愛媛マラソン「アスリートエントリー」申し込み用紙が届いた

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愛媛マラソンの面白い試み。通常のエントリーは今年から抽選になり、それとは別にアスリートエントリーという枠が作られました。どういうことかというと、平成23年1月1日以降で日本陸上競技連盟の公認コースで開催されたマラソン大会でグロスタイムが男子3時間30分、女子4時間以内のランナーを対象に、先着1500人の枠を設けているのです。そういえば今年もエリート枠とかアスリート枠みたいなものがあったのを思い出しました。通常は、必要書類を事務局に送って審査後に専用払込用紙が届いた送られて来るのですが、愛媛マラソンでの対象者には8月1日付で専用払込用紙が郵送されたのです。そして3時間3分55秒のおいらにも届きました。

こういうことを首都圏でやると「速いランナーだけ優遇するな」とか「速いことが偉いことなのか」なんて言われかねない試みです。いや、実際に愛媛ではそれなりに問題になっているのかもしれない。でも、決して悪いことばかりではない。市民ランナーに目標を与えると言う意味では「ここまで頑張れば優遇してあげる」という線引をはっきりさせたことで、多くの市民ランナーがこのエントリー資格を目指して日々のトレーニングを積むことになる。ギリギリで権利を得たランナーはなんとか来年も権利を得ようと頑張る。自然と全体のレベルが上がってくるわけだ。

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実はエントリーに制限を設けるというのは海外のマラソン大会でも見られる。一番シビアなのはボストンマラソンだろう。年齢にもよるけど、35〜39歳男性の参加資格は3時間15分だ。愛媛マラソンのように一般のエントリーはない。ようするに年齢ごとの参加資格をクリアしていなければ、どんなお金持ちであっても有名人であっても出場することができないのだ。必然的にボストンマラソンは全米の市民ランナーの憧れになる。「いつかボストンを走りたい」というのがアメリカの市民ランナーの目標になっている。

日本でも福岡国際マラソンは参加資格をクリアしていなければいけないが、それ以前に陸連登録者であるという大前提がある。そのうえでAグループは2時間27分以内、Bグループは2時間40分以内。決して市民ランナーの目標にはならない。むしろ実業団ランナーのための大会だ。

市民ランナーが目標とする大会があってもいいんじゃないかとおいらは思っていた。すべてのマラソン大会がすべてのランナーに門戸を開かなくてもいい。東京マラソンや大阪マラソンがマラソンのお祭りとするのなら、その対極の大会を開催するような地域があってもいいんじゃないかと思う。交通の便が悪すぎたり宿泊施設が不足するなんていうのは問題外だけど、愛媛や徳島のようなそれなりの人数を受け入れられる地方都市は参加資格の厳しいマラソン大会という路線を開催しても面白いんじゃないかと思う。

愛媛マラソンはその試金石になるんじゃないかな。何よりも過去3大会の参加資格者には事務局側から申込書を郵送するという姿勢がいい。決して「来たいなら来ればいい」という上から目線ではなく、試行錯誤でなんとかして愛媛マラソンを楽しんでもらおうという気持ちが伝わってくる。

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ただ、ただね…「心はひとつでござる」ってなんだよ!百歩譲って言いたいことはわかる。でもポスターの殿は誰だよ!愛媛にそんな歴史上のすごい殿様なんていたっけ?松山城で歴史的な戦があったなんてことも聞いたことない。いや、いいんだよ。インパクトって大事だし。でも、このポスターに承認印を押した偉いさんって…器がでかいなぁ伊予の国の人たちは。

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