1泊旅行の持ち物を7kg以内に収める3つのポイント【LCC対策】

1泊旅行の持ち物を7kg以内に収める3つのポイント【LCC対策】

わたしは以前から「旅の持ち物は最小限」を心がけていることもありますが、飛行機での移動にLCCを活用するようになってから、さらにその傾向が強くなっています。なんせLCCは7kg以内に持ち物を減らさないと、預け荷物代が発生しますので。

ただ7kgとなると、わたしはMacBook Airとデジカメが必須なので、かなり荷物を絞らなくてはいけません。そこで、ここではわたしが行っている1泊旅行の持ち物をコンパクトに収めるポイントを3つご紹介していきます。荷物を減らしたいけど、どうしていいのかわからない人は、ぜひ参考にしてください。

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LCCの機内持込手荷物制限一覧

まずはLCCの機内持込手荷物制限について、2020年1月の時点でどうなっているのかを見ていきましょう。

 国内線国際線
ジェットスター7kg7kg
ピーチ7kg7kg
バニラエア7kg7kg
エアアジア7kg
スクート10kg
タイガーエア10kg
春秋航空7kg5kg
香港エクスプレス7kg※
チェジュ航空10kg
エアソウル10kg

日本国内を移動する場合には、基本的にどのLCCも手荷物は2個で7kgまでです。これを超えた場合には、ソラシドエアやスカイマークなどのほうが安くなることもあるので、LCCのメリットはほとんどありません。ソラシドエアやスカイマーク、AIRDOは預け荷物も無料なので荷物の量を気にする必要はありませんし。

いきなり余談になりますが、わたしが台湾に行くときにはスクートかタイガーエアを使っています。台湾ではマラソンを走ることが多く、マラソンに出るとあれこれもらって帰ることが多いので、往路の7kgはクリアしても復路でオーバーしてしまうので。

国内の陸路移動でも荷物を減らす3つの理由

国内の新幹線や夜行バスに乗るときも、わたしは7kg制限を意識しています。LCCほど神経質に持ち物を減らすことはありませんが、可能な限り荷物を軽くするのですが、その理由は3つあります。

  • 現地ですぐに行動できる
  • 荷物が常に手元にある
  • 移動で疲れない

この3つは、1泊旅行のように短い旅のときはかなり重要になります。それぞれの理由について見ていきましょう。

現地ですぐに行動できる

1泊旅行はとにかく時間がありません。長期の旅行の場合には、ゆっくりとする時間を設定しますが、そうでないなら1分1秒も無駄にしたくありません。到着してから夜まで観光に使って、眠る直前にチェックインすれば時間が無駄になりません。

荷物が重いとそうはいきません。まずはホテルやゲストハウスにチェックインして荷物を預けることになり、それだけで1時間くらいのロスになります。さらに、夜行バスで移動する場合には早朝すぎてチェックインできないという問題もあります。荷物を持って1日歩き回るとなると、やはり7kgまでが理想です。

荷物が常に手元にある

荷物が重いと宿やコインロッカーに預けたりすることになりますが、わたしはあまり先のことを考えるのが得意ではないので、観光に必要なものまで預けてしまうことが多々あります。よくあるのはモバイルバッテリーやカメラのバッテリーです。すべての荷物を持っていれば、その心配はありません。

新幹線などで移動中に寝てしまい、到着と同時に目が覚めたとしても荷物が1つだけなら置き忘れるということもありません。これは確率の問題で、荷物は数が多ければ多いほど忘れる可能性があがります。でも1個しかないなら、それを忘れるなんてことはまず発生しません。

移動で疲れない

旅は楽しいものですが、それでも疲れます。わたしは旅行に行くと1日で3万〜4万歩くらい歩きます。10kgの荷物を背負ってそれだけの距離を歩くと、ランナーといえどもかなり疲労が溜まってしまいます。荷物の管理という意味で心理的な疲労も発生します。

1泊旅行でそんなに疲れたくはないので、可能な限り持ち物は減らしたいところです。具体的にどのようにして持ち物を減らしているかについて、次章で詳しく解説します。

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1泊旅行の持ち物を徹底して減らす3つのコツ

それでは次に、実際にわたしが持ち物を7kgにまで減らしているときのコツについて解説していきます。

  • 20L以下のリュックを使う
  • 予備を持たない
  • 不便を楽しむ

持ち物を減らすコツは、このようにとてもシンプルです。とはいえ、これだけではよくわからないと思いますので、それぞれのコツを簡単に説明していきます。

20L以下のリュックを使う

1泊旅行くらいであれば、とにかく小さなリュックを選ぶことです。わたしが使っているのはシャオミ(Xiaomi)のUrban Style シティーバックパックですが、約17Lしかありません。このリュックのメリットは、どれだけ詰め込んでも7kgを超えることがほとんどないということです。

17Lだとほとんど入らないと思うかもしれませんが、衣類をジップロックに入れて圧縮すれば、かなりコンパクトになるので問題ありません。ちなみに旅行用の圧縮袋が売られていますが、そんな高級品を買う必要はありません。ジップロックで十分に圧縮できますので覚えておきましょう。

リュックに入らない荷物は持っていきません。困るか困らないかではなく、持っていかないという決まりです。まずはそういう腹のくくり方が必要になりますので、持ち物を減らせないという人は「ここに入るだけしか持っていかない」と決めてください。

予備を持たない

持ち物が多くなる人の傾向として、何でも予備を持とうとします。慎重な人は予備の予備まで用意して最悪に備えます。でも、ジャングルにでも行くわけでなければ必要なものは何でも現地調達できます。衣類は1セットあれば十分ですし、モバイルバッテリーも1個でいいでしょう。

雨が降るのが確定しているのでなければ、傘や雨具も必要ありません。使わない可能性があるものはひとつも持たないようにしましょう。カメラが趣味の人はレンズをたくさん持っていきたくなるかもしれませんが、撮影の仕事でもないかぎりレンズ1本で十分です。

不便を楽しむ

あれもこれも持っていると便利です。旅行先のホテルでも自宅のように快適に過ごせます。でも、1泊旅行であっても旅は非日常を楽しむものです。そして、不便さというのが非日常をより密度の濃いものにしてくれます。

急な通り雨をやり過ごすために、近くにあった喫茶店に飛び込む。そこで会話が生まれることもあります。傘を持っていたら雨の中をひたすら目的地に向かって歩くことになります。どちらがいいかは人によりますが、少なくともわたしは不便が生み出す偶然を楽しむようにしています。

これができるようになると、持っていないことを不安に感じるどころか、ちょっとした冒険にでも出かけたような気分になります。必要なものを持っていないから、どうしようかと考える。どうしても必要になって買いに行くとなったら、お店の場所を周りの人に聞いてみる。それこそが旅の醍醐味です。

わたしが1泊旅行に持っていくもの

最後に、わたしが1泊旅行に何を持っていくのかもお伝えしておきましょう。

  • MacBook Air
  • ミラーレスカメラ(オリンパス E-M10)
  • カメラバッテリー
  • 衣類一式
  • iPhone
  • モバイルバッテリー
  • 充電ケーブル2本
  • 財布
  • ペン1本
  • メモ帳
  • 電子書籍(kobo)
  • 活動量計
  • 整髪料
  • 手ぬぐい
  • 歯ブラシ

こんなところでしょうか。MacBook Airとミラーレスカメラで合計2kgくらいあります。でもこれくらいシンプルで十分に旅を楽しめます。人によっては電子書籍はいらないという人もいるでしょうが、わたしは旅先で本を読むのが好きで、それが旅の目的だったりするので外せません。

ペンとメモ帳もスマホで代用できますが、アイデアを出すときには「書く」がわたしのスタイルなのでこちらも持っていきます。活動量計は腕に巻いておくだけですが、目覚ましとしての役割もあるので必須です。

あとは手ぬぐいを1枚持っていきます。タオル代わりですが、これが1枚あれば体も洗えますし、体を拭くこともできます。そして何よりも薄いのでかさばらないのが嬉しいところです。

女性の場合にはさらに化粧品などが必要になると思うので、ここまで減らすことはできないかもしれませんが、男性なら7kgどころか5kgくらいにまで減らすこともできます。本当に必要な持ち物を削る必要はありませんが、ぜひ参考にしてください。

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まとめ

1泊旅行であれば、着替えと財布、そしてスマホがあればこと足りるのですが、あれもこれも持っていると便利ということで、ついつい持ちすぎてしまうのがわたしたちのよくないところです。不便さの中にこそ面白さが隠れているので、すべて準備するというのはそれを手放しているようなものです。

7kg以内に収めるために、まずは20Lくらいの小さめのリュック1つで持ち物をまとめてみましょう。おそらく入り切らないかと思いますので、そうなったら本当に必要なのかをよく考えましょう。予備なんてなくても心配いりません。旅行で行く場所であれば、海外であっても何でも簡単に手に入ります。

「Welcome trouble」の気持ちで、持ち物を最小限にした1泊旅行を計画してみてください。これまでとは違った感覚で旅を楽しめるはずです。

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