ランニングをブームではなく文化にするために本気出しませんか?

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とくしまマラソンが初日で定員にならないという驚きの結果がありました。募集人数が1万人から1万5千人に増えたということもありますが、人気の大会のかすみがうらマラソンもまだ空きがあります。

ランナー人口の伸び悩みと、マラソン大会が飽和している状態が理由だとは思いますが、マラソン大会はこれからも増えていきます。おそらく来年以降は定員割れする大会が増えていくのは間違いありません。

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ランニングブームの終焉とまではいいませんが、お祭り騒ぎをする時期はすでに終わっているようです。

ランニングブームが終わろうが、個人として走っている人たちは走り続けるでしょうし、しっかりとした運営をしているマラソン大会は生き残っていくのでしょう。

それでもランニング人口が伸び悩む原因ってどこにあるのでしょう。走ることを継続できなかった人たちはなぜ継続できなかったのでしょう。ちょっと真面目に考えたほうがいいかもしれません。

健康のためだと思ってはじめたのにケガばかりするとか、仕事が忙しくなって練習時間が確保できなくなる人もいるでしょう。走らなくなった理由はたくさんあるのでしょうが、ランニングを楽しむことを広めてこなかったランニング業界に大きな問題があるような気がしています。

ランニング業界の方向性はいつも「自己ベスト更新」です。昨日の自分を超えていくことばかり求められ、それが評価される風潮があります。マラソンを完走したと聞いたら「タイムはどれぐらい?」とついつい聞いてしまいます。

速くなるためにはこのシューズを履いて、このサプリメントで体を整えて…

わかりやすくて嫌いじゃないです。でもそういうマーケティングに限界が来ています。ランナーはそろそろ飽きています。走っても走っても変わらない毎日に。ランナーは気づいています。走り始めた頃のようにワクワクしていない自分に。

さてどうしましょう。ここで手詰まりでしょうか。

みんなそろそろ本気出しませんか?メーカーもランナーもランニング業界全体で本気出しませんか?ランニングはもっと楽しくなれます。メーカーやメディアはそれを提示し、ランナーは走ることの楽しさをもう一度探しましょう。

このまま惰性でいくとランニングという舟は間違いなく沈んでしまいます。方向変えてみませんか?みんなのアイデアで。ランニングをブームではなく文化にするために。

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