裸足で正しい感覚をつかんだら、もう一度シューズを履いてみてはどうか

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裸足で走るようになった人が「もうシューズは履けない」という状態になることが多々あるのだが、実はそれでは50点なのではないだろうかと最近感じている。裸足ランナーはどんなシューズも履きこなせて満点かなと。

ランニングの基本はやはり裸足にある。多くの人がまずシューズありきでランニングを始めるのだが、まぁこれはもうどうしようもない。だからといってシューズを履いている状態が基本ではあるべきではない。

シューズを基本にしてしまうと、足をシューズに合わせなくてはいけなくなる。そして合わすべきシューズは履けば履くほど変形していき、ランナーの癖によって偏ったすり減り方をしていく。それがまたランナーに癖をつける。

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踵の外側だけすり減ってしまう人もいれば、親指の付け根ばかりすり減ってしまう人もいる。そして、新しいシューズを買うときに、まったく同じシューズならまだいいが、違うモデル、違うメーカーに変えると癖を一度リセットしなくてはいけなくなる。

これではいつまで経っても、基本の形が定着しない。自分の姿勢がどの状態にあればナチュラルなのかわからなくなるというか、その概念すらほとんどのランナーは持っていないのではないだろうか。

裸足を基本にすると、踵が偏って磨り減ることもないし、買い替えて感覚が変わることもない。人によってはケガもしにくくなる。

だから、体がどのような状態にあればナチュラルなのかをつかみやすい。無駄な力が筋肉にかかっていないか、フォームがおかしくなっていないか。着地はズレていないか。裸足でしかつかめない感覚がある。

ただ裸足ランナーがそこで思考停止になって、「裸足が一番」となってしまうのはもったいない。いや「裸足が一番」というのはわたしも言い切っていることなので否定はしない。

わたしが言いたいのは裸足で正しい感覚をつかんだら、もう一度シューズを履いてみてはどうかということだ。

裸足であまり長くない距離、例えば3〜5km走ったあと、シューズを履いてみるとそのシューズ特有の癖を感じることができる。そのシューズを履いていると足のどの部分に負担がかかりやすいかもわかってくる。

それがわかれば、どういう走り方をすればケガをせずに、脚に負担をかけずに走ることができるかもわかってくる。シューズに走らされるのではなく、シューズを自らの意志でコントロールする。

車を運転するのには免許が必要で、免許を取得するには教習所で車の運転の基本を習う。そうでなければ事故を起こすからだ。シューズも同じではないだろうか。裸足という基本を身につけたうえで履かなければケガにつながる。

教習所で基本を学べば、普通車でも軽自動車でもトラックでも外車でも慣れの問題で問題なく運転できるようになる。裸足という基本を身に付ければ、ワラーチだろうが、adizero takumi sen boostだろうが、HOKAだろうが履きこなせるようになるはずだ。

車の運転を楽しむようにシューズを履くことを楽しんでもいいんじゃないだろうか。せっかく裸足になったのに、シューズをコントロールする楽しさを放棄するのはもったいない。

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