マラソン大会の名称変更から感じる強い想いと未来への意思

マラソン大会の名称変更から感じる強い想いと未来への意思

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「ぐんま県民マラソン」が「ぐんまマラソン」になり「日本の復興をいわきから いわきサンシャインマラソン」は「いわき市市制施行50周年記念事業~いわき ステキ 半世紀~第8回いわきサンシャインマラソン」になります。

マラソン大会の名前にはそれぞれに想いが込められていて、その名前を変えるときは、マラソン大会の方向性も含めて検討した結果、マラソン大会の未来を考えて変更するわけです。

ぐんま県民マラソンから「県民」をとった理由は、「県民」の言葉が入っていると県外から参加しにくいというシンプルな理由ですが、そこにはぐんまマラソンを日本中のランナーに走ってもらいたいという想いがあります。

じゃあ県民を軽視しているかというとそういうわけでもないでしょう。ぐんまマラソンはサブイベント的な4.2kmジョギングに、地元の人を中心に6000人も参加する大会です。

地元にはしっかり根付いたから、ここから羽ばたこうという意思。全国的には知名度が高くない大会ですが、わたしの感覚だとぐんまマラソンはかなりいい大会のひとつな気がします。

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いわきサンシャインマラソンの場合は大会名というよりはキャッチコピーの変更ですね。いわきサンシャインマラソンはかなり参加者の評価が高い大会ですが、昨年は定員割れしてしまい募集期限を延長しています。

東日本大震災から時間が経過し、日本人にとって復興は「熊本」を意味する言葉に変わっています。「いつまでも復興という言葉を使い続ける訳にはいかない」キャッチコピーの変更からはそんな強い意志を感じます。

こういう事務局がある大会も間違いなくいい大会です。

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名前で迷走したのが湘南国際マラソンです。第1回〜第2回は「2007湘南国際マラソン」のように年号が入っていますが、第3回は「第3回湘南国際マラソン」ですが、第4回は「2009湘南国際マラソン」第5回以降は「第5回湘南国際マラソン」です。

これは2009年に開催時期を変更したため、1年に2回の開催になり区別をつけるための処置ですが、湘南国際マラソンはわりと簡単に開催時期を変更します。一時期は11月3日に定着したのですが、昨年からは12月になっています。

ものすごく人気の大会なので、まぁそれでいいのかなとは思うのですが、いまいち参加者目線ではないなというのは参加していたころから感じていたこと。

運営はしっかりしてるけどどこか温かみに欠ける。運営会社が同じ横浜マラソンも似たような雰囲気があります。横浜マラソンも東京マラソンが違いのが嫌という理由で秋に移るようですし。

もちろん参加者の言うことばかり聞いていたのではマラソン大会の運営なんてできませんし、評価が決して高くなくても人が集まれば正義なところはあります。

湘南国際マラソンのRUNNETの評価は69.6点(2016年6月2日現在)と、とてつもなく低評価ですが、今年もエントリー合戦が繰り広げられました。

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名前の変更で言えば長野マラソンも「長野オリンピック記念長野マラソン」から「長野マラソン」へと変更。これは知的財産権のからみでオリンピックという名称を使えなくなるからだとか。

なんとなく理不尽な気もしますが、これは「災い転じて福となす」となりそうな気がします。いつまでも長野オリンピックに固執せずに新しいチャレンジをしていこう。長野マラソンならそうポジティブに変化してくれるはずです。

名称変更ひとつで、マラソン大会の運営側の思いや姿勢が見えてきます。長年使ってきたものを手放す勇気。そしてそこから未来へのあらたなる一歩。こういう大会を取材してその魅力を伝えていくのがわたしの役割です。

そういう意味で今年の注目は「ぐんまマラソン」。いまのところエントリーの予定はありませんが、現地には向かうつもりではいます。

他にも大きな大会だけではなく、運営事務局の熱い想いを感じられる、小さなマラソン大会も紹介していければなと考えています。

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