河童の第19回24時間ゆめリレーin湘南ひらつか2016奮闘記

1474884521472大会3日前、寝る前の体温が39.4℃。ただの風邪だと思ったのですが、風邪のわりには咳も出ないし頭痛もない。仕事はしっかりできるけど、色んなところが痺れている状態。

37℃台まで下がったら走ることにしよう。

そう思って迎えた平塚24時間リレーマラソン4時間の部の当日の午前5時。

37.8℃

ぎりぎりセーフ・・・いや、本当にセーフなのかどうかはわからない。でも自分が決めたことなのだから、会場へ向かう準備を始めた。実際に荷造りは前日にしているし、さすがにラン旅慣れしているので、荷造りはいつも一瞬。

「40秒で支度しな」

ドーラおばさんに急かされても、まったく慌てずに数秒の余裕を残して家を出られる自信がある。

それはまぁどうでもいい。

とにかくわたしは家を出て、鶴巻温泉駅に向かい、とりあえず財布の中には諭吉さんも一葉さんどころか英世さんすらいなかったのでATMに向かったのだが、ATMの扉が開かない。

知っている、日曜日のATMは7時から。

同じ理由でコンビニのATMも使えず、40秒で支度した意味が一瞬にして消え去るところだったが、さすがハダシスト。そこは抜かりなくSuicaに1700円の残金。

もちろん計算通りだ。いつチャージしたのかはまったく覚えていないが。

伊勢原からバスに乗り換えていざ決戦の地、平塚市総合公園へ。

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前置きが長すぎたが、午前9時からスタートする平塚24時間リレーマラソン4時間の部に出場する準備は整った。チームメンバーは5人。コースは1周1.73kmとのこと。

決して優勝を狙おうというチームではないため、1周は平均で10分といったところだろうか。第4走者な上に、1回で複数周回走ってくれるメンバーがいるので計算上は4周、約7kmを走ればいいだけ。

簡単なお仕事だ。

いや仕事ではないのだが、実はわたしはそもそもこのチームのメンバーではなかったのだが、登録ギリギリで参加できなくなった人がいて、運営にメンバー入れ替えをお願いして参加することになった。

なので会場入りしたところで、「あれ?最初からいた?」「今年は走らないの?」など、声をかけられるのだが、どうも夢の島同様に平塚も走って当たり前のようにみんな考えているようだ。

実際のところ、夢の島は9回出場しているが、平塚は4回しか出ていない。しかも平塚では最後の数周しか裸足にはならない。路面が荒すぎて裸足には向いていないから。

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そんな路面なので、和紙布シューズを用意したのだが、結局わたしが選んだのは裸足。

理由は2つある。

ひとつはスピードをあげると心拍数が上がりすぎて体が耐えきれなくなると判断したため。この日の起床時の心拍数は70なので、最も低いときから18近くも高いことになる。

最大心拍数は40歳なので207-40×0.7で179。もちろんかなり粗い計算なのは分かっている。起床時の心拍数が18高いので、いつもよりもバッファが15少ないことになる。同じ走りをしても単純に18は心拍数が上がる。

もちろんそれも乱暴な計算なので、そういう考え方があるというくらいに知っておいてもらえればいい。

そこから考えると、いつもよりも10%低めのパフォーマンスまでしか体は耐えられないという計算になる。

この状態でシューズを履いて飛び出したら、うまくスピードをコントロールできず、おそらく1周も体が持たないだろう。そう考えてスピードの出にくく、コントロールをしやすい裸足で走ることにした。

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そしてもうひとつ、24時間走り続けている仲間がいる。そういう人たちへのリスペクトを示すには、普段は裸足にならない平塚市総合公園を裸足で走ることなんじゃないかとわたしは考えた。

24時間ではなく4時間のリレーという部門で出ること。そこでわたしが出来ることは、痛さに耐えながらも全力で駆け抜けること。その背中を見てもらいたかった。

実際に彼らの目にどう映ったのかはわからない。ほぼ自己満足でしかない。

とにかくわたしは裸足でタスキを受け取った。

中継地点は広場なので路面は土。何の問題もない。

ところがそこから周回コースに入ると路面は一気に荒れて、裸足の足を刺激する。「こんなに路面が荒かったっけ?」と思ってGPS時計を見てみると、「4:20/km」の表示。

こういう言葉遣いは好きではないのだが、あえて言おう。

「バカじゃないか」

そして久しぶりの裸足でのスピードラン、しかも病み上がり。フォームがひどい。じっくりとフォームを治すもののちょっとした刺激ですぐにフォームが崩れる。

そして1kmを超えてきたところで、体がガクンと言うことを効かなくなる。熱があるってこういうことだ。

でも残り700mは声援も多い場所。裸足のかっぱは声援をエネルギーに変えることが出来る。ただのお調子者とも言うが、気合と根性は得意分野。

1周目はなんとか4:28/kmで駆け抜けることができた。ただしそこからがジリ貧。

1周目:7:25 4:28/km
2周目:7:26 4:29/km
3周目:7:59 4:54/km
4周目:7:59 4:52/km

3周目にはすでに体の筋肉はまったくコントロール不能の領域に突入。背筋がガチガチになってとても使い物にならない状態なので、これはもう1周を8分以内で走る意地だけの世界。

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チームトータルの結果は26周44.98kmで21位(29チーム中)。距離ではまったく貢献できず。

それでも多少の収穫はあったし、そもそも走れただけでも儲けもの。人生はあれもこれもは手に入れられないのだよと、神様が最近天狗になりがちなわたしに釘を刺したのだろう。

万里の長城マラソンまでにはもうワンランクレベルアップしておきたい。

そんなわたしに、きっちりとレース後の練習が用意されていた。

打ち上げを行なったのは海老名にある焼肉屋さん。人気店らしく、5時過ぎの到着ですでに満席。そしてそこにいるのは時間を持て余した6人のちびっこたち。

狭い敷地内で鬼ごっこが始まる。いや、正確には1対6の河童対子どもの無制限1本勝負。

30分近く全力で走り続けていたような気がする。せっかくコントロールしていた最大心拍数はなかったことにされ、全力で戦わされる河童。

今朝起きて、ふくらはぎのインナーがものすごい痛みだったのだが、これは間違いなくマラソンのせいではなく、鬼ごっこのせいだろう。モハメド・アリを彷彿させる華麗なステップを繰り返し、ジャンプ&ダッシュをひたすら繰り替えした結果。

帰宅後の体温は38.5℃・・・

もう一度、あえて言おう。

「バカじゃないか」

まぁ多少は前後の見境なくバカになれるからハダシストなんて名乗っているんわけだが、今回はさすがに無茶しすぎたと痛感。まずはしっかり風邪を治すようにしなくてはならい。

万里の長城マラソン対策もそれからだ。

ただ24時間仲間に言われた「それ風邪じゃなくて、中国で得体の知れない何かをもらってきたんじゃないか」の一言だけが耳から離れない。


ウルトラマラソンマン
著者:ディーン・カーナゼ
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