名コーチにはなれなくとも、教えることが苦手という状況だけは脱しよう

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ランニング人生で初めて人に教えることになった。ちなみにわたしは人に教えるのは苦手なタイプだと思っている。仕事で後輩を育てるなんてもってのほか。「やる気のあるやつは自然に伸びてくるんだよ!」なんて言ってますから。そういえば最初に入ったアルプス技研で勉強会のリーダーしてたけどあれが黒歴史ってやつだな。

今回は、フルマラソンを4時間から5時間ちょっとで走る女子2人。正直、2人という時点で許容オーバーである。2人ともそれぞれにクセがあって、どちらというと正反対の走りをしている。1人はまぁそこそこ走れる。それでももっと速くなりたい。もうひとりは6月にあるハーフマラソンで2時間半以内に完走したい。

マンツーマンで1ヶ月間週1回でも見ることができればどちらも劇的に走れるようにさせられるのだが、1回ですべてを伝えることはできない。ポイントになる部分だけはと思っててもあれもこれも伝えてしまう。ひとつだけではうまく体が連動できないので、ついつい一気に直したくなる。

ランナーのクセというのは長い時間をかけて身についている。それを改善させるには同じぐらいの時間をかけて修正してくしかない。しかも、すべてのランナーにとって正解という走り方はない。だから例えば10人とか20人とかを集めて練習会なんていうやり方はわたしにはできない。1人ずつ細かく見ていかないと気がすまない性格なのだ。

じゃあわたしがパーソナルトレーナーとしてやっていけるかというと、それも難しいだろう。とにかく教えることが下手なのだ。自分がどうやって身につけたかを理解していないので、工夫の仕方や意識の持ち方を伝えられないのだ。「こういうイメージで」というのをもっと上手く伝えられなければいけない。

もっともわたしはランニングのコーチになりたいわけではない。ただ、速くなりたい上手く走りたいという人の手助けはしたい。そういう状況で上手く教えられる人でありたい。それはきっと日常のコミュニケーション能力にも関係する話だ。教え上手はコミュニケーション能力に長けているからどこの世界でも重宝される。

おそらく、6月の大会までに練習を一緒にできるのはあと1回か2回だろう。そこまでにどこまで伝えきることができるか。全部を伝えることは出来ない。その中で、完走するためにほんとうに必要なことだけは伝えなくてはいけない。そして、各自で練習してもらうしかない。最終的には本人たちの気持ちの問題なのだ。

いいコーチならそういうメンタルな面も刺激できるんだろうなとは思うのだが、頭でわかっていても実践できない。わたしも教えながら学ぶことが山ほどある。名コーチにはなれなくとも、教えることが苦手という状況だけは脱しよう。

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