万里の長城マラソンプロモーションビデオ撮影を振り返って

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万里の長城マラソンプロモーションビデオ撮影の全工程を終了し、無事帰国しました。このブログに書きたいことは山ほどあるのですが、まずはプロモーションビデオ参加者と、中国の撮影スタッフに感謝したいと思います。滞在中にも書きましたが、わたし以外はすべてプロフェッショナルです。プロの仕事を目の当たりにして、自分のいたらなさを痛感する時間でもありました。真剣な表情で打ち合わせする姿、撮影になると極限にまで集中力を高める出演者。こういう経験をできる自分の環境は本当に恵まれています。

万里の長城マラソンは本当に人と人とを繋ぐことのできるマラソン大会です。もしわたしが万里の長城マラソンに参加していなければ、決して出会うことの出来なかった人たちと一緒の時間を過ごすことが出来ています。今回の参加者も万里の長城マラソンから繋がっていった仲間ですし、万里の長城マラソンを走ったことで中国にもアメリカにもランニング仲間がいます。世界各国というにはまだまだですが、着実にその輪が広がって行くのを日々感じながら万里の長城マラソンの事務局の運営を行っています。

わたしと同じ経験をしてもらうことは難しいかもしれませんが、万里の長城マラソンに参加することによってそれぞれが人と人とのつながりを感じられる大会にしたい。それがわたしの思いです。

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そして、もうひとつ。今回万里の長城マラソンのトップである朱さんと話をすることで明確になったものもあります。それは万里の長城マラソンはただのマラソン大会ではなく、日本と中国とを結びつける大会だということです。もちろん、これまでもその思いを持って運営をしていましたが、それが明確になったことは非常に大きい。そして、日中の友好のために必要なのはまず中国を自分の目で見てもらいたい。万里の長城マラソンがそのきっかけになって欲しいと考えています。

今回、日本からプロモーションビデオの撮影に参加してくれた女性二人は中国の面白さを感じてもらえたのではないかと思います。すべてがすべて中国って素晴らしいとなるわけではなく、いいところも悪いところもあって、全体像として面白い国だというのがわたしの感覚です。二人にもそれが少しでも伝わったのではないかと思います。

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中国にはまだまだ可能性がたくさんあります。政治的・経済的に問題があるとかそんな低次元な話ではありません。日本人が中国で何かをするのに、大きく成功する可能性を無数に感じられる国です。誰も行かないのであれば、そこにチャンスがあります。万里の長城マラソンの事務局をしながら、そのチャンスを求めてまっすぐに進む人を支援していければ理想です。同じように日本にチャンスを求める中国人のサポートも行いたい。

私一人ができることは本当に限られています。それでも、そこから日中の距離がほんの少しでも縮まることを信じて活動を続けていきます。

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