ウルトラトレイル・マウントフジのサポートをするために調べてたらまんまと出てみたくなった

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アメリカに住む友人が来週のウルトラトレイル・マウントフジ(STY)に出場します。最初は応援だけのつもりだったけど、いろいろとブログなんかを読んでいるうちに、見に行くだけじゃもったいないと思い、サポートさせてとお願いしてみました。サポートといっても何をすればいいのかこれまた調べなければわからない。そうやって調べていくうちに、なんだか自分が走るような気分になって、まんまと出てみたくなってしまったわけです。

ウルトラトレイル・マウントフジには参加資格があります。富士山の周りを1周するUTMFと半周するSTYとでは参加資格が当然違ってくるのだけれども、わたしはトレイルレースに出たことがないので当然参加資格がない。そして何よりもトレイルレースに出たいと思わないという最大の問題があります。トレイルレースに出たくないのにウルトラトレイル・マウントフジに出るためにトレイルレースに出るというのはどうしたものかと。

もちろん、スキル不足の人がこの大会に出て問題になるようなことは避けなければいけないので、参加資格は必要だろうと思う。わたし自身の心情の問題というか、ランニングとの向き合い方の問題です。今年ウルトラマラソンにも挑戦するけど、わたしが走っているのはマラソン大会のためではなく、移動手段としてのランニングを鍛えて走りながら旅をしたいだけなので、マラソン大会は試合、そう試し合う場でしかないのです。

それでもウルトラトレイル・マウントフジは魅力的です。なぜなら、この大会はマラソン大会でありながらマラソン大会ではない。順位は付くが本来の目的は競争ではない。もうこれはひとつの旅なのだと過去参加者のランナーのブログを読んで感じました。そういう意味では走力を試す場としてのトレイルレースというのは避けて通れないのかもしれません。

なぜトレイルレースに出たくないのかはわたし自身よくわかっていません。箱根の山なんかを走っているときに、ものすごく気持ちい風が吹いたりするのです。そういう瞬間ってレースじゃ味わえない気がするんです。山と一体になる、自分自身が自然の一分になる感覚。そういうのってレースではなく自由に山を駆け巡るときにしか得られないかなと。

実際にレースに出ていないのでレースでも同じ感覚を味わえる可能性はあります。でもレースはやっぱりスタートとゴールが決まっているから制限があります。自分だけで山を駆け巡るときは好きなときに好きな道を選んで進むことができます。その差は実はすごく大きい。自由になるために山を走っているわたしに自由ではないトレイルレースを走りきれるのか正直自信がないのです。

そういうのも全部ひっくるめて、でもやっぱりウルトラトレイル・マウントフジに参加してみたいです。きっと実際に会場に行くとその思いは強くなるんでしょね、間違いなく。

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