大都市マラソンを芸能人が走ることについて

PA250128

大阪マラソンは何人かの芸人とジャニーズのメンバーが参加していた。他にもテレビ的に美味しいランナーが出ていたようなイメージがある。大阪なので芸人はもちろんのこと大会を盛り上げるためにかなりの数の芸能人が走っている。

あくまでも私のイメージだが、今年の東京マラソンはあまり著名人を走らせていなかったような気がする。このあたりは大阪と東京で方向性が違って面白いなとは思うのだが、わたしとしてh芸能人を走らせる必要があるのかがもっとしっかり考えてもらいたい。

そもそもフルマラソンというのは決して難しい競技ではない。24時間テレビで100km走らせたりしているのでマスコミ的にはまだフルマラソンも100kmも特別なチャレンジだと位置づけているのかもしれないが大きな勘違いだ。

きちんと練習さえすればフルマラソンを走ることなんてほとんど誰にでもできる。あえてそれが難しい人を上げるなら病気持ちか体重が重い人ぐらいだろう。きちんとコーチが付いてフルマラソンを完走できないことはほとんどありえない。

ところが大阪マラソンでわたしが遭遇した芸能人の1人は25kmぐらいだろうか、すでに足を引き釣りながら歩いていた。彼は結局完走したし、ファンも感動したようだが、ただの練習不足かペース配分のミスとしか思えない。

たくさんのスタッフに囲まれていたからペース配分のミスとは思えないが、彼はBブロックスタートだったので周りに流された可能性があることは否めない。だがそれをなんとかするのがスタッフの役割なはずだ。

大阪マラソンを走った芸能人のうち何人かが写真撮影がNGだったりもした。天下の公道を芸能人枠で走っていながら写真撮影がNGだというのはどういうつもりなのか100回問いただしたい。

「じゃあ出るなよ」というのは言いすぎだろうか。隠し撮りはともかく「撮っていいですか?」という人に「写真NGです」と言うのは誰にメリットが有るのだろう。

大阪マラソンも東京マラソンも芸能人のためにあるわけではない。大会を盛り上げるために芸能人と協力しているだけなのに、芸能人側が特別扱いを求める。そしてそれを認める運営側。

彼らに一般の市民ランナーの感覚はない。

別に芸能人が芸能人枠で走ることは勝手にすればいいと思う。でも芸能人が芸能人枠で走る意味はもう少しまじめに考えたほうがいい。声を掛けても言葉も返さない。ヘタすればめんどくさい表情をする芸能人ランナーもいる。

気持ちはわかる。辛いときに話しかけられたくないのがランナーだ。

でも芸能人の参加が本当に意味のあることなのかはきちんと考えたほうがいい。まともに練習する時間の確保もできないぐらい忙しい芸能人を走らせてボロボロにしてゴールさせるという茶番は24時間マラソンも含めてやめさせたほうがいい。

そんなことをしてマラソン人口が増えるとは思えない。注目を浴びても一時的でしかない。

もっと本質的な部分で魅力を表現できなければマスメディアの存在意義さえ問われることになる。そしてマスメディアはすでにその段階にきている。

フルマラソンを完走することがすばらしいことだ、そのハードルを無闇に上げないで欲しい。

目先のことばかり追いかけると、本当に大切なモノを失ってしまうことになる。少なくとも大都市マラソンを芸能人が走るなら、もっと違う方法でアピールしてもらいたい。

声援を送る人たちや、懸命に走るランナーとハイタッチできないような芸能人が大都市マラソンに本当に必要なのだろうか。

スポンサーリンク