万里の長城マラソンへ参加者からもらう勇気と自分の役割

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土曜日に万里の長城マラソンの大反省会という名の飲み会でした。集まったメンバーの共通点は万里の長城を走ったということだけ。年齢も性別も違う8人のランナーが横浜中華街に集結しました。

わたしが万里の長城マラソンに初めて出たのは2011年。ほとんど情報がなく不安な気持ちを抱えての北京入りでした。そこから7年が経過し、わたしはランナーではなく事務局としてこの大会に関わっています。

事務局を最初に引き受けた年は日本人ランナーは12人。そこから90人近いランナーが集まってくれる大会になりました。万里の長城という最高の舞台があり、わたしが特別なことをする必要もなく人が集まってくれます。

そして、わたしが想像しなかったコミュニティができつつあります。

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万里の長城で共に苦しんだ経験が絆になるのかもしれません。もともとオープンな性格な人が万里の長城マラソンに集まりやすいのというのもあるのでしょう。いずれにしても、帰国後に参加者同士が顔を合わせることが増えています。

そして今回のような集まりがあると、自分は本当に恵まれていると思わずにはいられません。普通の人が望んでも立てない場所に立ち、大きな夢を持って日々を過ごせているわけです。

1人でも多くの人に中国の今を見てもらいたいという想いも決して絵空事ではなくなってきました。特に今回は学生さんの参加があり、リアルな北京を感じてくれたはずです。

参加者は自分の体で北京を感じたことで、これまで中国に対して持っていた印象が大きく変わったはずです。わたしが案内した北京の日常風景なども、中国人との距離感が縮まる結果になっているかもしれません。

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そして、帰国したときに「中国っておもしろい」と周りに伝えてくれることで、中国に興味を持ってくれる人が増えていくわけです。その中の何人かが万里の長城マラソンに参加してくれるかもしれません。

大会側としては不足することばかりで、これまでの開催ですべてがうまくいったことは1度もありません。今年に至ってはフルマラソン以外はタイム計測もコース誘導も失敗しています。

それはそれで改善していかなくてはいけませんが、それを笑いとばしてまた参加してくれる仲間がいることは間違いなくわたしにとっては力になります。

ただ、これからもっともっと日本人参加者を増やしていけるのかというと、その点に関してはやはり不安が大きく、これ以上の参加者がいたときに1人1人ときちんと向き合えるかというと、やはりどこかで無理が出てきます。

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1人1人と向き合うから無理が出るのだから、もっとビジネスライクに事務局としての仕事だけをすればいいのかもしれませんが、それだとわたしが事務局をする意味がありません。

わたしは初めて参加したときのように、万里の長城マラソンを走って帰るだけの大会にはしたくありません。前夜祭で美味しいものを食べてもらいたいですし、観光だけでは見ることのできない北京の景色も楽しんでもらいたい。

そして「また来たい」と思ってもらうのがわたしの役割です。それは万里の長城マラソンの事務局としてではなく、中国好きの1人の男としての役割です。

わたしが人生をかけてやると決めているのが、日本人に当たり前のように中国人の友だちがいる時代を作ることです。もちろん自分だけではできませんが、他にも同じような思いを持って活動をしている人がたくさんいます。

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いずれはそういう人たちと繋がっていくことになるのでしょう。そうなったとき、やっぱり万里の長城マラソン日本事務局をしていることが強みになります。

その強みをより魅力的なものにできるかどうかは自分次第です。

まずは、万里の長城マラソンに100人を超える日本人ランナーが来てくれても、しっかりと1人1人と向き合える自分になることが目標です。そして、200人300人と参加者を増やしていくこと。

そのためには、いま参加してくれるランナーの期待を裏切らないこと。たくさん笑ってもらうこと。それを忘れないようにして次は今年の秋大会に向けての準備を進めていきます。


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著者:小松 美羽
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