマラソンが開催できたのは主催者の強かったから。なんとしてでも開催したいという執念にに近いような想いがあり、そこに東京マラソン開催という追い風があって、無事開催にという流れにになりました。ただ一方で「まだ開催すべきではない」として、中止や延期を発表した大会もあります。

これに関しては、私がとやかくいう立場ではないのですし、まぁ仕方ないことです。大会のトップがそれほど情熱も持っていないでしょうし、都市型のマラソン大会は情熱だけではどうにもならないところもあるのは理解しています。

それでも、ここらあたりで流れが変わるようにも感じています。コロナ禍で大会を開催することへの批判的な意見も、これまでよりは減ってくるでしょうから、ここからはトップが「どうしても開催したい」と思うかどうか。

ただ、やはりマラソン大会の時代ではないような気もしています。確かにマラソン大会は楽しいけど、旅ランはもっと楽しい。そして旅ランを仲間とできるようになると、もうマラソン大会なんて必要なくなるような気もしています。

ランニングを生業のひとつにしている私としては困ったことなのですが、「ランニング=マラソン大会」の図式はそろそろ限界があり、どこかで流れが変わることも想定しておく必要があります。いつまでも変わらないものなんて、世界中探してもどこにもありませんしね。

いずれにしても、ランニング業界は新しいフェーズへと移行していくのが間違いなく、そしてそこに向けてポジティブなエネルギーを感じています。2〜3年後には、きっとマラソン大会に頼らないランニングをする人が今よりも確実に増えています。

そこに対していかに上手くアプローチできるかどうか。これが私にとってのしばらくの課題。そこに向けてそろそろ動き出さなくてはいけないなと。ずっと思っているだけで何もできていないんですけどね。

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