裸足ランニングは決して危険ではないと声を大にして言いたい

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体育の授業に遅刻したとかの罰で、須磨学園中学校の先生が、男子生徒180人を裸足でテニスコートをランニングさせたそうだ。そのうち68人が水ぶくれなどの軽いけがを負ったことで、これが体罰になるのではないかという問題に発展している。それが体罰なのかどうかは別として、こういうことがあると裸足って危険なんだなぁという認識になるのだと思う。裸足ランナーに対する逆ステマである。はっきり言おう、裸足ランニングは危険じゃない。やり方さえ間違えなければという大前提があるのだけれども。

いきなり裸足で走るとどうなるか。これは裸足で走らされた中学生と同じように水ぶくれが出来る。もちろん個人差はある。ほとんどの人は10kmも走れば確実に水ぶくれになります。もっと短い距離でもスピードが速ければ同じように水ぶくれになります。これは普通のランナーが裸足ランナーになる過程でほとんど避けられない症状です。裸足ランニングクラブで裸足ランニングを学んだ場合はもしかしたら避けられるかもしれませんが、それでも足裏が出来ていない段階で無理をすればどんなに正しいフォームであっても水ぶくれはできてしまいます。

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おいらもレースシーズンが終わって裸足ランニングに切り替えるタイミングでは、いまだに水ぶくれができます。ただ、おいらの場合は意図的に水ぶくれを作っていたりもします。水ぶくれを作って潰してを繰り返して皮を厚くしていくのです。慣れてくると加減がわかるので、あまり痛みもありません。面白いことにこの厚い皮は裸足シーズンの終わりとともに剥がれていきます。おいらだけかもしれませんが。

裸足ランニングをするうえで一番重要なのが路面の温度です。目玉焼きができそうなぐらいに熱せられた路面や、氷が張ってしまうような冷え冷えの路面を裸足で走ってはいけません。『絶対』にです。足裏が少しでも熱いと感じたり冷たいと感じたらシューズを履いてください。土の道であればまだなんとかなるかもしれませんが、アスファルトは特に気をつけて下さい。人間の足裏はアスファルトの上を裸足で走る前提では作られていません。

それでも適温であればアスファルトの上を走れるようになります。一言でアスファルトと言ってもその路面にはそれぞれに個性があり、きめ細やかなアスファルトもあれば、攻撃的に尖っているアスファルトもあります。最初はできるだけきめ細やかなアスファルトを選んで走りましょう。普通に走れるようになってきたら意識的に粗いアスファルトを走ってみるといいでしょう。最初は痛いですが繰り返すうちに痛くなくなります。

足裏がケガしないように走るには足全体の柔らかさが必要なんじゃないかと最近感じています。筋肉の柔らかさから関節の柔らかさまで必要で、逆に筋肉痛になるような走り方は足裏にやさしくない走り方なんだろうと思います。筋肉痛になるのは力の反発があるからです。裸足ランニングの極意は力の吸収だとおいらは考えています。吸収した力を利用して推進力に変えていくのです。おいらはまだその域にまで達していませんが、感覚は理解できるようになってきました。

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裸足は決して危険じゃないんです。それだけは知っておいてください。ただ、いまどき罰としてランニングをさせたりするんですね。そういうことをするから走ることが嫌いになる人が増えるということに気づいて欲しい。ランニングをしない人の多くは「走るのが嫌い」と言います。人間はそもそも走るのが好きなはずです。ちいさな子どもを見ていればわかるかと思います。でも、いつからか無理に走らされたり、自分のペースを超えたスピードで走らされたりすることで、走るのが嫌いになってしまうのです。

須磨学園中学校の生徒たちは走ることも嫌いになるでしょうし、ましてや二度と裸足で走ろうなんて思わないでしょう。体罰かどうかも大きな問題ですが、そういう意識付けをしてしまったことも大きな問題だと思います。そしてこれは氷山の一角にすぎません。日本中の学校で同じようなことが起こっているのです。教育ってなんなんでしょうね。運動すること、勉強することの楽しさを教えるのが教育の第一歩であってほしい。それが理想論でしかないのはわかっていますが。

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