愛媛マラソン前哨戦!千葉マリンマラソン完走レポート

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高橋尚子さんの対応についての記事がものすごくシェアしてもらってて、彼女の人気に嫉妬しそうですが、あらためてすごい人なんだなと実感しています。

そんな翌日のブログに自分の走りの内容を書くのは本当に忍びないのですが、ここはわたしの個人ブログ。昨日書いた以上に高橋尚子について語れることもありません。

というわけで、千葉マリンマラソンでわたしの走りがどうだったのか、愛媛マラソンに繋がる走りができたのかについてレポートします。

本当は、今回のレポートを書くにあたって、会場の幕張まで行くまでの間に読んだ、鏑木毅さんの著書「究極の持久力」について語らなくては話がつながらないのですが、実はこの本はまだ発売されていません。

そして、いまわたしが取り組んでいることに関係する本なので、まだ内容のレビューができません。

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とりあえず、走り出してみないと、自分がどれくらいのスピードで走れる状態なのか分かりません。自分の体がフラットな状態なら4分15秒/kmは問題ないはずですが、少しでも疲労が残っているとそうもいきません。

直前の1週間は都内での取材や打ち合わせが多く、ポイント練習はインターバルが1回とトレイル7kmが1回。あとはジョグだったので、疲労はあまり溜まっていない状態ですが、完全に抜けているわけでもありません。

スタートは9時50分ですので、8時には付いておこうと5時39分発の電車に乗ったものの、1駅を過ぎたところで電車が緊急停止。「線路内に人が立ち入ったため…」朝の6時前から線路内に立ち入るってどういうシチュエーションなのでしょう。

おかげで新宿行きの電車は相模大野で運休。さらにダイヤが乱れすぎて、何時に到着するのかまったく見えない状態。結果的には30分遅れの8時30分に到着。

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会場近くの駐車場にラン仲間が車を停めていたので、そこを目指すのですが、この日はちょうどももいろクローバーZのライブと欅坂46の握手会が重なっていたのもあって、駅前はびっくりするような人だかり。

なんとかそこを突破して、体を温めるのも兼ねて駐車場まで走ります。

天気が良く、風もほとんどなし。荷物は全部車に預けて、そのままスタートブロックに移動します。ゼッケンとチップを事前送付してくれると、これができるからありがたいですよね。

暖かさは感じるものの、アームカバーとレッグカバーに手袋。寒さが苦手なので、念のための寒さ対策をしています。いま思えばこれが完全に裏目に出ました。

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スタート待機場所の横で少し体の動きをチェック、左右ともに膝に違和感がありますが、まっすぐ着地する分には問題なさそうです。折り返しが2つあるので、そのときにしっかりスピードを落とすことだけ意識しました。

今日のシューズはadizero japan BOOSTです。

そしていよいよ号砲です。9時50分、号砲と同時に走り始めたわたしにいきなりトラブル発生です。なんとiPhoneを入れていたウエストポーチの留め具が外れました。

そんなことあるのかと思うんですが、あったんですよ実際に。300円くらいで買った安物はダメですね。スタートの1kmがいきなり4分38秒でした。

iPhoneを持って走ったのは、音楽でリズムを取りたかったから。鏑木毅さんの本の中に「マラソン中に何を考える?」というような話がありました。いろいろ書かれているのですが、わたしが重要だと感じたのは「思考しないこと」です。

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マラソン中はいろいろ考えすぎると、頭が疲弊します。頭が疲れてくると、後半の厳しくなたっところで「もういいじゃないか」と脳が走るのを止めさせようとします。後半になっても頭がフレッシュな状態になるには、何も考えずに、リズムだけを意識すること。

これが重要なのではないかと音楽を流して走ります。ただし、耳の穴は塞がないambieですので、周りの音はきちんと聞こえてきます。リズムをとりながら「周りの人はなんでこんなにも足音を立てるんだろう?」と思えるくらいには聞こえています。

スタートでいきなり20秒以上ロスしたので、焦りそうになりますが、この日のわたしは違います。「究極の持久力」を読破したあとですから。まずネガティブにならないことを重視して、力をセーブできたんだといいように考えます。

「20秒は1kmで1秒取り返せばいい」そう考えると気持ちが楽になります。

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その結果、次の1kmは4分11秒、その次は4分5秒。ここで少し肺に負荷がかかったので、スピードを緩めます。4分10秒前後が今日のちょうどいいとことと判断しました。

もちろん、それでも後半崩れるのは想定内です。レースで重要なのは後半の2/3だと鏑木さんは書いています。ハーフマラソンなら14kmまでは誰でも気持ちよく走れます。問題はその先をどうまとめるか。

5km過ぎでコースが海沿いから直角に曲がります。そこで風が強く吹いてくるのですが、そこも慌てずに前の人を風よけ利用しつつ、ペースも引っ張ってもらいます。

7kmで最初の折り返し。ここで最初のミスを犯しました。追い風になったこと、軽い下りになったことで、スピードを上げてしまいました。4分6秒/kmよろしくありません。

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案の定、また海沿いに戻ってから体が徐々に重く感じます。それでもなんとか15km過ぎまで4分15秒/km以内にはまとめています。残りの2/3に入ったわけですが、ここでがくんと下がって4分18秒/km。

ここをどう頑張れるかが今日の課題と言い聞かせて、少し踏ん張りを見せます。4分11秒/km…踏ん張りすぎました。まだまだ微調整ができません。体の力を上手に抜いて理想のフォームに近づけるとスピードに乗れますが、思ったよりもスピードが出過ぎます。

そこからはきれいに失速です。でも愛媛マラソン前の調整ですし、わたしにも意地があります。絶対に4分30秒/kmを切らないこと。それを目標に切り替えました。

18〜19kmで4分26秒。ここが一番危なかったところ。カーブの多い公園から、路面の荒い道路に出たところ。しかも目の前には壁のようにそびえ立って見える橋。

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走れなくても気持ちは折らないこと。粘ればまた足が戻ってくる可能性があります。結果的には足は戻ってこず、吐きそうになるくらいまで追い込んで走りました。

1時間30分48秒(ネットタイム:1時間30分26秒)

スタート時にウエストポーチが外れなければ…なんてタラレバを言っても仕方ありません。これがいまのわたしの実力です。ただし、1時間30分を切れなかったということを除けば、決して悪い状況ではありません。

まだ4分台前半でも苦しさを感じずに走ることができる、その領域にまだ自分がいられるということについては安心しています。もちろん、後半の失速はいただけませんが、大失速にはなりませんでした。

1年前も前半は似たようなタイムでしたが、後半15kmから一気に落ちて18〜19kmで4分43秒もかかっています。12月にしっかりと体づくりをした成果が出ています。

ここから良い調整をして、体をフラットな状態にすることができれば、愛媛マラソンは4分30秒/kmくらいのペースでも走れそうです。あとはそこで欲を出さないこと。しっかりとリズムを刻むことです。

愛媛マラソンでの3時間30分はなんとしてでも達成したいところです。でもそういうプレッシャーも自分らしい走りを出すにはじゃまになるかもしれません。

またこの日と同じように、自分の体の声を聞きながら、まずは2/3まで安定した走りをして、そこから1/3は得意の気合と根性、それに経験と知識を加えて乗り切るつもりです。


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著者:竹下雄真
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