伊勢参りランニングに失敗したわたしが東海道ランニングに成功した理由

伊勢参りランニングに失敗したわたしが東海道ランニングに成功した理由

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1年半前の伊勢参りランニングが失敗し、今回の東海道ランニングが成功した。この違いは一体どこにあるのだろう。伊勢参りは夏の猛暑の中、1日60kmという設定だったがこの事自体にはさほど問題があるとは思えない。その2年前の夏に日本海から太平洋までということで300kmを5日間で走っているのだから。

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この冬はそれに比べて涼しいとはいえ1日に80kmオーバーの走行距離を必要とする日もあったのだ。凍えるような冷たい風の中を真夜中に走り続けた日もあった。夏の暑さとは違うものの、厳しいということには違いない。実際に1人だったら、間違いなく失敗していたような気がする。そう、今回は1人ではないから成功したに違いない。

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ところが2人だったり3人だったりとチームを組んで走ると走りやすいかと言えば、そういうわけではない。最初の数日は一緒に走っていたのだが、どうもぎこちないというか、それぞれが力を発揮しきれていない感じがする。そこで三州さんが調子を崩したタイミングで、それぞれのスピードで走ることになった。

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これがうまくいったのか、調子を崩していた三州さんも驚異的な粘りと回復力で、結局最後まで走り切ることが出来た。わたしも自分のペースを取り戻すことができた。三州さんは睡眠時間が3時間程度でも走り続けることができるがわたしにとって睡眠時間は走るためにどうしても必要だった。

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三州さんよりも早めに宿に入り眠ることで、翌日以降も継続して良いコンディションで走ることができる。逆にケガを抱えている三州さんはスピードは出なくても長い時間走ることができる。じゃあ、それぞれで走っているのと同じではないかと思うかもしれないがそうではない。

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まず1日の目的地というものがある。複数人で走ると、この目的地が絶対的なものになる。1人だとしたら、この目的地は曖昧になる。「今日はもうここでいいか」という気持ちになるのだ。それが複数人でしかも別々に走っているとなるとそうはいかない。その日の目的地にたどり着くことだけに集中してそれぞれがベストを尽くしているのだ。

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その前提があり、わたしには常に並走してくれる仲間がいた。ほとんどの時間、誰かと一緒に走ることで決して走ることに飽きることなく走り続けることができたのだ。いま思えば伊勢参りランニングの退屈だったことこのうえない。大阪からずっと会話を楽しみながら日本橋に辿りつけた。

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そして、いまはSNSやメッセージ系のアプリがあるので、日本中いや世界中の仲間の声援を受けながら走ることができる。本当に近い仲間には走りながら見つけたしょうもない写真を送ったり。ずっと見てくれているという感覚があるから、どんなときも全力で手を抜かずにいようと思える。

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こう考えると、伊勢参りランニングと東海道ランニングの違いは、「仲間」ということに尽きるのかもしれない。ランニングは1人でやるスポーツだとずっと思っていた時期があった。でも、いまなら自信を持って言える。「ランニングは仲間とすることで可能性が無限大に広がるスポーツだ」と。

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自分の限界を自分一人の力で超えていくことはとても難しい。ところが、仲間がいることで大きなハードルだと思っていたものも簡単に飛び越えてしまうことがある。現実に560kmという距離を飛び越えてしまった。そして、その過程でもあたらしい仲間ができていく。東海道を走ってよかった。走れてよかった。いまは心からそう思う。

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