24時間で100キロを走ることは簡単ではないが、チャリティになる理由がわからない

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少しタイミングを逃しましたが、24時間テレビのマラソンについて書いておこう。毎度書いているような気がするのですが、距離が何キロであれ24時間走ったり歩いたりするのは普通の人が思っている以上に大変なことです。ネットなどでは歩いてでも100キロぐらい余裕だろという書き込みを見ますが、はっきり言って無理です。24時間で100キロというのはフルマラソンを4時間台で完走できる人が24時間でなんとかたどり着ける距離だと思ってください。

とはいえ、100キロを12時間以内で走れるランナーがウヨウヨいるというのも事実。でも、そういう人たちは100キロの大変さをよく知っています。間違っても100キロ走ろうとしている芸能人を見下すようなことはしないでしょう。

これが毎年議論になるのは、そもそもチャリティで100キロ走る必要があるのかということと、100キロはそれほど難しい距離ではないのではという疑問からくるのでしょう。まずチャリティで100キロ走ることの必要性はわたしにはわかりません。そもそも24時間テレビの募金というのをしたことがありません。なので芸能人が24時間走ったところで募金しようという気持ちにならないのです。ただ、それはわたしの視点であり、もしかしたらじゃあ募金でもしようかと思う人もいるのかもしれません。

先に書きましたが100キロという距離はとんでもない距離です。人間が日中(約12時間)に歩ける距離は頑張って40キロがいいところでしょう。いやいや1キロ15分だとしたら1時間に4キロで12時間で48キロ近く歩けるだろと思うかもしれませんが、人間の体はそんなふうに出来ていません。そもそも1日に12時間歩こうとするのは山登りが好きな人かお遍路さんぐらいでしょう。やってみるとわかります。普段鍛えていない人は12時間で30キロがいいところです。

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じゃあウルトラランナーはなぜ12時間前後で100キロ走れるか。それは練習を積み重ねているからです。初めから100キロ走れるランナーなんていない(と思う)わけで、どのランナーもまずは5キロ、次に10キロと距離を伸ばし、フルマラソンを完走した次の目標として100キロを目指します。まれにわたしのようにフルマラソンの前に24時間マラソンを走って100キロを超える距離を走る人もいますが、基本例外でしょう。

24時間テレビで走る芸能人は基本的にマラソン練習をしていない人です。これまでに走ったことのない人が数ヶ月の練習で100キロを走れるようになるというのはある意味奇跡です。でも実際に走れているじゃないかと思うかもしれませんが、わたしは9割以上サポートスタッフの力だと思っています。ペースの管理から体のケアまでいたれりつくせりです。そういう人たちなしに数ヶ月の練習で芸能人が100キロを走りきれるとは到底思えません。

ただ、そういうサポートがあったとしてもやはり最後にモノを言うのは走っている人の精神力です。気持ちがなければ完走はできません。そういう意味では走り切る芸能人は素晴らしいと思うのです。もちろん、それとチャリティとして意味があるかどうかは別問題です。これを見て24時間マラソンやウルトラマラソンに挑戦しようという人が増えてくれればそれはそれでうれしいことですが、チャリティマラソンの趣旨とはちょっと違いますよね。

正直、そろそろチャリティマラソンはやめたほうがいいと思う。

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