万里の長城マラソン日本事務局が目指すべきところと現在地

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今年も理想からはほど遠い事務局運営になってしまいましたが、万里の長城マラソン仲間のサポートがあったおかげで、「楽しかった」の声をいくつもいただきました。

万里の長城マラソン日本事務局をしているのは、1人でも多くの人に北京の今を感じてもらいたいため。今回130人の参加者があり、その役割を少しは果たせたかなという思いはあります。

そして、今の自分では130人というのは完全にキャパオーバーだということも痛感しました。

1人1人と向き合いたいという想いと、物理的に時間に制限があるということ。1人にしっかり向き合っていると、残り129人に背を向けることにもなるということ。

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今回は大会翌日のツアーも30人近い参加者があり、仲間からは「そんなんじゃだめ」と叱られるほどテンパってしまいました。4〜5人のイベントには慣れていますが、30人となると別世界でした。

これも経験なのでしょうが、わたし自身はあまりにも無力。

なんでもかんでも自分で背負う必要はないのでしょうし、頼ることも大事なのかもしれません。でもそれは、あくまでも十分な準備をした上で、補ってもらうべき。少なくともわたしは主催者側の人間ですから。

でも、この人数がゴールだとは思っていません。何千人も集めることはできませんが、誰もが1度は走ってみたい大会になること。万里の長城マラソンの知名度をアップさせることが目標です。

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そうなったときには200人、300人という規模だって考えられるわけです。

そうしたときには、やっぱり日本事務局が1人体制というのは無理があります。でも、誰にでもお願いできることではありません。責任も出てきますし、胃が痛くなるくらいのプレッシャーにも耐えてもらわないといけません。

それを誰かにお願いする勇気が湧きません。これはわたしにとっての永遠の課題。

やらなくてはいけないこと、そして変えていきたいこと。大会が終わった直後はモチベーションが高いのですが、これを維持するのが難しいというのも課題です。

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もっと本気で宣伝をしていけば、もっと多くの人に知ってもらえるはずです。

ただ、まずやらなくてはいけないとはっきりしたのが地盤づくりです。100人の日本人参加者を目標にしてきた万里の長城マラソンですが、その目標を達成したところで見えてきた足元の弱さ。

頂に到達したからこそ見える景色というものがありますが、頂かと思っていた場所の先にはもっと大きなピークがありました。そして、そのピークを上るだけの体力も装備もない現実に気付かされたわけです。

勢いと気持ちだけではどうにもならないことがあります。

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たぶんしばらくは、このモヤモヤに悩まされるのかとは思いますが、それも成長していく過程できっと大切なこと。成長はいつだって痛みが伴うものです。43歳にもなって成長しようというのならなおさらです。

それでも、痛みをともなう成長ができる立場にあることに感謝の気持ちしかありません。誰もができるような経験ではないわけです。だからこそもっと上を目指したい。

今回はGW10連休というのもあったので130人もの参加者がありましたが、おそらく来年は多くても100人がいいところ。今年よりは余裕をもって対応できるかと思います。だからこそ、理想の運営に向けて全力で取り組むこと。

やるべきことはたくさんありますが、まずは一つひとつ丁寧に。


万里の長城は月から見えるの?
著者:武田 雅哉
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