歩く筋肉と走る筋肉は違うのか?疲れは筋肉ではなく脳の信号?

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歩くときに使う筋肉と走るときに使う筋肉は違うのだろうか。ネットで調べると多くの人が「使う筋肉は同じだけど負荷が違う」と言っています。本当にそうなのでしょうか。歩くときも走るときも休んでいる足の筋肉がないのであれば、確かにそのとおりなのでしょう。おいらが知りたいのはメインに使う筋肉が違ってくるのかどうかということなのです。もちろんこの問に対する明確な回答がないのもわかっています。走るにしてもフォアフットなのかリアフットなのかでメインになる筋肉は違ってきますし、フォアフットにしてもどこに意識を持ってくるかは人それぞれです。

なぜそんなことを考えているかというと来週行われる平塚の24時間マラソンをどう走ろうかと作戦を立てている最中だからです。どう走るのかもっとも効率よいのか考えると、いかに筋肉に負荷をかけないかが重要になってくるということに行き着きます。そして、メインになる筋肉が違ってくれば休める筋肉も出来るわけです。走るのと歩くので筋肉が違えば、その両方を組み合わせることで距離を伸ばしながら足を休めることができるのではないかと考えたのです。

疲れたら歩けばいいと思うかもしれませんが、歩くのも度を越すと疲れるのです。歩けなくなるまで歩いた経験のある人は少ないかもしれませんが、お遍路なんかで1日に30キロ以上の距離を重い荷物を背負って歩いていると、夕方には歩くことすらできなくなるのです。でも、そういう状態でも走れたりします。レースのようにスピードを出すことはできませんが、走ることで歩くよりはよっぽど速いスピードで進むことが出来るのです。歩けないけど走れる。不思議だと思いませんか。

ゆっくりは走れないけど速くは走れることもあります。24時間マラソンなんかで残り1時間ぐらいになると、足が限界になり1キロとろとろ走っては休みの繰り返しになるのですが、残り30分ぐらいからペースを上げると普段のレースペースと変わらないスピードで走れたりもします。決して無理をしているのではなく、むしろ気持ちよく快走できるという経験を何度もしました。気分的にはどこまででも走っていけそうな気持ちになれます。

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もしかしたら歩く、ゆっくり走る、速く走るというのは筋肉の問題ではないのかもしれません。

お伊勢参りランの途中でいろいろ気づいたのですが、走れなくなる要因がいくつかありました。ひとつめは疲労です。これは説明する必要はありませんね。ただ、疲労といっても実はかなり複雑で、乳酸の蓄積だけでなく神経系機能低下や内臓機能低下、筋繊維の破壊などが原因に挙げられます。ふたつめは水分不足です。人間の体はほとんど水分で出来ています。これが汗などで失われると走れなくなります。これはダメージが軽いうちは給水によって回復可能なことが多いようです。そしてみっつめがエネルギーの欠乏です。ようはお腹が空いてしまうのです。いくら体脂肪があっても、体脂肪を運動エネルギーに変えるスピードとエネルギーの消費スピードが一致しなければ、あっという間にエネルギーが欠乏します。

  1. 疲労の蓄積
  2. 水分不足
  3. エネルギー不足

 こんなところでしょうか。実は乳酸は疲労の原因ではないというのが最近の定説です。乳酸は疲労物質ではなく疲労回復物質とも言われています。ただ、これはまだ結論が出ておらず、いろいろな説があるぐらいに考えておいたほうがいいでしょう。とりあえず2と3は気をつけておけばほぼ回避できるでしょう。重要なのはいかに疲労を蓄積させないかということになります。

ここからはおいらの推測でしかないのですが、疲労というのは「思い込み」ではないかと考えています。ある程度の運動量を超えると脳がNG信号を送ります。これ以上続けると壊れる可能性がある。壊れる前に信号を送って運動を止めさせようとするのです。どういうメカニズムなのかはわかりませんが、同じ動きを繰り返し行なっていると、筋肉に余裕があっても一定時間を経過すると脳が疲労信号を送るのではないでしょうか。そしてその一定時間というのはトレーニングによって伸ばすことができます。簡単な言葉で言えば「慣れ」ですね。脳は一度経験した負荷を覚えていて「これならば大丈夫」と判断し、疲労信号を送らないなのでないでしょうか。

このため、ランニングをしている人は歩くと走るのよりも早く疲れ、ウォーキングをしている人は走ると疲れやすく感じるのではないでしょうか。

疲労というのは本当に要因が多すぎて、特定しにくいものです。ただ、疲労の信号を出しているのは基本的に脳です。肉離れや骨折のような場合は別ですが、ランニング中に「疲れた」というのは脳なのです。その疲れたという信号をトレーニングによって遅らせるのと同時に、歩いたり走ったりすることで筋肉への刺激を変え「疲れた」の信号を出させないのもひとつのテクニックではないでしょうか。おいらの説が正しいかどうかは来週判明…するかもしれません。

24時間マラソンは壮大な人体実験です(笑)

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