第2回富士山マラソンは信頼を取り戻せる大会になったのか

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第2回富士山マラソンをマラソン大会としてどうだったのかという視点から振り返ってみようと思う。第1回は道路状況により5000人がスタートラインに立てなくて大問題になったこの大会。第2回は改善されたのか、それともさらなる問題が発覚したのか。あくまでもおいらの主観でしかありませんが、第3回富士山マラソンに出場しようと考えている人にとって少しでも参考になればと思い書いてみましょう。

まず、心配された渋滞ですが基本的には渋滞によりスタートラインに立てないという人はほとんどいなかったのではないかと思います。大会事務局から何度もメールが来たこともありますが、参加するランナーがそれぞれ対策をした結果ではないかと思います。スタート時間が第1回よりも遅かったのも良かったです。前回の8時15分スタートとか、いったいどこの誰が承認したのでしょう。とにかく朝の渋滞はほぼ皆無だと考えてよいでしょう。

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ただし、渋滞がまったく悪影響を与えないというわけではありません。前日に参加賞の受け取りができるのですが、とてもじゃないけど河口湖周辺に車では向かえません。主要道路はもとよりも、裏道を駆使しても会場近くまで来るとほとんど動きません。おそらく会場周辺で駐車ができる数が限られているのでしょう。駐車場の空き待ちという状況で渋滞が発生しているのだと思います。参加賞は当日でも十分余裕があるので車で移動の人は前日受け取りは諦めましょう。

そして最大の渋滞は帰りの渋滞です。ただでさえ紅葉の季節で中央道も東名も混雑するところに、つっこむわけですから渋滞しないわけがありません。こればっかりは避けようがないので河口湖周辺でゆっくり休んでから帰るか、マラソン終了直後に急いで戻り、少しでも渋滞が緩いうちに帰るしかありません。おいらは道志みちを利用して帰宅しましたが、峠道の運転に不安がある人や、煽られる前に道を譲れる人でなければ夜間の道志みちはおすすめできません。

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大会の運営的に改善が必要なのはトイレの数でしょうか。1万人を超える参加者の割にはトイレが少ない。スタート地点付近では周辺のお店のトイレを使わせてもらうことも可能です。というか使うしか選択肢はないほど簡易トイレは絶望的な行列になっています。走りだしてからもトイレは設置されていたり施設のトイレを利用できますが、中間点を越えるぐらいまでは混みやすい状態です。正直参加賞にTシャツとサングラスみたいな豪華なことはしなくていいので、どちらかをやめてトイレを増やして欲しい。

気温はその年によって違うと思いますが、昨年も今年もスタート時はかなり冷え込みました。日が出る前はおそらく氷点下です。スタート時も1℃とか2℃とかその程度です。それだけならまだいいのですが、そのあと10℃以上にまで上昇するのです。この気温差10℃というのがやっかいです。スタート時に着込んだ人はあとあと苦しむことになります。手袋がいたるところに落ちていました。脱いで手に持っていたものを落としてしまったのでしょう。

走りだしてからはスタート後の混雑がひどいです。こんなにも走りにくい大会は初めてです。ランナーに対する道幅があまりにも狭すぎます。スタート直後の道幅で考えれば5000人規模の大会にすべきなぐらいです。スタートから5キロはまともに走れません。それ以降は自分のペースで走れますが、それでも頻繁にコース変更が必要でした。よほど前方でスタートを切れない限り最初の5キロは諦めてください。

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コースは難コースです。20キロ過ぎにある上り坂は1キロで100mぐらいの高低差でしょうか。ここで多くのランナーがペースを乱します。足も消耗します。坂を上がりきったところからふくらはぎを伸ばしたり、屈伸をする人が増えてきます。そしてこの坂は、終盤に下り坂として待ち受けています。足がボロボロになった34キロから35キロでの下り坂です。スピードに乗るどころか足をつらないように慎重に走るしかできませんでした。そういう意味ではこのコースの最大の難関でもあり、面白さでもあります。しっかり足を作ってから挑戦してみたくもあります。

エイドはすぐれているほうだと思います。ドリンクは水かVAAMです。食べ物があるところではバナナと明治のチョコレート類(たけのこの里やアポロ)、あとはタブレットやグミがあります。この他に、坂の手前ではうどんの給食があり、30キロ付近ではおにぎりとお味噌汁があります。坂の手前、これから勢いつけて上ろうというところでうどんというのはどうかと思いますが、ネタ的にはおもしろい。できることなら富士山にちなんだ銘菓なんかあると完璧です。

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爆風スランプの生ライブはすごかった。名曲「Runner」はランナーのために作った曲ではなかったのだとか。ただ、多くのランナーを支える曲のひとつには違いない。その曲をライブで聞けるなんてめったにない経験でした。来年以降も行われるのかはわかりませんが、これは絶対に続けてほしい。

あとは前日の宿をスタート周辺に確保できるかどうかが重要になります。前後泊できてなおかつ電車で移動。これでこの大会はかなり快適なものになります。民宿だと宿によってはものすごく寒いそうです。おいらは車中泊。寒さで何度も目がさめました。宿は参加者に比べてかなり少ないので、大会にエントリーしたらすぐに予約しましょう。それも少しぐらい値段が高くてもスタート地点まで歩いていける範囲であることが重要です。

来年も出たいかと問われると、ちょっと返答に困ります。まずタイムを追うことはできない大会です。平坦なコースに比べて消耗が激しすぎます。それでも、過去の自分を越えていくという意味では面白い大会だと思います。少なくとも敬遠する理由は難コースだということ以外にはありません。その景色は絶景で、日本有数の景観のすばらしい大会であることには間違いありません。ランナーなら一度は走っておくべきコースのひとつです。一度で十分かどうかは…その人次第ですね。

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