「日光ハイウェイマラソン大会開催見送り」について考える

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とうとうこの日が来たんだな、というのが正直な感想です。参加したランナーからも「長くは続かない」と言われてきましたが、2回の開催で日光ハイウェイマラソンは幕を閉じました。

日光ハイウェイマラソンは自動車専用道路の日光宇都宮道路を走ります。初回の参加者が3369人、2回めはハーフマラソンを追加しても2109人。

評判が悪いイメージがある日光ハイウェイマラソンですが、RUNNETの評価はそれほど低くありません。むしろ改善された点への評価が高く、来年以降に期待という書き込みが少なくありません。

ただやっぱり「参加者が少ないとスポンサーが付かない」という現実的な問題があるのでしょう。定員以上の申し込みのある横浜マラソンですら、東京マラソンとの競合を避け10月に移したくらいですから。

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日光ハイウェイマラソンは8000人規模での募集をしていました。その半数にも満たないのでは、スポンサーもお金を出すわけには行きません。

日本のマラソン大会の大きな問題がここにあります。基本的にマラソン大会は赤字で、スポンサーがなんとか穴埋めをする。そのようなスタイルが多いため、スポンサーが降りると継続ができなくなります。

今回の日光ハイウェイマラソンが継続できない理由がスポンサーなのかどうかはわかりません。あくまでもこれはわたしの推測です。

マラソン大会はすでに飽和状態で、なかなか定員に達しない大会が増えてきました。東京マラソンのような大都市マラソンに参加希望者が殺到しているため、ランニング人気が続いているような気がしますが、現実はそうでもありません。

ランニング人口がこれまでのペースのように増えていくことは考えにくく、それでいてマラソン大会はこれからも増え続けます。完全なアンバランス状態。

こうやって消えていく大会もこれからは増えていくのしょう。

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マラソン大会のあり方がこれから問われることになっていきます。本当に1万人近くのランナーを集めなくてはいけないのか。マラソンとは関係のない地元のスポンサーに依存しなくてはいけない体質のままでいいのか。

そして自治体がどこまで本気で取り組むのか。

何度も書いていますが、人気のマラソン大会は自治体のトップが熱い想いを持ってマラソン大会を運営しています。地元のマラソン大会をきっかけにフルマラソンを始めた市長がいます。国会議員になっても大会に戻ってきて走る元市長もいます。

高齢でとても参加できないという大会でも、ノリノリで開会式を盛り上げる市長もいます。彼らの熱い想いがマラソン大会の成功につながっているのは間違いありません。

マラソンブームだから、マラソン大会を開けば人が集まる。そんな甘い考えで開催された大会はこれから苦しくなりそうです。10年後を見据えた運営ができるかどうか。

もうマラソン大会を開けば人が集まる時期は過ぎました。マラソン大会生き残り競争の幕開けです。

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