目指すべきは階段ランナーか旅ランか【VJC名古屋大会にて】

「2022 YOKOMORI VERTICALRUNNING JAPAN CIRCUIT」を走ってきました。167人中70位、トップとのタイム差1分11秒となかなか厳しい結果。こうなると悔しくなるものです。リベンジしたくなるのが男ってやつです(こういう書き方は今の時代にそぐわない)。

おそらく体重をあと5kg落として、トレーニングも階段専用にすればもう少し上を目指せるのですが、それは旅ランを諦めるような話でもあります。同じランニングじゃないかと思うかもしれませんが、旅ランと階段垂直マラソンはまったく別物。

そして、本格的に階段ランナーを目指すなら、すべてをそこに注ぐ覚悟が必要で、私はその覚悟を決めるというのがとても苦手。緩く生きてきたし、柳のように揺れながら生きていきたいので、すべてを何かに注ぐなんて勇気がありません。

でも、来年も同じようなタイムなら、それは挑戦とは呼べませんし、そもそもエントリーする意味があるのかという話になります。でも、私が今の目標にしているのは金沢から東京までの500kmを5日で走るということ。そこはこれからもブレることはありません。

今回のVJCで結果を出せなかったのは、シンプルに練習が足りてなかったから。でもトレーニングをないがしろにしていたわけではなく、今回は5月中に3kgを落とすというのがメインのテーマになっていて、そのためには階段練習をする時間がなかったわけです。

3kg落とすことに成功して、24時間裸足チャレンジをする権利を得たわけですが、それと引き換えに疲労が溜まっていますし、階段でいい走りができる要素は最初から1ミリもありませんでした。でもスタートラインに立つ以上は言い訳に過ぎません。

こういうのは本当に難しい。二兎追う者は一兎も得ずとわかっていても、どちらも追いかけたくなるのが人間。まずは走るトレーニングをする前に、心のトレーニングが必要なのかもしれません。でも、きっと今の自分から考えると階段ランナーは選択肢に入りません。

でも、ほんの少しだけ可能性を感じるんです。それはタイムを出せるというレベルの話ではなく、私の人生において、決して小さくない影響を与えるという可能性。想定外の人のつながりが生まれて、また新しいところへと導いてくれる。

その未来を得るために、自分が目指すべきところを変えるべきかどうか。その未来だって約束されているわけではありません。ただ私が、階段垂直マラソンに可能性を感じているだけ。そこにプレイヤーとして私がいる。もっともそうなれても2年程度しか維持できない気がしますが。

すぐに決断は出せそうになく、次の24時間裸足チャレンジの結果で決まるかもしれません。もし100マイルを達成できれば、そこが私の主戦場。思ったほどの結果にならなければ、階段ランナーを目指す。それはちょっと間違っているような気がします。

やっぱり二兎追う者になるしかないかもしれません。それで何も手にすることができなくても、私には無謀な挑戦と向き合ったという経験が残ります。誰もが「それは無理だ」ということのほうが、私としては燃えるところもありますし。

今回のタイムは2分56秒。これは本当にどうしようもないタイムで、全力で取り組めば2分ジャストを狙えるのではないかと考えています。根拠はないのですが。やられっぱなしは嫌なんです。というわけで、リベンジをするけど旅ランはやめないかな。やはり24時間の結果次第かな。

RUNWAY練習会開催中

効率のいい体の使い方を中心とした練習会を毎週水曜日に日比谷で開催しています。記録が伸び悩んでいる人や、ケガをしにくい走り方を身に着けたいという人のための筋トレ&走り方講座中心のトレーニングを行っています。

日時:毎週水曜日19時〜20時30分
場所:国立競技場外周
参加費:2,000円(第1・3水曜日は無料)
申込:こちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次