そうだ村上に行こう

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日本海側で大きな地震があったと聞いたとき、最初に友だちの実家は大丈夫だろうかと心配になりましたが、次に思ったのは「酒蔵のお酒は大丈夫だろうか」という不謹慎な心配でした。

震源に近い新潟県の村上は過去に2回ほど訪れたことのある場所で、初めて訪れたときに〆張鶴に出会い、わたしの日本酒好きはそこから始まりました。

いつのことだか思い出せませんが、帰りの電車でダウンコートを忘れたのは覚えているので、少し寒い時期だったのでしょう。

そのときが初めての新潟だったかもしれません。その後も村上に行ってきますが、そのときには日帰りだった気がします。古い建物を見たり鮭料理を堪能したり。

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村上には〆張鶴だけでなく、大洋盛という地酒もあります。〆張鶴は上品な感じがしますが、大洋盛は力強いという印象が残っています。実際のところどうだったのか、もう記憶が捏造されすぎていて覚えていません。

ただ、大洋盛で作られたケーキが美味しかったことははっきりと記憶しています。

ちなみに村上は日本海に沈む夕日が美しい町ですが、残念ながら2回ともそれの夕日を見ることができていません。いつかは村上で夕日を見たいなと思いつつ、もう何年も経過しています。

村上には笹川流れマラソンがあります。4月に開催されるハーフマラソン。さらには元旦に開催される村上市元旦マラソン大会もあります。

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笹川流れは村上市にある海岸で、日本百選のひとつです。この海岸を眺めながら走るマラソン大会が笹川流れマラソン。参加したいなと思いながらもこちらも実現できず。

少しばかり思い入れがある町なので、それゆえに近寄りがたい場所のひとつでした。ただ、こうして文章にしてみると、きちんと過去のこととして消化できているようなので、もう遊びに行っても良さそうです。

誰でもそういう場所の1つや2つくらい持っているかと思います。40年も生きていれば、思い出があるゆえに足を運べない場所もあるわけです。わたしだけでなく他の人だってそうだと思います。

普段は記憶の奥底に眠っているけど、こうして災害などで取り上げられて記憶がフラッシュバックする。それを縁と感じるか、偶然と考えるかは人によって違いますが、夢想家のわたしはもちろん前者です。

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村上は鮭の街で、漁が始まるのは10月下旬から。鮭が吊るされるのが12月ですので、そのあたりが狙い目でしょうか。

ちなみに鮭には抗酸化作用のあるアスタキサンチンが多く含まれており、日本を代表するトレイルランナーの鏑木毅さんも、いつも鮭を食べているのだとか。

さらにちなみにですが、アスタキサンチンの効果に関しての国立健康・栄養研究所による見解が下記になります。

俗に、「悪玉コレステロール (LDL) の酸化を抑制する」「動脈硬化を改善する」「糖尿病を予防する」などと言われているが、ヒトでの有効性については信頼できるデータが見当たらない。

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実際に効果があるのかないのかはどうでもいいことで、「信じるか信じないかはあなた次第」の世界。わたしはサプリメントとして摂取していた時期もありましたが、めんどくさがりな性格もあり、今は飲んでいません。

話が大きくそれてしまいました。

アスタキサンチンが含まれていようが含まれていまいが、鮭は美味しい食材です。実はアスタキサンチンは摂っていませんが、鮭は2日に1切れくらいの割合で口にしています。鮭チャーハンにしたり、鮭雑炊にしたり。

日本海に沈む夕日を眺めながら、鮭をつまみに大洋盛と〆張鶴で一杯。ちょっと楽しみになってきました。


パ酒ポート新潟・庄内2018-2019
著者:村山和恵 (監修), ニール (編集)
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