第2回富士山マラソン〜マラソンはやっぱり簡単じゃない〜

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決して生半可な気持ちでスタートラインに立ったわけじゃない。できることは精一杯やって大会当日をむかえた。前夜に地ビールを飲んだことを除けば。でも2週間のブランクはどうにもこうにも埋められなかった上に、結局まだ治癒の途中なんだと気付かされただけだった。日本でトップクラスの景観を誇るマラソン大会は、おいらにマラソンの厳しさを教えてくれた。いい経験にはなったが、自分の甘さばかりが目につくレースになったことは反省している。忘れないためにも今日のうちにまとめておこうと思う。

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渋滞渋滞と煽られた大会は、無事大きな混雑もなくスタートを向かえることができた。ただ、車中泊していた道の駅富士吉田は夜中に氷点下になり、何度も寒さで夜中に目が覚めるという最悪の状態。でも、こういう環境で走ることにはもっと慣れなきゃいけない。ホテルにばかり泊まっていたのではハングリーさがなくなる。まぁもう少し車中泊向けの設備は整えたほうが良いというのはある。せめて一晩はしっかり眠れるぐらいの住環境は必要だ。

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大会の駐車場からはバスが出ていたけど、体を目覚めさせるために、3.5キロを走ることに。この時点で指先がもげるのではないかと思うほどの寒さ。おそらくまだ氷点下だったのだと思う。スタート前の会場では1.5度とのアナウンスあり。まだ秋の雰囲気の残る神奈川や東京とは一変して冬の気温。その反面、レース途中からはぐんぐん気温が上がる展開になり、非常に難しいレースだったのは間違いない。

スタート直後、「ブログ読んでます」と声をかけてくれる人がいて、やる気アップです。読んでくれている人とマラソン大会で会えるのはすごく嬉しい。そして変なところは見せられないと気合が入る。気合は入るのだけれども、スタートの5キロは道が大渋滞。ほとんどまともに走れません。そして、そのゆっくりのペースでも実はきつかった。10キロ手前ぐらいでノドがかなり腫れていることに気づいて、15キロぐらいでリタイアしようかという考えが頭をよぎる。

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それでも、まず目前の5キロと自分に言い聞かせて走る。いまのコンデションからすれば、だましだまししながら1キロ5分以下のペースはまずまず。目標は3時間半だったので、それでちょうどいいペース。ただそれも20キロ過ぎの名物の坂道に差し掛かったところで、全てが終わった。とにかくキツイ傾斜の坂がちょっと長く続くのだけれども、ここで完全にリズムを崩してしまった。この坂を登ったぐらいで足をつる人が続出。おいらもペースがまったく安定しない。そして30キロの手前で限界がやってきた。

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これ以上無理に押しても、走りが乱れると判断して少し歩くことにした。呼吸を整えて、体のバランスも調整し直す。地元のおばちゃんたちが「頑張れ」と声援をくれるんだけれども、それに乗るわけにはいかなかった。とにかくもとに戻すことだけに集中。1キロ6分以上に落ちていたのが1キロほど歩くことでなんとか回復。これ以降はなんとか5分台を保ちながら進むことができた。歩いたことは残念だけど、判断としては間違ってなかったと思う。

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とにかくスピードが出ない。足もパンパンになっていく。自分の理想とするフォームではしれない。苦しさばかりがついてくる42.195キロですが、ラストで立て続けに知り合いから声をかけてもらい。なんとかゴール。

3時間53分35秒

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自己ワースト記録です。よく最後まで諦めなかったとほめたいぐらい、無理した走りでした。42.195キロという距離に不安はありません。どうやってもなんとか走れる距離だということはわかりました。ただ、きちんとしたコンディションで望み、きちんとした練習がなければサブ3を狙うランナーでもこんな惨敗なレースになるのだと知らされました。反省することばかりです。ただ、こういう失敗レースから学ぶことはたくさんあるのだと信じて次へと進もうと思います。

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