万里の長城マラソン2016秋を事務局という立場で考える

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万里の長城マラソン2016秋は正直なところ、いや正直なところも何も、事務局という立場では完全に失敗の大会になってしまいました。

代替の大会が素晴らしかったから少しは救われましたが、わたしたちの万里の長城マラソンに来てくれる人たちはみんな、万里の長城を走れることを期待してやってきます。

ところが今回は不可抗力とは言え、万里の長城を一歩も走ることができませんでした。そのことに関しては、反省のしようもないし、対策もできないのですが、万里の長城を走れなかったという現実は受け入れなくてはいけません。

再発防止というよりは、再発する可能性があるのだということも、頭に入れておく必要があります。そして、それについてエントリー募集時に伝えておく必要があります。

参加者の不安を煽ることになるかもしれませんが、今回起きたことはきちんと伝えておかなければいけません。それがわたしの運営スタイルですし、何も隠さないことが大切です。

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もしかしたらしばらくは参加者数が伸び悩むかもしれません。でも目先の参加者数にこだわっている場合ではありません。万里の長城マラソンをこれから何十年も続けていくには、誠実であることを目指さなくてはいけません。

それでも万里の長城マラソンに来たい。万里の長城を走りたいという人が少しでも増えるように、今回のマイナス面をカバーできるだけのプラス要素を加えていく必要があります。

来年の5月に向けての案は徐々にですが出来上がりつつあります。万里の長城マラソンを楽しみながらも北京の街も楽しんでもらうためのアイデアがいくつかあります。

もしもまた万里の長城を走れない万里の長城マラソンになったとしても、参加者が残念だと思わないくらいの何かを提供する。そうすることで万里の長城マラソンにはこれまでにない魅力もついてくるはずです。

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本当なら万里の長城を走れないというリスクをなくすべきですが、中国政府が相手ですとさすがにわたしたちの力ではいかんともしがたいという現実。

とても歯がゆいのですが、ここは日本ではありません。郷に入りては郷に従えの精神は、世界中どこに行っても忘れてはいけません。中国政府には中国政府の思いがあって、合同開催にしたわけですから。

わたしは貧乏性ですので、転んでもただでは起きるつもりはありません。小石ひとつでも掴んで起き上がるくらいの雑草魂は備えているつもりです。

次回も万里の長城を走れなかったらどうしようと考えるのではなく、走れない可能性があるという前提ですべてを進めていくこと。走れない可能性から逃げないこと。

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もちろん不安はあります。いえ、正直言えば不安しかありません。

でも不安だからとそこで立ちすくんでも何も変わりません。少なくとも万里の長城マラソンの中国事務局は次のステップを考えて動き出しています。

おそらく来年の秋にも万里の長城マラソン2017秋を開催します。場所は北京ではないかもしれません。もっと大きな視点で万里の長城を舞台に走れる機会を提供すること。

それだけではなく、中国で開催されるマラソン大会に日本人が参加しやすくすること。これはわたしがこれから行うべき大きな目標のひとつになります。

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例えば、北京マラソンや上海マラソンの案内を出すこと。場合によってはツアーを組むなどもしていければ日本人ランナーにとって中国がもっと身近な存在になるはずです。

もちろん、万里の長城マラソンがその中心にあるわけですが、万里の長城マラソンだけにこだわらないことも大切です。日本と中国をつなぐ橋渡し。それがわたしの役割だと信じています。

どういう形にするかはこれから考えていきますが、いまよりも一歩踏み込んでいきたいと思います。転んで掴んだちさな石を手放さないようにしっかり握って起き上がります。

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