裸足ランニングは「痛み順応」と「フォームづくり」を分けて考える

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昨日はかなり久しぶりに、アスファルトの上での裸足練習でした。小石が多い坂道での練習でしたが、完全に打ちのめされてしまいました。もう少し走れると思っていたのですが。

裸足で走るときに重要なポイントは2つあります。

・自分の体にあった裸足用のフォームで走る
・痛みに慣れる

裸足ランニング歴が短いと、これを混同してしまいがちです。最適なフォームで走れるようになっても、痛みに慣れていないと後半に痛みの蓄積によって走れなくなります。

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反対に痛みに慣れてさえいれば、フォームは適当でも走れたりします。ただ、無理のあるフォームで走ろうとすると、裸足でもケガをしてしまいます。裸足で走るようになってアキレス腱やふくらはぎを痛めた人はたくさんいます。

わたしは、裸足のフォームをそれほど重視していませんが、基本的にはウレタン舗装されたトラックでフォームを固めるトレーニングをしています。そこに痛みが伴うと、間違ったクセがついてしまうから。

それでもクセが出やすいのが裸足ランニングです。

わたしはサッカーを長く続けていたため、左足が立ち足で右足がボールを蹴る足になっています。このため、左足にあまり柔軟性がありません。右足と左足で足裏の筋肉の付き方がまったく違っています。

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これはこれでいいかなと思っていましたが、アスファルトの上での裸足トレーニングをしているときに、ふと思いつきました。左足でボールを蹴るイメージで走ればバランスが良くなるのでは?と。

その直感が正しかったようで、イメージを変えただけで左足のぎこちなさが改善されました。

これはきっとサッカーをしていた人でないと、うまく伝わらない感覚かもしれません。そしてぎこちなさが改善されたとはいえ、左足が立ち足になる走りを続けてきたので、両足ともにまだ必要な筋肉がついていません。

こういう段階で注意しなくてはいけないのが、オーバートレーニングです。

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必要な筋肉がつくには数ヶ月単位での継続した計画的なトレーニングが必要です。ランナーはランニングフォームを改善したら、すぐに速く走れるようになると思っていたりしますが、そんなうまい話はありません。

ランニングフォームを改善すればもちろん速く走れるようになるかもしれませんが、それでフルマラソンを走り抜くには、そのフォームに合った筋肉をつけなくてはいけません。

裸足で走る人もこのポイントがどうも頭からすっぽりと抜け落ちている人が少なくありません。

シューズを脱いだらケガをしにくくなる。そんな話があるわけがありません。いや、将来的には確かにケガをしにくくなりますが、体ができあがるまではシューズを履いたときとは違うケガのリスクがあります。

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だから、いきなり裸足になって10km20kmを走るのはおすすめできません(わたしはいきなり10kmからやりましたが)。

じゃあどうすればいいのか?

練習量の簡単な目安があります。それが「痛み」です。裸足でのトレーニングは痛みを感じたら、そこで止めてシューズを履く。これでオーバートレーニングを防ぐことができます。

痛みに耐えて頑張ったほうが強くなれそうな気もしますが、痛みを伴った状態で走り続けると、体に無駄な力が入ってしまい、効率の悪い走り方が身についてしまうおそれがあります。

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痛いならワラーチでもランニングシューズでも好きなものを履けばいいんです。それが切り上げるべきタイミングですから。

それを何ヶ月も繰り返していると、いつの間にかフルマラソンでも問題なく走れるようになります。効率のいいランニングフォームで、痛みも最小限に抑えて走れますので無理なく完走できます。

シューズでフルマラソンを走れるのに、裸足でフルマラソンを完走できないという人は、走り方がおかしいか痛みに慣れていないかのどちらかです。両方という場合もありますが、そんな人にかける言葉はありません。

痛みに耐えたら裸足でも速くなる。それはそれで事実ですがそれって楽しいですか?

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楽しいならそれでいいと思いますが、わたしは痛いのが嫌いで嫌な思いをしてまで裸足で走りたいとは思わない軟弱な裸足ランナーです。だから、ゆっくりと体を作りながら距離を伸ばしていきます。

ただ、どうやら鹿児島マラソンまでにはカラダづくりがまったく間に合いそうにありません。それでも意地だけで裸足でスタートラインに立ちますが、今回は不安しかありません。

さてさて今年の鹿児島マラソンはどうなることやら。

とりあえず振る舞い酒の出る前夜祭と後夜祭を楽しむこと覚悟だけは決めました。あとはどれだけ笑顔を崩さずに走り続けられるか。気合と根性では痛みが増してしまうので、柳のようにゆるゆると流れるようにイメージして走るとしましょう。


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