体脂肪を燃やして走れば給食なしでフルマラソン完走も不可能ではない

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仕事を辞めてから週2回から3回、朝起きて水も食べ物も一切摂らずにそのまま1時間半から2時間ぐらい山を走っている。完全に空腹なはずなのに、帰宅後は昼間で何も食べなくてもまったく問題がない。

これは『ナチュラル・ボーン・ヒーローズ』に書かれていたことだが、人間は走る際にまず糖質を燃焼させようとする。この糖質はなかなか優れているのだが、残念ながら大量に体内に蓄えておくことが出来ない。

だからフルマラソンでも3時間以上走るランナーは必ず給食をするように言われている。人間は何も食べずにフルマラソンを走ると必ずエネルギー切れをしてしまうという発想だ。

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ところが『ナチュラル・ボーン・ヒーローズ』にあるように、人間は自分の体に蓄えておいた脂肪を燃焼させることで動き続けることも出来る。この脂肪のエネルギーは体脂肪率が一桁の人でもフルマラソンぐらい余裕で走れてしまう。

脂肪を燃焼させる走りをすればエネルギー補給せずにいつまでも走り続けられる。

もちろんそれは理想論なのだが、実際に朝のトレランで脂肪を燃やす走りを意識すると、半日は何も食べなくても大丈夫な状態になる。おそらく走り終えても体脂肪は炭のように燃え続けているのだろう。

もちろん脂肪エネルギーだって無限にあるわけではないので、無限にこれを繰り返すことは出来ない(やりすぎると体重が顕著に落ちていく)。それでもウルトラマラソン程度の距離を1回走るだけなら糖質エネルギーは必要ないという感覚をつかみ始めている。

速く走りたいならやるべきことはまた違うのかもしれないが、長い時間と長い距離を走るには体脂肪を燃やして走るという感覚は必ず身につけておくべきだろう。

やるべきことは簡単だ。朝起きてすぐに何も食べずに1時間程度ゆっくり走るだけでいい。そういえば日本のマラソンが強かったころ、ランナーはみんな朝起きてすぐの練習をしていたのだが、いまはどうなのだろう。

間違っても全力疾走などしてはいけない。一気に糖質が不足してハンガーノックになりかねない。ゆっくりじっくり歩くようなスピードで脂肪をゆっくりと燃やしていく。

先ほど炭のようだといったが、着火するのも炭のように時間がかかるのが脂肪のエネルギーだ。あわてなくていい。脂肪が燃え始めたら勝手に体のほうが動き出す。

これは安易に「やってみたほうがいい」なんて言えないけど意識はしてみたらいい。少なくともほとんどのランナーがフルマラソンぐらいの距離で給食を摂らなくても完走できる走り方があることは知っておいて損はないだろう。

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