裸足ランニングの可能性と適応した結果としての足の形

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裸足ランニングの練習会をしたり、大山登山マラソンで裸足ランナーが集まって気づくことがありました。それはわたしの足が誰よりも軟弱に見えるということです。

いや、実際に軟弱です。特にこれまで裸足と本気で向き合ってきた人たちと比べると、明らかに足の形が違います。それは写真を見てもらえれば一目瞭然です。

大山登山マラソンのスタート時に撮った裸足の集合写真を見てもらえば分かります。これだけ前振りすれば、どれがわたしの足なのかすぐに分かると思います(一番下の足)。

他の人の足は「さすが裸足ランナー!」と言いたくなるくらい鍛えられていますが、わたしの足の弱々しいこと。

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他の裸足ランナーの足は、踵から前足部に向かってグッと広がっていますが、わたしは草履のように広がりがほとんどありません。足そのものの筋力もかなりみんなよりも劣っています。

この違いは、地面を掴むかどうかというところにあるような気がします。他の人の走りがどうなっているか分かりませんが、裸足ランニングクラブなどでは、体を前方に倒すようにして前に進むと習っているかと思います。

この走り方をすると、どうしても足の前側で体重を支えて、足のアーチを使って地面を押し出すことで推進力を生み出すことになります。

「いや自分は押し出してないから」という人でも砂浜や砂場を走ってもらえば分かります。裸足ランナーでもかなりの人が足跡がくっきり残ります。下手すると蹴り出している人もいるはずです。

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間違わないでほしいのは、それが悪いと言っているのではなく、主流となっている裸足ランナーの走り方がそうだというだけのことです。反対にわたしは基本的に足は置いてくるだけです。

なぜそうなっているのかというと、単純にわたしの裸足が24時間マラソンを走ることを目的に鍛えられたからです。24時間で100kmちょっとしか走っていませんが、大事なのは24時間走っているということです。

裸足の24時間マラソンの難しさは、何時間経過しても足裏を消耗させないということにあります。もちろん痛みは積み重なりますので、まったく消耗しないということはありません。ただ、痛みがあっても24時間後まで動けていることが大事です。

そこが目的地だった場合、とにかく柔らかく接地することと、足を支点にした体重移動を心がけなければいけません。体重を移動させて足をそっと地面から離すのがわたしの走り方です。

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さらに体は基本的に後傾です。

理由は2つあります。「足首の前側を鋭角にしたくない」「体の後ろ側の筋肉を使いたい」この2点です。体を前傾にさせると足首が鋭角になって自由度が減ります。そうなると着地の衝撃を膝だけで逃さなくてはいけなくなります。

足首も股関節も衝撃を逃がすために使うには、各関節をロックさせないことが重要です。

体の後ろ側の筋肉というのはこれまでも言ってきたことですが、筋肉の圧縮と反発の力を使って推進力を作るのがわたしの走り方のポイントです。前傾にすると上半身と下半身が連動しません。少なくともわたしの場合は。

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というわけで、完全に裸足の主流となる走り方とは違いますし、その結果として足の形が全然変わってきます。

わたしは「裸足を突き詰めていけばシューズを履きこなせる」と言ってきましたが、これは前言撤回します。ここまで足の形が(いい意味で)野性的になった人たちに合うシューズはありません。

シューズを作るための足型からはかけ離れた形をしていますので、確実に前足部が窮屈になります。

こういう形の足を持つ人がヴェイパーフライ4%を履いても、シューズ内でのロスが多くなるだけで、ストレスのある走りしかできないような気がします。

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逆にわたしはシューズに飼いならされているのもあり、どんなシューズでも合わせることができます。どんなシューズを履いても、足は置いてくるだけで、シューズごとにどこから置くのか、どのタイミングで置くのかを調整すればいいだけです。

同じ裸足でもはっきりとした方向性の違いがあります。方向性の違いが足の形になって表れていると、わたしは考えています。

最近は自己流で裸足ランニングをするランナーが増えてきましたので、さらに別の流派が出来ていくような気がします。これはとても面白いことですし、裸足ランニングの幅が広がっていくような気がします。

裸足ランニングでもロードを速く走る人もいれば、トレイル専門の人もいて、さらに短距離やウルトラといった距離別でもそれぞれの進化をした人が出てくれば、裸足の可能性はさらに広がります。

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そして、わたしなりの裸足ランニングを教える余白もまだ残っているかなと思います。

実際に裸足の練習会でいくつかの動きを伝えると、頭の中に「?」になることがあり、「そんな動きはできない」と言われることもあります。

教え方が下手なのもありますが、これまでの常識とはまた違った動きだったりしますので、頭も体もついてこないのかもしれません。わたしも試行錯誤して遠回りして今の走りになったわけで、いきなり同じことはできなくて当然です。

そこはわたしがもっと体系的にトレーニング方法を考えていかなくてはいけない部分でもありますが。

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わたしは決して速いランナーではありませんし、長い距離に強いわけでもありません。自分よりも優れている裸足ランナーなんて無数にいるわけですが、それでも、わたしだからこそ教えられることがあります。

もちろん、結果を出すほうが説得力があるとは思いますが、ご存知のようにわたしには闘争心がありません。レースで結果を出せるタイプではありません。

それでもみんなのような力強い足になんてならなくても、裸足でフルマラソンは走れますし、24時間も走りきることができるわけです。そこで学んだことをわたしなりに伝えていければなと思います。

まぁちゃんと習うなら裸足ランニングクラブがおすすめですけどね。


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著者:堀 泰典
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