五感を研ぎ澄ませ!ランナーは視覚に頼りすぎていないだろうか?

五感を研ぎ澄ませ!ランナーは視覚に頼りすぎていないだろうか?

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以前少しエコロケーションについて話をしたのを覚えているかもしれないが、その延長線上で考えて試していることがある。それは視覚からの情報を減らすことだ。

ランニングをするのにわたしたちはもしかして視覚からの情報に頼りすぎているのではないかと思ったのがきっかけだ。人間は目に入ってきた情報を瞬時に脳に情報を送りその情報を分析する。そやって危険を察知している。

その情報を減らすとどういうことが起きるだろうか。それを知りたくて最近は目を少し閉じて薄目の状態でジョギングをしている。これだけだと心もとないのでエコロケーションの舌打ちを組み合わせている。

やってみてわかるのだが、足裏の感覚がものすごく敏感になる。地面のちょっとしたうねりをはっきりと認識しながら走れるようになるのだ。そして、上り坂や下り坂の意識が薄れていく。

これは人間はいかに視覚に頼って走っているかがよくわかる。視覚に頼っていると上り坂でどうしても足に力が入ってしまう。そして途中で息切れをするのだが、薄目にすると上り坂でも力を入れずにグングンと登れてしまう。

日本人初の8000m峰全14座登頂を達成した登山家の竹内洋岳さんは、メガネが必要なぐらい視力が悪いのに、山を登るときは眼鏡をしない。雨が降ったときに邪魔だからという理由ともうひとつ「だいたい見えていれば大丈夫」と言うのだ。

高尾山を登るわけではない。8000m以上の峰を登るのに「だいたい見えていればいい」というのはそれを聞いたときは信じられなかったがいまではなんとなくわかる気がする。

見えないことで見えてくるものがあるのだ。それは耳であったり鼻であったり手足の感覚だったり、視覚以外から入ってくる情報ではないだろうか。

わたしたちは視覚に頼り過ぎるあまり聴覚や嗅覚、触覚をないがしろにしすぎてないだろうか。本来ならばそれらは等しく活用すべきセンサーではないかと最近感じている。特に聴覚には大きな期待をしている。

だからといって「目を閉じて走ってね」なんて言えないわけで、けが人を作るわけにもいかないので一応は注意しておく。間違っても車の多い通りで真似はしないでほしい。安全に走れる場所で、薄目で走ったりしてみて欲しい。

そしてすべてが見えている状態と比べて見て欲しい。少しでも変化を感じてもらることを期待している。

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