日本一緩いマラソンレポート「第1回銀座マラソン」

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第1回銀座マラソン前日、主催者でクレイジーランナーの三州ツバ吉さんから「ゼッケン作れる?」との依頼。前日……そういうこともあると思う。

銀座マラソンは、おそらく日本で一番小さなマラソン大会です。いや、それはマラソン大会というものではなく、小さな小さなランニングイベントです。

当日は雨のため2人のDNSがあり、合計6人の参加者があり、フルマラソンの距離を走ったのは3人だけ。

コースは銀座1丁目から銀座8丁目までを、囲むようにぐるっと1周するコースをフルマラソンの距離走ります。当初は2.5kmくらいと聞いていましたが、実際には1周が3.1〜3.3kmでした。

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というわけでフルマラソンの距離になるには13〜14周が必要です。とりあえず14周が目標です。

午前8時30分、まだ動き出していない銀座の街。

GPSウォッチが立ち上がらないわたしを置いて2名のランナーがスタートします。わたしも約15分遅れでスタート。雨降る中を裸足の河童でスタートです。

ここで問題だったのはとにかく信号につかまるということ。銀座の周りの信号は歩行者と車向けに設定されているのか、銀座の東側の信号にはすべてひっかかります。

走りにくいなと思いながら銀座8丁目の歩道を走っていると、後ろから自転車に乗った警察官に止められる事案発生。警察官いわく「裸足で走ってて危険だと思ったから」とのことだが、明らかに裸足だけでなく河童の被り物にも反応している。

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要するに「おかしいやつ」と見られたらしい。

まぁそこは否定する余地は1mmもない。裸足で河童で朝の銀座を走っている。警察も職質しないわけにはいかないだろう。そして職質に勇気が必要だっただろう。

幸いわたしはゼッケンを付けたウェアの上から上着を着ていたんので、「銀座マラソン」については許可の有無は問われなかったが、河童+裸足+銀座マラソンとなると、ちょっとした問題になっていたかもしれない。

ちなみに銀座マラソンのゼッケンで呼び止められた人は1人もいない。

まさかの1周目での職質で、このあと13周も職質の危機があるのだと思うと、さすがに銀座マラソンそのものに影響を与えそうだと判断し河童は断念。ただの裸足ランナーとして銀座を走ります。

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ただし、ゼッケンは見えなくしたままです。

わたしの判断は、NGが1個なら見逃すけど、NGが2個なら確認をするのだろうということ。

もっとも銀座マラソンというのも、正式な大会でもなんでもなく、ちょっとした練習会のようなもの。いちいち届け出を出すようなものではありません。きちんとしたイベントなら、もちろん道路の使用許可や届け出が必要です。

銀座マラソンくらいの規模で届け出が必要なら、世の中のすべてのランニングイベントが届け出を出して、警察がパンクします。でも警察にすればマラソン大会という名前だけで過剰反応をします。

治安を維持する人たちですから、それくらいでないと困るのですが。

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いずれにしても、裸足は絶対的に守りたかったので、裸足でゼッケンは見えないよう。昨夜の夜なべが水の泡……

それでも走れるだけましです。走っている途中に目の前から警察官がやってきてやばいと思ったのですが、「裸足で走ってるの?健康にいいらしいね〜」と微笑ましい一言。

……やっぱり問題は河童だったか。

3周目くらいからは信号の流れも理解して、必要以上に信号でストップするストレスもなくなりました。それと同時に、「五本の指で走る感覚」のテストも行います。

「五本の指で走る感覚」は少し前のブログ記事にしたものですが、裸足ランで痛みを感じにくくするための方法として考えたもので、それが実際どうなのかを調べようとしたわけです。

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脚の5本の指で地面をつかむように走るのですが、これを意識すると足が痛くなくなるのはなんとなく理解していましたが、思わぬ事態が発生します。この意識をするだけで1kmあたり1分以上スピードが上がります。

詳しくは後日説明しますが、意識を変えるだけでスピードが一気に上がります。ただし、自分のスピード感はほとんど変わりません。

調子に乗りすぎてスピードを上げていたのですが、当然のことながら筋肉への負荷がかかります。それに気づかないくらい軽くスピードが上がっていたのですが、5周目くらいに危ないと感じてスピードダウン。

そして、雨の中コツコツ走っていましたが、9周目あたりから足裏に異変を感じます。

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土踏まずの外側の筋肉が疲労して痛みを感じます。おそらくは小趾外転筋でしょうか。五本の指を意識することで、これまで使っていない筋肉に負荷をかけすぎた結果です。そうなると一気にペースダウンです。

しかも雨はときおり激しい横殴りになります。春とはいえ体から熱を奪っていきます。

こうなってくるとあとは得意の気合と根性です。アンパンマンの友だちが愛と勇気しかないように、わたしの友だちは気合と根性。いやアンパンマンのように仲間もたくさんいますが。

疲労がたまった足裏に負荷をかけすぎないように慎重に一歩一歩進みます。

濡れた路面はところどころ滑りやすく、何度もスリップしましたがそれでも大きなトラブルもなく14周を走りきることができました。

GPSウォッチ上は46.31kmで6時間8分56秒でした。

6時間以内で走りたかったのですが、信号があることを考えればまずまずの結果でしょう。いい感覚もつかむことができました。

なによりも、おそらく日本で最初に銀座を裸足で42km以上走った男になったことを誇りに……いや、それほどでもないか。でもこういう小さなランニングイベントはこれからどんどん増えていくような気がします。

そしてそのうちの幾つかがいつか東京マラソンのようなメジャーな大会になるかもしれません。

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大事なことは継続することです。銀座マラソンもいずれ、きちんと届け出を出さなくてはいけないような大会になる可能性もあります。継続さえ続けていれば、なんらかの形にはなります。

わたしはこれからも、このようなランニングイベントに関わっていきたいですし、自らも企画して開催しようかと考えています。大きくなくてもかまいません。それをおもしろいと思える人が集まってくれればそれで成功です。

銀座マラソンが10回の開催を迎えたとき、どんな形になっているのか。ちょっとワクワクします。

そのころには裸足の河童も職質されないくらいの知名度にはなっていたいものです。


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著者:水希
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