これまでの走りの概念を180度ひっくり返す新走法にたどり着いた…かも

OLYMPUS DIGITAL CAMERAもしかしたら自分の歩き方、走り方が間違っているのではなだろうかと考えたことはないだろうか。自分だけじゃなく現代人すべてが間違った歩き方をしているとしたら。

江戸時代の最も早い飛脚で京都から江戸まで2日と8時間で駆け抜けたそうだ。距離は104里で約408kmになる。これを速いと考えるか遅いと考えるかは人それぞれでしょう。ちなみに2011年に行われた第6回国際ウルトラマラソンフェスティバルでは日本の工藤真実選手が368.687kmの世界最高記録で優勝した。もしそのペースで2日と8時間走ったとしたら約430kmという結果になります。300年前の人と現代人を比べるのはどうかと思うけど、飛脚というのは尋常じゃないスピードだったんだとおいらは思うのです。

もちろんどの飛脚もそのペースで走れたわけじゃないでしょうけど、それぐらいで走れる飛脚は数人はいたはずです。1人の飛脚ではなく数人で駅伝方式でつないだこともあるのだと思います。それでも1日に160キロから200キロまでは当たり前に走れたそうです。当時の職業は世襲制でしょうから飛脚も才能がある人がなるわけではなく、普通に家業を継いだ人がなっていたはずです。特別な速い人が飛脚になったわけではないというのが重要なポイントです。そう考えると誰でも鍛えれば走れる方法があったと考えるべきなのでしょう。

ちなみにおいらの24時間マラソンのベストが125.742kmです。フルマラソンを3時間ちょっとで走れるランナーでこんなもんです。もちろんフルマラソンがこのタイムよりも遅くでも160km以上走っている人もいます。ただ、おいらはどうやってもこれ以上の距離を走れる気がしません。続けていけばもう少しぐらい記録は伸びるかもしれませんが、200kmなんて考えられません。

でも、でもですよ、もし自分の走り方が根本的に間違っていたとしたらどうだろう?と考えたわけです。飛脚は飛脚走り(ナンバ走り)という独特の走り方をしていたそうです。ちなみに江戸時代の庶民は走ることができなかったそうです。走るのは緊急のとき以外必要なかったわけで、江戸幕府が安定していた時代に「急ぐ」必要性がなかったからでしょう。そのことが日本に西洋式の歩き方や走り方が定着する要因になったのですが、それはまた別の機会に話すとしましょう。

おいらが言いたいのは、現代の走り方と違う走り方というのがあったのではないだろうかということです。それも根本的に違った走り方が。

前振りが長くなりました。実はその走り方を手に入れたのではないかと思うところがあって書いてみました。これまでの走りの概念が完全に変わります。「走る=地面を蹴る」これが走ることだと考えていました。速く走るには強く地面を蹴ればいいわけです。速くなることは筋力をつけることとほぼイコールだと考えていました。ただ、この方法だとすぐに筋肉に乳酸が溜まってしまいます(この表現が正しいかどうかはわかりませんが)。乳酸の発生と筋力のバランスをとることが長距離をいかに速く走るかにつながります。

ところが、おいらの気づいた走り方に筋力はあまり関係ありません。走り方としては膝を前に落とす感じで走ります。膝カックンされたときに、体が沈む感覚があると思います。その沈む感覚を意図的に作り出して前に進むのです。動画でも撮って説明したいのですがあいにくの雨続きで…。感覚的には「走る=落ちる」です。この走り方を見つけたのが5月末なのでまだ1ヶ月も試していません。なので確信が持てなかったのですが、先週のひがしねさくらんぼマラソンでこの走り方を試したら、問題なく走れました。足裏はそれなりに腫れましたが、翌日以降、ふくらはぎにも太ももにもほとんど疲労が残っていませんでした。地面を蹴らないぶん、無駄な力を使わないのでしょう。

飯能での裸足マラソンの後に、裸足王子こと吉野剛さんに下り坂の攻略方法を聞いたことからこの走り方にたどり着きました。そのとき得た情報では「トレイルの下り坂は技術で走る」ということだけです。それをヒントにおいらはネットで調べたりしながらトレイルの下り方の試行錯誤を繰り返しました。その中で「膝を抜く」という単語にたどり着いたのです。「膝を抜く」というのは簡単にいえばさっきの膝カックンの状態です。この単語で調べていくとまた吉野さんに戻って来ました。たどり着いた動画が下のものになります。

まったくわかりません(笑)わからないけど、あらためて見てみると自分ではこんなふうに走っているつもりです。0:18ぐらいをよく見てもらいたいんやけど、膝が着地した後に下に落ちている。ただ、吉野さんの説明がおいらにいまいち理解できないのはこの走り方へのアプローチの仕方が違うんだろうなということ。そして、多くの人がこの走り方を学んでもすぐにできるようなものではないだろうなぁと思う。おいらたちはそれぞれが自分なりの走り方が体に染み付いてて、どうしてもそこに戻ろうとしてしまう。そして体幹がしっかりしていないとこの走りはできません。

実際に100kmを超える長い距離を走れるのかどうかは明後日の24時間マラソンで試してみようと思う。昨年の24時間マラソンでは裸足で100km以上走れることは証明しました。今年はおいらのたどり着いた走り方が正しいものなのかどうかを確認したいのです。自分の体を用いた人体実験。さて結果はどうなるでしょうか。天気は曇り時々雨の予報。最高のコンディションで挑戦できそうです。

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