マラソン大会の前日受付はもっとフレキシブルであってほしい

マラソン大会の前日受付はもっとフレキシブルであってほしい

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今年の長野マラソンは前日受付と前日の友人の結婚式が重なり、一度長野に向かってから東京へ移動しそこからまた長野に戻るという強行スケジュールでした。

「前日受付しかしません」というマラソン大会において、どうしても前日に受付をできない人はやはり参加を諦めるしかないのだろうなと思うと少し残念な気持ちになります。

前日受付必須なのに宿を取れない

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前日受付が必須になっているのに、会場近くのホテルがすべて埋まっていることがよくあります。もしくは旅行会社がすべておさえてて、楽天やじゃらんからでは予約できなくなっています。

旅行会社がキープしている場合は、旅行会社に電話すればキャンセルが発生してホテルを確保できることもあります。ただし割高感は否めませんし、宿の詳細を見て決められないのは不安です。

旅行会社が宿を確保するのは「マラソン大会に参加する人の宿を確保しておく」という善意だと考えるべきなのでしょう。例えば長野であれば、海外からの観光客が多数いるので、観光客に宿を予約されてランナーが泊まれないということがないようにという配慮。

少し割高なのは、旅行会社もボランティアではないので手数料ぐらいは取るので仕方がないこと。

ただ結局は「前日受付必須なのに部屋がまったく足りていない」という問題を根本からは解決していません。長野市全体の宿泊収容能力は11,602人、総客室数4846人で長野マラソン参加者は1万人。

マラソン大会で前日受付を必須にする意味

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もちろん宿泊施設に泊まらない地元のランナーも大勢います。それでもすべてのホテルや民宿をランナーのためだけに用意するわけにもいかないため、マラソン前泊難民は確実に出ます。

長野マラソンであれば、宿泊の案内が出ているのでそのタイミングで申しこめば宿がないということは避けられますが、のんびりした性格の人が「なんとかなるだろう」と考え、「なんともならない」ことがよくあります。

それでもマラソン大会が前日受付にこだわるのは、ランナーが街にやってきて観光したり美味しいものを食べたりして、お金を使ってくれるからです。マラソン大会そのものは赤字でも街全体で経済効果を出せばマラソン大会を行う意味があります。

当日受付可や郵送によるゼッケン配布をしている大会もあるので、技術的に「前日受付しかダメ」ということはありません。そこには何らかの思惑があり、そのひとつが宿泊客が出ることによる経済効果なのは間違いありません。

1泊8,000円のホテルに3,000人が宿泊するだけで2400万円の経済効果、彼らが前日から使う食事代などを考えるとさらに倍近い経済効果になります。宿泊しない残り7000人も受付に来ることで周辺のお店の売上には貢献します。

前日受付以外の対応もほしいのはランナーの甘えか?

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世の中のランナーすべてが土曜日の仕事が休みなわけではありません。そのため代理受付という対策をしてくれているわけですが、遠方からの参加で他の人に受付を頼めない人は参加を諦めるしかありません。

急に仕事が入って受付に行けなかったランナーもいるのでしょう。

そんな人たちをいちいち救っていたら運営に無理が出ることは承知ですが、前日受付以外にも対応して欲しいというのはランナーの甘えでしょうか?

例えば有料で代理受付を行うサービスを展開するのは無理でしょうか?無料で行うから運営が難しくなるのですから、有料対応すれば人件費も抑えることができます。

1人あたり2000円でも需要はあるはずです。東京から長野往復で1万5千円以上かかるわけですから。

そろそろ代理受付を請け負うビジネスが出てくるかもしれません。もちろん代理受付が認められている大会に限ってということになりますが。誰かがするというよりはわたしがすればいいのでしょうが。

マラソン大会の受付方法はまだ改善の余地がある

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運営の素晴らしいマラソン大会がいくつもありますが、受付方法についてはほとんどの大会でもっとよくできるのではないかとわたしは感じています。

どうしても前日受付できない人への対応。反対にゼッケンを郵送と決めている大会でも、前泊したくなるようなイベントを開催するなどの工夫。まだまだできることがあるはずです。

すべてのランナーが満足する方法などないのでしょうが、特色のある受付方法を提示することができれば注目される大会のひとつになれるはずです。

たかが受付ですが、されど受付です。

受付についてよく考えられている大会は、他の部分でもやはりよく考えられた運営をしています。「前日受付のみ」「ゼッケンは郵送」だけではないフレキシブルな受付方法をして欲しいという思うランナーは少なくないはず。

「受付出来ないなら出なくていいよ」で終わらせない対応も、マラソン大会が飽和した中で生き残っていくために必要な対応のひとつではないでしょうか。

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