今年の台北マラソンは日本人に大人気?参加するランナーに望むこと

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台北マラソンが今年からRUNNETで予約できるようになりました。台北ナビで予約を受け付けていたのは、いつくらいのことだったでしょう。まだまだ一部の台湾好きランナーしか知っていない大会でした。

ところが今年はなぜか、わたしのfacebookつながりのある人が、かなり台北マラソンに吸い寄せられているようです。正直なところ、コースはそれほど面白みがあるわけではありません。途中の私設エイドでビールを飲めるのを除けば。

東京マラソンのように、沿道にぎっしりと応援に駆けつけてくれるわけでもなければ、京都マラソンのように見どころが満載ということもありません。

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台北マラソンの魅力は、レースそのものよりもその前後が楽しいのだとわたしは考えています。

ここ最近はLCCでセールがあるたびに、台湾路線だけあっという間に売り切れてしまいます。わたしが思った以上に、世の中は台湾ブームなのかもしれません。

今回のRUNNING STREET 365では、初めての海外マラソンにおすすめというコンセプトで、台湾マラソンを紹介しましたが、まさにそれが今回起ころうとしているように感じます。

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お手軽で旅も楽しめる海外マラソン。これからしばらくは台北マラソンにはたくさんの日本人が押しかけることになるような気がします。いま日本のマラソン大会にたくさんの台湾人ランナーが来ていますが、反対の流れもできれば、両国の関係はさらにいいものになります。

台湾に一度行った人が、ハマってしまう感覚はよくわかります。わたしも北京についで好きな街ですので、暇さえあれば、いや暇を作ってでも行きたいのが台湾です。

誰も台湾に注目していなかった頃、芸能人の渡辺満里奈さんが「台湾にはもう10回以上行ってる」と言ってました。そのときはすごいなと思ったのですが、わたしの台湾行きも、あと数年でその数には達するでしょう。

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ちなみに北京は台湾の倍以上行っています。10回を超えた当たりで数えるのを止めました。わたしにとって台湾は非日常ですが、北京はどちらかと言えば日常です。ほんの少しもドキドキしませんし。

台湾人が日本に遊びに行き、日本人が台湾に遊びに行く。ここまでくると次は、個人同士のつながりをもっと深いものにしていければ、面白いことになりそうな気がします。

わたしは、これを台湾と中国、そして日本でやってみたいわけです。ただ、台湾については中国ではタブーみたいなところがあるので、あまり触れないようにはしていますが。

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国同士がどうでも、個人と個人は気が合うなら手を取り合う。これがわたしのスタンスです。

本当はそこに韓国と北朝鮮も加われば、もっと面白いことになるのですが、韓国には1度行ったきり。北京や台北のように「また行きたい」とはなりませんでした。北朝鮮は好きも嫌いも判断ができません。

わたしたちは自分の国があり、なかなかひとつの場所に集うことができませんが、マラソンのようなスポーツがその架け橋のひとつになるのは間違いありません。どんな国、どんな文化で育っても頑張る姿というものは同じです。

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お互いに全力を出し合って、ゴールを目指す。

そういう一体感をマラソンでは得ることができます。大勢でやる個人競技ですので、国際交流という意味でマラソンというのはとても優れたスポーツです。それは万里の長城マラソンの事務局をやりながら感じていることもであります。

だから、台北マラソンに大勢の日本人が詰めかけるのは個人的にはかなり嬉しいことです。

だからこそ思います。日本人でかたまり過ぎるのではなく、もっとオープンに現地の人たちと繋がってほしいなと。ただ台湾に行って走ってきましたではなく、片言の英語でも中国語でもいいので会話して帰ってもらいたいところです。

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台湾の人たちにはそれを受け入れるだけの懐の深さがあります。

そうやって台湾の人と繋がって、できれば台湾の歴史も学んでもらいたいのですが、それはわたしの欲張り過ぎる想いなので、あまり強くは言いません。

日本人と現地の人の交流。これはわたしがずっと万里の長城マラソンで課題にしながらも、成果が上がっていないことのひとつです。なぜ台北マラソンがこれほどまでに人気が上がったのか。万里の長城マラソンでも活かせることがないだろうか。

今年の台北マラソンは、そんなことを考えながら走ってみようと思います。もっとも抽選に当たればですが。

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この2シーズンで抽選に外れたのは第1回の鹿児島マラソンだけで、東京マラソンも大阪マラソンも走っているという神通力が台湾でも通用するのか。もっとも当たらなくても当たった人の応援と取材で行くつもりです。

おそらく台北マラソンはホノルルマラソンに匹敵するくらいの大人気大会になり、今回はそのための大きな変革の年のように感じています。そういう大会を外から見るというのも得るものがあるはずです。

いえ決して、台湾に行きたいだけではありません…


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著者:水谷さるころ
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