笑顔なき42.195kmのレポートと愛媛マラソンでの苦しみの理由

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異変はスタート前から、いや今週はずっとおかしかったかもしれません。朝起きたときに伸びをしたら足を攣りそうになることが連日続きます。いま思えばなんらかの栄養成分が不足のシグナルだったのかも。

愛媛マラソンのスタート位置はAブロックで、後方に入ったにも関わらずスタートラインへの移動で、なぜかかなり前方になり、ロスタイムは数秒しかない状態。

スタートの1kmはロスタイムも考えて5分くらいでいいかなと思っていたのに、サブ3の人たちの流れに乗ってしまい4分18秒。さすがにまずいと思いここからゆっくりと4分30秒台にアジャスト。

10kmくらいまではあっという間に過ぎていったのですが、15kmくらいから足の力がまったく地面に伝わっていない感じがあり、それでもふくらはぎがしびれ始めます。

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そして何よりも最初の給水から水が上手に飲めません。水を口から流し込めないのです。最初はたまたまかなと思っていたら、水を取るエイドすべてで水をきちんと飲めません。

その後のエイドで食べ物を取るときも口で噛んでもそのあと飲み下すことができず、よくよく体のチェックをしてみると、あまり上手に息を吸えていない感じがあります。

以前、息が吸えなくなったときほどではありませんが、空気の入りがかなり悪い状態です。

そして、いまこの記事を書きながら思い当たることがあり、鏡で喉を覗いてみると見事に腫れています。今回の愛媛マラソンの不調の原因がいまわかりました。コンディションがいいと思ってましたが、そうでもなかったようです。

ともあれ走っているときはそんなことはわかりません。とにかく15kmくらいからまったく足から地面への力の流れがおかしくなってしまったため、ペースを一気に落とします。

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20kmまでを4分30秒で走り、20km以降は1kmを5分前後で走ろうと思っていましたがそこから徐々にタイムを落としていきます。そして20kmで1kmを5分に調整しましたが、そこからズルズルとタイムが落ちます。

24km手前で、完全に足のエネルギーがエンプティになり、足が走ることを拒否しました。

ここで愛媛マラソンは実質終了です。状態としては完走が目標になるくらいまで、よくない感じになっています。走っては止まりを何度か繰り返し、1kmが6分以上かかるようになります。

埒が明かないということで、いったん早歩きくらいのスピードにまで落として、そこから気持ちよく走れるスピードにまで持っていきます。1kmを6分10秒ぐらいがいいところ。

こうなるとただただ苦しみだけしかありません。走れないなら笑顔になれというのがわたしのスタンスですが、笑顔になれる要素がひとつもありません。本来ならこの時点でサングラスも外すのに、苦しい顔を見せたくないので、サングラスはつけたままです。

たった15kmが永遠のような遠さに感じます。

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周りは快調に走っていくのに自分だけが置いていかれる苦しさ。そういえば昨年も同じことをしていたような気がします。もっとも昨年はコンディション以前に練習できていなかっただけですが。

酸素の供給が完全に不足して、まったく言うことを聞いてくれない足。そして気がつけば腕を振っている自分がいました。走り方すら自分の本来の形を失っていました。

30kmを過ぎてからは、自分のすべてを出し切ることだけを考えて前に進みます。まずは目の前の1kmだけを考えて走ります。

残り5kmまで来たところで、沿道の声援が始まり、その一つひとつに答えることで、苦しみを小さくしていきます。今年は川内優輝さんが走るということもあって、沿道はかつてない人手になっています。

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嬉しいことに川内さんが走り去ったあとも、地元の人たちが応援を続けてくれます。喉が枯れるまで声を出し続けてくれる松山の人たち。苦しいなんて言っている場合ではありません。

3時間30分のアスリート枠は取れなくても、この声援に応えるために1分1秒でも速くゴールに飛び込むこと。その気持ちがわたしを支えます。

そして3時間44分20秒でゴール。昨年のタイムが3時間44分42秒。

22秒更新とはいえ、ゴールした瞬間はなんとか帰ってこれた安堵感と、フルマラソンでかつてない疲労感がわたしを支配します。記録証と荷物を受け取ってその場に座り込んでしまいました。

しばらく休んで立ち上がろうとすると、左足のふくらはぎ攣りかけます。それを回避しようと体をねじったら、右足の付け根が攣りそうになります。そうこうしているうちに右足のふくらはぎが攣りそうになり身動きが取れない状態に。

完全に体中に酸素を送れていなかったようです。まぁ喉が腫れているなら当然でしょう。そのときはなぜこんな状態になるのかまったく分かりませんでしたが、いまは納得です。

自分の体調管理が悪かったとはいえ、見事なほどに不完全燃焼。自分のすべてを出し切ったものの、結果がまったくついてきていません。タイムはともかくもう一度きちんと走らなければ気持ちの収まりがつきません。

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来週の熊本城マラソンで走り直しといきたいところですが、さすがにこの疲労感は1週間では抜けそうにもありません。ですので、3月5日の鹿児島を裸足で走るつもりでしたが、こちらをシューズでしっかりと走ります。

タイムは気にしないので、前日にお酒を少しくらい飲むかもしれませんが、もう一度体重を落とすこともして、スピード練習も加えて、いい状態でレースに望みます。

きちんと自分のコンディションを整えたうえで、本来の自分の走りをすること。それをしなければ次のステップのサブ3には行けません。

鹿児島マラソンを最高のコンディションで、笑顔でいい走りをすることで、2016-2017シーズンを終わらせたいと思います。いや、シーズンの終わりの終わりはその翌週の大山登山マラソンですが、それはお祭りのようなもの。

まずは疲れをしっかり癒やして来週の熊本城マラソンを走って戻ります。


あなたのその苦しみには意味がある
著者:諸富 祥彦
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