ハダシストのための和紙布でできた世界に一つだけのシューズ

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日光街道ランは、マイロード靴総合設計の薄井さんから提供してもらったシューズで走りました。そのシューズがかなりの優れもので、足裏が張ってしまう以外、大きなトラブルもなく147.7kmの距離を走り切ることができました。

接地した足のエネルギーが逃げることなく、すべて地面に伝わる。そんなシューズなのですが、わたしが日光街道をあ走っている間に別の計画が進んでいました。

それは「ハダシストのための和紙布でできたランニングシューズ」の制作です。

ランナーの人はItoiteXについて少し知っているかもしれませんが、最近話題の和紙布で出来たソックスを販売している会社です。この和紙布の名前もItoiteXになります。

マイロード靴総合設計:http://myroadshoes.com
ItoiteX公式サイト:http://www.itoitex.co.jp

マイロード靴総合設計の薄井さんが、この和紙布ItoiteXを使用したシューズの開発を行っていて、ハダシストのシューズとして最適なのではないかという提案をいただきました。

そして日光街道ランから帰ってきたときにはすでにシューズは完成していました。

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そのシューズを受け取りに、マイロード靴総合設計を訪問したのですが、それはもう濃密な時間を過ごしてきました。シューズを設計するということ、シューズのあるべき姿など、これまで考えたこともなかった知識を惜しみなく教えてくれるのです。

そしてハダシストのための和紙布で出来たシューズです。ソールがゴムソールのため少し重さがありますが、それでも全体としては軽く仕上がり、しかも立ったときに体の重心をしっかり支えてくれます。

マイロードのシューズは、これまでのシューズの形に疑問を感じ、本当に正しいシューズを35年間追求し続けています。その結果として「シューズでしっかりと体を支える」がひとつのコンセプトになっています。

シューズは体を支えて当然だろうと思うかもしれませんが、実はほとんどのランニングシューズは最も重心がかかる場所が、シューズのソールからはみ出しているそうです。

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なので着地をするとどうしてもネジレの力が発生してしまいます。

マイロードのシューズを履いて、日光街道ランをして感じたのは、安定感と地面に接地したときに力がすべて伝わっている感覚です。そのため、最初は筋肉にかかる負担も大きくなります。

力が逃げずに全部足に戻ってくるためです。

しっかり鍛えているかどうかを問われるシューズ。それがマイロードのランニングシューズのひとつの特徴ではないかと感じています。

そんなシューズのアッパーとインソールに、吸水性が高く、超軽量で強度も強い和紙布を使用した、世界にひとつだけのシューズ。これがハダシストの新しい武器になります。

日光街道ランをしたシューズよりも、重心が低く、ソールも硬めに仕上がっています。

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昨日、軽く走ってみましたが、日光街道ランで履いたシューズ同様にナチュラルな推進力と、足裏の感覚で気持よく走れます。これからもう少し長い距離も走ってみますが、すごく走りやすいという印象です。

サイズが少し大きめになってしまったので、ジャストフィットではありませんが、それでも体が走りたがります。

和紙布の効果が出るのはもう少し長い距離を走ってからかもしれません。10kmとか20kmとか。昨日は疲労が抜けきっていないので1kmだけの試走でしたのでシューズそのものを軽く感じただけです。

和紙布でできたシューズとは別に、ジャストフィットサイズのマイロードのランニングシューズも提供してもらいました。こちらでも走ってみましたが、スピードが出せそうな感覚はありますが、まだ体がついてきません。

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このシューズ少しソールが厚めですが、足が回復してから走ったらかなりのスピードを出せそうな気がします。

そして日光街道ランの影響もあるのかもしれませんが、わたしの足は、どこで力を受けるのかということを理解し始めてくれました。

実はそのことが一番大きいかもしれません。まっすぐに立っているとき、歩いているとき、走っているとき、どこで体を支えているのかが明確になれば、体の使い方もさらに進化できます。

今週末は宮ヶ瀬湖で24時間リレーマラソンなので、この2つのシューズと裸足でいろいろトライしながら走ってみようと思います。

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それにしても、数年前まではただのランナーだったわたしを、こうして面白がってシューズを提供してくれるだけでなく、わたしだけのシューズを作ってくれる人が現れるなんて、人生は何があるかわかりません。

これまでランニングシューズの提供を受けている周りのラン仲間を見ていると、正直、羨ましい気持ちもありました。ところが靴作りの天才が、わたしのためのシューズを作ってくれるという、ものすごい飛び級の待遇を受けています。

マイロード靴総合設計の薄井さんや、ハダシストのためのシューズを和紙布で作ることを許可してくれたItoiteXさん。走れるサンダルを提供してくれるFLOPEEZEさん。

その期待に応えるためにも、これからもたくさんの気づきをみんなにフィードバックしていきます。

自分だけの翼を手にしてたハダシスト。大きく羽ばたく準備が整いました。

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